六本木ヒルズライブラリー

今読んでおくべき最新書籍16冊 -2014年8月-

「個人が力を伸ばしていくための本」「センスの良さと知性を兼ね備えた本」が続々と入荷されるライブラリー。
今月届いた本は何? 新着本からお薦め書籍をご紹介します。


日本国内ではあまり目にしない、世界的なスマホのヒットアプリに、"宗教アプリ"というものがあります。たとえば、その信仰の教えに反する行為を行いそうになったら、携帯しているスマホから"ビービー"と警告音が鳴り出すようなものをイメージして下さい。スマホから常時チェックされていることを忘れている持ち主は、驚きます。そしてもう一度、自分の行為を振り返り、自分の信じている宗教から見て、そのような行動が許されるのかどうかを考えてしまいます。一日24時間、スマホ(のアプリ)が自分の行動を律しているともいえます。

そのように、私たちの日々の行動のひとつひとつをコントロールするセールスが、「習慣化を売る」ということ。このメカニズムを、行動心理学とデザインの力によって解き明かす本書、『Hooked ハマるしかけ』は、欧米でベストセラーになっています。このセオリーに納得しない方でも、豊富な事例には満足するのではないでしょうか。読んでおいて損はない一冊ですね。






ZARAや、H&M、ユニクロなどのSPA(製造小売業)は、企画・生産から販売までを一貫して行うことによって、流行の変化に機敏に対応し、安価でファッショナブルな服を世界中に広めてきました。

ただし何ごとにも負の側面はあるもので…という衝撃の事実を、自分のクローゼットを整理することから考え、行動し始めた女性ライターが、冒険譚のようなルポの形で教えてくれます。

すぐに流行遅れになってしまいがちなファストファッションのメリットとデメリットをどう考えるか? 製造業の効率化をどう評価するか?
それはまさにその人自身の知識、価値観、思考によって様々でしょう。しかしとりあえず、知っておきたい側面を楽しみながら学ぶことができます。





死なない人はいない。そうはわかってはいても、いつか誰にでも訪れる死について、ゆっくり考える時間もない私たち。この8月は少し時間を取って、自分自身がどのように死を迎えたいのか、考えてみるのもよいかもしれません。

『自宅で死にたい』は健康雑誌の編集長を務めた筆者が、身近な人々の死を看取りながら、では自分はどのように死んでいきたいのか? を考えていく一冊。どうやら人生の終わり方は、知識があるのとないのとでは、随分違った事態になりそうです。

(ライブラリーアドバイザー:小林 麻実)



Hookedハマるしかけ—使われつづけるサービスを生み出す「心理学」×「デザイン」の新ルール

ニール・イヤール, ライアン・フーバー【著】, Hooked翻訳チーム【訳】
翔泳社

ファストファッション—クローゼットの中の憂鬱

エリザベス・L.クライン, 鈴木素子
春秋社

自宅で死にたい—しあわせな最期の研究

蒲谷茂
バジリコ

広告やメディアで人を動かそうとするのは、もうあきらめなさい。

本田哲也, 田端信太郎
ディスカヴァ−・トゥエンティワン

コミュニティマネージャーの仕事

中山領
翔泳社

ミッキーは谷中で六時三十分

片岡義男
講談社

林業男子

山崎真由子
山と渓谷社

米国人一家、おいしい東京を食べ尽くす

マシュー・アムスター・バートン【著】, 関根光宏【訳】
エクスナレッジ

情報を捨てるセンス選ぶ技術

ノリーナ・ハーツ【著】, 中西真雄美【訳】
講談社

日本人として知っておきたい世界を動かす現代イスラム

宮田律
徳間書店

ヒトラー演説—熱狂の真実

高田博行
中央公論新社

Lancersで始める!あなたの「特技」をお金に変える本 —ランサーズ公式ガイド

佐藤尚規
翔泳社

ニュートリノと私

小柴昌俊
PHP研究所

イノベーションの最終解

クレイトン・M.クリステンセン, スコット・D.アンソニー, エリック・A・ロス【著】玉田俊平太【監修】櫻井祐子【訳】
翔泳社

1分間ジェフ・ベゾス —Amazon.comを創った男の77の原則

西村克己
SBクリエイティブ

公園

小島信夫
講談社