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ライブラリアンの書評    2021年7月

毎日続々と新刊書籍を入荷するライブラリー。その数は月に200~300冊。
その書籍を司るライブラリアンが、「まさに今」気になる本は何?




サブスク時代の音楽視聴、聞きたい曲にすぐアクセスすることができる現代。みなさんはどのような音楽生活を送っていますか。

様々なジャンルがある中で、いわゆる「ロック」を聞くにあたり、よく知っている人は再確認も兼ねて、よく知らない人は入門書として。本書は音楽メディアであるローリング・ストーン(アメリカ)とNME(イギリス)それぞれのランキングを元にして集計され、個人的な恣意のない客観的な順位付けがされています。

どんなランキングなんだろう?とページをめくれば、アーティスト名は知っていたけど曲は知らなかった、あるいはよく知っている曲だけれど、まつわるエピソードは知らなかった。数多のアーティストにより生み出され、多くの人たちに支持されてきた楽曲たち。ページをめくるたびにわくわくし、「そうかなるほど、では次は?」と、読み進めてしまいます。

「名曲」を知ることは「古きを知る」ことであり、新しいものは「古きもの」の影響を受けて生まれます。古き名曲の文脈を読み解き、聴き込むことは、新しい時代を見通し、耳を澄ませることでもあるでしょう。

加えて数多くの名曲を知ることは、さまざまな感情のモードを持つことでもあります。不意に耳の奥で鳴る音楽は、記憶のどこかとつながっており、その偶然は予期できません。若いころに読んだ本が歳を重ねてから読むと違った印象を受けるように、時を経て聞く音楽から、違った音色が鳴るかもしれません。

ではそんなランキングの1位に輝いたのは? それは本書を手にとってのお楽しみです。

(ライブラリアン:結縄 久俊)

教養としてのロック名曲ベスト100

川�ア大介
光文社


 

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