六本木ヒルズライブラリー

ライブラリアンの書評    2017年5月

毎日続々と新刊書籍を入荷するライブラリー。その数は月に200~300冊。
その書籍を司るライブラリアンが、「まさに今」気になる本は何?



みなさんは、日々の「習慣」をお持ちですか?

良いことであれ悪いことであれ、人は何かしらの習慣をくりかえす生き物。朝起きて歯を磨き、顔を洗うことも習慣ですし、食後のコーヒーは欠かさないというのも習慣。コーヒーには砂糖やミルクを入れる? もしかすると味ではなく無意識のうちに、習慣で入れているかもしれません。

「習慣」をテーマにした本は長らくの人気であり、数多くのタイトルがあります。

いずれの本も「良き習慣を味方につける」ことを謳い、よりよき自分になろう! という向上心に応えます。

けれども! なかなか身につかないのが悩みどころ。「1日に30回」の腕立て伏せをする習慣を、ある時「よし!」と決意してやってみても、数日経てばやめてしまった…なんて経験、ありませんか?




本書は「なかなか身につけられない習慣」を、細かく刻んで小さくする、すなわち「小さな習慣」を提案します。

たとえば「1日に1回」の腕立て伏せならばできるのでは? 確かに1回ならできそうです。気が向いたら、その回数を自分が好きなだけ伸ばしてあげればいいのです。

さらにその1回をより細かに「ばかばかしいくらい小さく」します。とりあえず腕立て伏せをする体勢になってみる。あるいはうつぶせになってみる。踏み出す一歩が簡単であればあるほど、取り組みやすいのが「小さな習慣」です。


習慣を味方にすれば、とても遠くまで走ってゆくこともできます!



習慣にまつわる、こんな言葉をご存じですか。

「心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。
 習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる」


なりたい自分になるためには、ほんのささいな一歩から。
まずは本書を「毎日2ページ読む」といった「小さな習慣」から、はじめてみませんか。

(ライブラリアン:結縄 久俊)


小さな習慣

スティーヴン・ガイズ:田口未和
ダイヤモンド社