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それでも人生にイエスと言う
——震災の後、連休に読みたい本

ゴールデンウィーク中の読書にお勧めしたい3冊を紹介します。
震災の発生直後に東京で目立ったのは、外国人の出国ラッシュ。
東京を離れて関西などに拠点を移す動きも目を引きました。
このような動きの素早さに私たちが驚いてしまうのは、日本企業にはまだ、BCM (Business continuity management)と呼ばれる「事業継続マネジメント」が根付いていないからではないでしょうか。

『7つの習慣』 スティーブン・R・コヴィー


震災の発生直後に東京で目立ったのは、外国人の出国ラッシュ。
東京を離れて関西などに拠点を移す動きも目を引きました。

このような動きの素早さに私たちが驚いてしまうのは、日本企業にはまだ、
BCM (Business continuity management)と呼ばれる
「事業継続マネジメント」が根付いていないからではないでしょうか。

常に「最悪のシナリオ」と「最良のシナリオ」を考え、最悪シナリオに鑑みて
自社の行動を決定することを「習慣」にまでしてしまう力。

刻々と変わる最新の情報を入手して、「何がもっとも私個人にとって大切なことか」を
自分自身で判断しなければなりません。
 ——たとえば、あなたが避難する時に持ち出すものは何でしょう・・・。

『7つの習慣』はシナリオを描いて行動するために不可欠な、自分の基盤、
「優先順位」とそれに基づく日々の全ての行動について、徹底的に説明します。

『日本復興計画』 大前研一


震災をめぐる政府や組織の情報伝達は、私たちの
多くにとっても決して満足できるものではありませんでした。

これは「何語で話すのか」という語学の問題ではなく、
「何を話すのか」というロジックの問題です。

「今後何がどうなるのか?」、「最悪のシナリオと最良のシナリオが知りたい。
それによって、自分がどう行動するかは自分で決める」という人にとって、
「最前を尽くす」、「~と思われる」という曖昧な表現を聞かされることは
不信感を増すものでしかありませんでした。

広い視野を持ち、ゼロベースで最悪シナリオを考え、ロジックで会話をする。

これを徹底している著者は、元原子力発電の技術者でもあり、
グローバルな対話を繰り返してきました。

今もっとも、私たちに必要な世界観と具体的な明日への提案が期待できる本です。

『それでも人生にイエスと言う』 ヴィクトル・エミール・フランクル


胸を打つ多くの悲惨な物語が、他人事ではなく、
自分自身の恐れとなって返ってきた今回の震災。
これまで、自分がどれだけ甘えて生きていたのかを突き付けられました。

「あり得ない話、想定外の出来事」が、実際に起こり、
自分の身に降りかかってきていることを実感しています。

私より、もっとつらい思いをしている人がいる——。
そのように思いをはせることは「共感」と呼ばれます。

どんな決定も自分自身でしなければならない。
しかしそれは、ひとりで生きるということではない。
人は、ひとりでは生きられない、他の人によって生かされているのだから。

そんなエピソードが深い意味を持つ、『それでも人生にイエスと言う』は、
過酷な状況に長い時間を耐えた人の、思いが込められています。


7つの習慣

スティ−ブン・R.コヴィ−
キング・ベア−出版
日本復興計画

日本復興計画

大前研一
文藝春秋

それでも人生にイエスと言う

フランクル・V・E【著】,山田邦男,松田美佳【訳】(フランクル・V・E,ヤマダクニオ,マツダミカ)
春秋社


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