六本木ヒルズライブラリー

今読んでおくべき最新書籍16冊 -2014年12月-

「個人が力を伸ばしていくための本」「センスの良さと知性を兼ね備えた本」が続々と入荷されるライブラリー。
今月届いた本は何? 新着本からお薦め書籍をご紹介します。


新しい年を迎えようとする日本。2020年東京オリンピックへの期待も高まるなかで、同じ"東京湾岸"という場を使って繁栄を求めようとしても、この人の考え方は、少し違います。

ふつうなら「オリンピックを東京・豊洲/有明で。その後は選手村を活用しよう!」という程度で止まってしまうのが、東京湾岸地域の未来像。けれども『日本の論点2015~2016』で語られているのは、そのような誰でも思いつくようなことではなくて、より長期的で、ダイナミックな構想です。

木更津から金沢八景までのウォーターフロントを一体的に再開発し、2020年のオリンピックの後も、世界からヒト、モノ、カネ、情報を呼び込もうというのです。

"オリンピックなど、今の日本にとっては一時的なカンフル剤に過ぎない"、というのは、国内五輪開催地のその後を見てみれば、わかるような気もします。より根源的な日本の問題解決のために、このマインドを学びたいものですね。





旅に行った後、一番思い出すのは、綺麗な景色でも美味しい食べ物でもなくて、実は、そこで出遭ったふつうの地元の人だったりすることもありませんか?
-何ということのない会話が、とても心に残っていたりします。

最近は本としても、そのように"実際にそこで暮らしている人"に会うことにフォーカスした旅行本が増えているのですが、これもなかなか。

日本で一番人口の多い村は、沖縄県の読谷村なのだそうです。

自分が実際に暮らしているところと、そうでないところとはどのような関係?
私は本当は何をしたいの? ということを、ちょっと離れた場所が教えてくれます。






「自分が考えたことをみんなに知ってほしい」という気持ちを、公開しても差しさわりのない別人格の形で表現したものが、人気ブログ「Chikirinの日記」の原点だそうです。

毎日数万人の読者が読むという自分メディアを、戦略的に作ってきた先駆者である筆者。その経験と思考は、否応なしにネット社会と関わらなくてはならないことも多くなっている私たちに、考える材料やヒントを与えてくれます。

確かに運の力も大きいけれど、周囲をよく見て、自分で意識的にメディアを作りあげていく。何をゴールとして目指しているのか、しっかり認識する。ブログ=「場」。それはまさに、人生そのものとの向き合い方と同じですね。

(ライブラリーアドバイザー:小林 麻実)



日本の論点 2015〜16

大前研一
プレジデント社

ホテル日航アリビラのスタッフがおすすめする沖縄・読谷の笑顔に出会う旅

ホテル日航アリビラ編集室【編著】
英治出版

「自分メディア」はこう作る!:大人気ブログの超戦略的運営記

ちきりん
文藝春秋

33年後のなんとなく、クリスタル

田中康夫
河出書房新社

なぜ関西のローカル大学「近大」が、志願者数日本一になったのか

山下柚実
光文社

内面から勝つ交渉術

エリカ・アリエル・フォックス【著】, 谷町真珠【訳】
講談社

エッセンシャル思考 —最少の時間で成果を最大にする

グレッグ・マキューン【著】 高橋璃子【訳】
かんき出版

たった1日で即戦力になるExcelの教科書

吉田拳
技術評論社

波の音が消えるまで 上巻

沢木耕太郎
新潮社

沈みゆく大国アメリカ

堤未果
集英社

無人島、不食130日:「食べない」の、その先へ

山田鷹夫
三五館

公益法人改革の深い闇

NHKクローズアップ現代取材班【著】
宝島社

京都に残った公家たち

刑部芳則
吉川弘文館

交渉は創造である:ハ−バ−ドビジネススク−ル特別講義

マイケル・ウィ−ラ−【著】, 土方奈美【訳】
文藝春秋

クラウドファンディングではじめる1万円投資

大前和徳
総合法令出版

四次元時計は狂わない:21世紀文明の逆説

立花隆
文藝春秋