六本木ヒルズライブラリー
書 籍

今読んでおくべき最新書籍16冊 -2014年3月-

「個人が力を伸ばしていくための本」「センスの良さと知性を兼ね備えた本」が続々と入荷している六本木ライブラリー。今月届いた本は何? 新着本からお薦め書籍をご紹介します。


インドのGDPは2030年までに日本を抜いて世界第三位になり、中国のGDPは米国を抜いて世界一位になっているということは、多くの方がご存じでしょう。
しかし長いデフレの時代に慣れてしまった私たち日本人には、インドや中国がどれほどのスピードと勢いで成長しているのか、ほんとうに実感としてわかるのは難しいかもしれません。

コンサルタントファームのBCGは、『世界を動かす消費者たち』の中で、消費者、商品をセグメントに分けて詳述していきます。生き生きとした事例を読んでいるだけでも、十分楽しめる一冊です。




新卒生を一斉に採用し、長期的雇用関係を結ぶ日本企業は、少なくとも新入社員の教育には秀でていたはず。しかしその利点も、最近ではあまり見られなくなってきたようです。

「自分ごと」「任せて・見る/任せ・きる」をキーワードとして使いながら、新入社員教育としてのOJTを改革していく博報堂。
OJT担当者のみならず、教えること、学ぶこと全般について実践的な解をみつけていく手がかりになりそうです。





どうすればいいのかは、わかっている。でも当たり前のことこそ、現実に実行するのは難しい・・・。そんな思いは誰でも抱くものです。
本書はそのような問いかけに米国のトップビジネススクールの教授たちがアカデミックなリサーチ結果に基づいて応えるもの。

2000年に『変われる会社、変われない会社』、2005年には『実行力不全』というタイトルで出版され、好評を博してきたロングセラーです。
グローバル化が進む2014年の今だからこそ、海外企業の実例も身近に感じられるようになりました。

(ライブラリーアドバイザー:小林 麻実)



世界を動かす消費者たち- 新たな経済大国・中国とインドの消費マインド

マイケル・J.シルバースタイン, アビーク・シンイ【著】
ダイヤモンド社

「自分ごと」だと人は育つ—博報堂で実践している新入社員OJT 1年間でトレーナーが考えること

博報堂
日本経済新聞出版社

なぜ、わかっていても実行できないのか

ジェフリー・フェファ−,ロバート・I.サットン
日本経済新聞出版社

じつは「おもてなし」がなっていない日本のホテル

桐山秀樹
PHP研究所

アンシンク - 眠れる創造力を生かす、考えない働き方

エリック・ウォール【著】 住友進【訳】
講談社

ブラック企業経営者の本音

秋山謙一郎
扶桑社

9.11ビル崩壊のさなかに夫婦が交わした最後の言葉

デイヴ・アイセイ【著】, 高見浩【訳】
河出書房新社

ハウスワイフ2.0

エミリー・マッチャー【著】,森嶋マリ【訳】
文藝春秋

東京2020計画地図

東京都市計画研究会【編】
かんき出版

約束の海

山崎豊子
新潮社

学習する学校

ピーター・M.センゲ 他
英治出版

大手を蹴った若者が集まる知る人ぞ知る会社

オバタカズユキ
朝日新聞出版

変わらない空

東日本大震災を経験した五十五人の日本人 辻本勇夫
講談社

外貨投資・FXの学校 - 知識ゼロでも大丈夫!基礎から応用までを体系的に学べ

日本ファイナンシャルアカデミー株式会社
ダイヤモンド社

ゲノムに書いてないこと

中村桂子
青土社

脱ムダ金経営—資金をうまく使えば、会社と社員がもっと伸びる

日経トップリーダー編集部
日経BP社


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今読むべき新刊書籍12冊