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今読むべき最新書籍16冊 -2015年2月-

「個人が力を伸ばしていくための本」「センスの良さと知性を兼ね備えた本」が続々と入荷している六本木ライブラリー。今月届いた本は何?
新着本からお薦め書籍をご紹介します。


トマ・ピケティの『21世紀の資本』は、トップ1%の富裕層が、社会の多くの富を所有しているのだろうか? 富める人、貧しい人の差はますます大きくなっていくのか? という多くの人が疑問に思っていることを議論する題材として、世界的な大ベストセラーになっています。

人が働いた賃金の伸びよりも、株や不動産等の資本から得られる利益の方が大きい、というこの本の主張、つまり、
「r (資本収益率) > g(経済成長率)」
は、今や流行語になっていると言ってもよいかもしれません。

しかし、実際に『21世紀の資本』を手に取ってみても、経済専門書はなかなか手ごわくて・・・と感じたビジネスパーソンは、実は多いのではないでしょうか。そのためのガイド本も幾つか出版されていますが、まずは「週刊ダイヤモンド2015年2月14日号」を読んでみてはいかがでしょう。

難し過ぎずやさし過ぎず、それでいてツボを押さえたピケティ論の展開は、多忙な私たちに有益なクイックガイドとしてお薦めです。



子どもが独立した60歳代のふたり暮らしの夫婦の大半は、家の中でも外でも別行動。夫婦それぞれに趣味を持ち、自由を謳歌していて忙しい。一方、子どもが小さい30歳代の専業主婦は、他の世代よりも「みんなと同じ」が好き。特定のベビーグッズやキッチン製品を誰もが利用しており、クックパッドのヘビーユーザー。

上記のような姿が見えてくるのは、筆者の一人が考案した「生活調査日記」によるものだそう。大人口セグメントである「60歳代のふたり暮らしの夫婦」と「30歳代の専業主婦」の共通点は、和食好きで「二十四節気」等の日本の季節感を大事にすることである等、うなづける事例が続きます。

書き手の年齢の高さからくる違和感はありますが、現在の大票田である二つのセグメントの実態を理解することができます。






自分にとっても、相手にとってもハッピーな状況になるように交渉すること、win-winを目指すことが、あるべき問題解決の姿だと教えてくれたのは『ハーバード流交渉術』でした。意見が一致しない時でも感情的にならず、どうすればお互いの利益を最大化できるかを考えるというものです。

ビジネスでも家庭でも役立つこの考え方は、論理的思考のお手本でもあり、世界で広く使われてきました。

しかしだからこそ、その上を目指し、「相手にとっては悪くなく、自分にとっては願ってもないほど素晴らしい」結果を得ることができるというのは『ハーバード×MIT流 世界最強の交渉術』。交渉上手といわれることの少ない日本人こそ、読んでおいた方が良さそうですね。

(ライブラリーアドバイザー:小林 麻実)



週刊ダイヤモンド 2015/2/14号

週刊ダイヤモンド 2015/2/14号


»詳細はこちら

マーケティングの嘘

辻中俊樹, 櫻井光行
新潮社

ハーバード×MIT流 世界最強の交渉術

L.サスキンド【著】, 有賀裕子【訳】
ダイヤモンド社

東京ブラックアウト

若杉冽
講談社

マクドナルド失敗の本質

小川孔輔
東洋経済新報社

ぼくは「技術」で人を動かす —今いるメンバーで結果を出す“チームリーダー”のレシピ

高島宏平
ダイヤモンド社

世界はシステムで動く—いま起きていることの本質をつかむ考え方

ドネラ・H.メドウズ : 枝広淳子
英治出版

お金は「歴史」で儲けなさい

加谷珪一
朝日新聞出版

ナンバーセンス—ビッグデータの嘘を見抜く「統計リテラシー」の身につけ方

カイザー・ファング : 矢羽野薫
CCCメディアハウス

数字は武器になる

野口悠紀雄
新潮社

こもる力

市村よしなり
KADOKAWA

サムスン・クライシス—内部から見た武器と弱点

張相秀 : 片山修
文藝春秋

生きるための料理

たなかれいこ
リトル・モア

天才たちの日課—クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々

メイソン・カリー : 金原瑞人
フィルムアート社

本質思考

平井孝志
東洋経済新報社

これから日本で起こること —雇用、賃金、消費はどうなるのか

中原圭介
東洋経済新報社


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