アカデミーヒルズスクール
イベント

VISIONARY INSTITUTE
2014年
第1回 未来のいのちを守る賢者の力
-瓦礫を活かす森の長城プロジェクト-

講師:宮脇昭(横浜国立大学名誉教授)

BIZセミナー 教養 文化

「VISIONARY INSTITUTE - 2014 Seminar」のテーマは、「本質」を卓見する未来へのものづくりです。
ものづくり・ひとづくり・こころづくりを連動させ、日本ならではの精神を學ぶ機会です。
※受講料の一部は、それぞれのプロジェクトへ寄附されるチャリティーセミナーです。

日時

2014年01月30日 (木)  19:30~21:00

※開場は19:00を予定しています。

終了しています

内容

 「VISIONARY INSTITUTE - 2014 Seminar」の第1回は、横浜国立大学名誉教授の宮脇昭氏を迎え、『GREAT FOREST WALL PROJECT - 瓦礫を活かす - 森の長城プロジェクト』 に込める想い、そして未来への可能性についてお話いただきます。

 本プロジェクトは、東日本大震災の被災地沿岸部に、津波からいのちを守る森の防潮堤を築くために立ち上がりました。震災瓦礫を埋めて、ほっこらとした盛土を築き、その上にシイ・タブ・カシ類を中心とした土地本来の樹種を植樹して森にしていく、復興から立ち上がっていく日本のシンボル的事業です。

 この「いのちを守る森の仕組み」は、震災直後、現地に入った調査チームのフィールドワークにより裏付けられています。「ふるさとの木」を植樹する。それは、土地本来の力に學び、古来からその土地で育った木々を鎮守の森として未来に継承することの価値に繋がるものです。

 宮脇教授は、国内をはじめ、東南アジア、中国、アフリカなどで精力的に森作りに邁進され、2006年、地球環境問題への貢献が認められ、日本の研究者として初めて、ブループラネット賞を受賞されました。

 宮脇教授は「現代は偽物が横行する時代である。本物と偽物の見分けがつきにくく、その判断を誤れば、取り返しのつかない事態に陥ることもある」と、警鐘を鳴らしています。
「大切なことは目に見えないものを見ようとする努力であり、生態学のフィールドワークで言えば、現場で広くあらゆる緑を調べる。土に触れ、葉の匂いを嗅ぎ、時には実を口に入れて、植物が発する『わずかな情報』を逃さずに読み取ることだ、それで初めて、本物の木と偽物の木の見分けがつく。」と示唆されます。

 木を植えることは「30億年以上続いた生命の遺伝子の糸を間違いなく未来に向かって維持し、発展させていく」ことであり、社会や文化の基盤、心や魂のふるさとになる21世紀の日本の鎮守の森を実現するために、実際に手を動かして、潜在自然植生に基づく本物の木を植えるという実践は、未来を創りだすことにつながります。

 今回のセミナーでは、NPO法人秀明インターナショナルの協力を得て、2013年10月6日に福島県南相馬市で開催された鎮魂の森植樹祭の様子を映像で紹介します。事前の募集枠2,000名のところ、3,000名のボランティアが集まり、植樹した植木の植種は土地本来の広葉樹など全15種。植樹した苗木は約5年から20年で、いのちを守る森へと育ちます。

 その生物多様性の意義と本質的価値は、日本の、地球の、未来の社会づくり、組織づくりの根本を明かすものです。VISIONARY INSTITUTE 2010のスタートで語られた、『賢慮』『文化資本』『創成』を通じて、宮脇教授の鋭い未来予測に學びます。

また、会場からの質問にもお答えいただく、受講者と先生との交流を図る貴重な機会ともなります。

【2010年開催の講演録】
野中郁次郎氏が語る、未来を経営する作法~美徳のイノベーション~
福原義春氏が語る「未来をつくるイノベーションのための文化資本」
佐治晴夫氏が語る、創成のイノベーション「未来に継承するリベラル・アーツ」


2010年から2012年の活動が1冊の本にまとまりました

 2010年にはじまったVISIONARY INSTITUTE(ヴィジョナリーインスティテュート)は、『今、私達が学んでおかなくてはならないこと』を創発し、よりよい未来への卓見力を育む、次世代に伝承してゆく本質的な価値創造を志向する学習機会としてスタートしました。
 2010年から2012年に開催されたシリーズセミナーは、2013年12月、『賢者の本』というタイトルの一冊の書籍にまとめられ出版されています。それは、VISIONARY INSTITUTE14名の講師陣の豊かな叡智に学び、東日本大震災3.11前後の過去・現在をつなぎ、私たちの未来に見失ってはならない本質的志向を呼び覚すものです。

 未だ来たらぬ、今は未だ目の前に見えていないものごとを、まっすぐなまなざしで見通し、その想像力を創造力へ。
先見を研ぎ、卓見を磨き、ヴィジョンを得て偉業を成す人を、わたくしたちはヴィジョナリーと呼ぶ。

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紀伊国屋


【もくじ】

序章——過去からの歩み
第1部 支柱の叡智——VISIONARY INSTITUTE 2010—2011
・美徳のイノベーション————野中郁次郎 一橋大学名誉教授
・異文化のイノベーション——グエナエル・ニコラ キュリオシティ代表取締役
・意識のイノベーション——伊藤俊治 東京藝術大学教授
・未来をつくるイノベーションのための文化資本——福原義春 資生堂名誉会長
・存在のイノベーション——山本哲士 文化科学高等研究院ジェネラルディレクター
・言語のイノベーション——松岡正剛 編集工学研究所所長
・人財のイノベーション——高間邦男 ヒューマンバリュー代表取締役
・飛翔のイノべーション——的川泰宣 宇宙航空研究開発機構名誉教授
・創成のイノべーション——佐治晴夫 鈴鹿短期大学名誉学長
・緊急セミナー「3・11後の、これまでの日本・これからの日本」 佐治晴夫 鈴鹿短期大学名誉学長

第2部 開拓の叡智——VISIONARY INSTITUTE 2012
・日本の未来のリーダーシップ——ロイス・クルーガー フランクリン・コヴィー社共同創業者・元副社長
・日本の未来の文化力—— エバレット・ブラウン フォトジャーナリスト
・日本の未来の種——ジョン・ムーア SEEDS OF LIFE代表
・日本の未来の生命力——アルフォンス・デーケン 上智大学名誉教授
・日本の未来の言葉——アーサー・ビナード 詩人
終章——未来への歩み

受講をお勧めしたい方

1. 人々を導き感化する優れたリーダーシップに學びたい方
2.未来を安全・安心に導く優れたプロジェクト内容を具体的に學びたい方
3.本物と偽物の真贋を見抜くための本質的心眼に學びたい方
4.よりよい未来の社会づくりのために共に感じ考え交流に學びたい方
5.現代のヴィジョナリーとして次世代への継承資産を學びたい方

講師紹介

ゲスト講師
宮脇昭 (みやわき・あきら)
横浜国立大学名誉教授
公益財団法人地球環境戦略研究機関 国際生態学センター長

岡山県出身、広島文理科大学生物学科卒業。
ドイツ国立植生図研究所で潜在自然植生理論を学び、横浜国立大学環境科学研究センター長、国際生態学会会長などを経て、1993年より財団法人地球環境戦略研究機関国際生態学センター研究所長(現:公益財団地球環境戦略研究機関国際生態学センター長。)

1970年からの新日本製鐵の全製鉄所の防災・環境保全林形成をはじめ、国内で1,400ヵ所、海外では1990年から三菱商事の協力によるマレーシアのボルネオ、ブラジルアマゾンの熱帯雨林再生プロジェクトを成功させると共に現在まで、中国の万里の長城、上海哺東新開発地の都市林形成、さらにアフリカのケニヤ、オーストラリアのタスマニアなど、国内外で1,700ヵ所以上の都市、産業、交通施設沿いの森づくりを先見性を持った企業、行政、NPOなどと共に、市民主役で土地本来の本物の森づくりを進めている。

【主な著書】
「植物と人間」(NHKブックス)、「人類最後の日」(筑摩書房)、「緑回復の処方箋」(朝日選書)、「森よ生き返れ」(大日本図書)、「あすを植える」(毎日新聞社)、「いのちを守るどんぐりの森」(集英社新書)、「苗木3000万本 いのちの森を生む」(NHK出版)、「木を植えよ!」(新潮選書)、「鎮守の森」(新潮文庫)、「森は地球のたからものシリーズ全3巻」(ゆまに書房)、「4千万本の木を植えた男が残す言葉」(河出書房新社。
建築家池田武邦さんとの対談本として「次世代への伝言」(地湧社)、「瓦礫を活かす森の防波堤が命を守る」(学研パブリッシング)他多数

【受賞歴】
1970年毎日出版文化賞、1973年サンケイ児童出版文化賞、1991年朝日賞、1992年紫綬褒章、1996年日経地球環境技術大賞、2000年勲二等瑞宝章、2006年ブループラネット賞を受賞。

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プログラム企画・モデレーター
薄羽美江 (うすば・よしえ)
株式会社エムシープランニング代表取締役 / 一般社団法人三世代生活文化研究所理事

永年、国内外企業の人財開発、能力開発、組織開発、個と組織のコミュニケーションデザイン、ブランドデザインを行う。
一方、「いま、私たちが見つめなくてはならないこと」を時代の潮流とともに文化事業プログラム開発を担い、2010年VISIONARY INSTITUTEを設立。
プロデュース本に『二十世紀の忘れもの』(雲母書房)、『脳と日本人』(文藝春秋社)、北極のポーラーベア写真集『White GIft』(木耳社)、『Polar Bear LOVE』(ソニーコミュニケーションズ)、子供向け写真集『北極シロクマ・南極ペンギン』(メディアイランド)他。現在、一般社団法人三世代生活文化研究所プログラムであるESDパートナーシップ事業企画展を推進。

【著作】『販売の現場力強化プロジェクト~収益を倍増するブランド教育のすすめ』(インデクスコミュニケーションズ)
『The Orbs-japan.com』(三五館)
共著『超一流の英会話』(Jリサーチ出版)
編著『賢者の本』(三五館)
現代社会を読み解く政治経済誌『カレント』(潮流社)連載。

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開催実績

ヴァンダナ・シヴァ (環境運動家 / ナブダーニャ財団ファウンダー)
ハンス・ルドルフ・ヘレン (農学者 / 昆虫学者 / バイオヴィジョン財団ファウンダー)
アリス・カニングハム (NPO法人秀明インターナショナル国際プロジェクト エグゼクティブディレクター 国連NGO担当)
薄羽美江 (株式会社エムシープランニング代表取締役 / 一般社団法人三世代生活文化研究所理事)
開催日 :  2014/12/12 (金)

加藤重治 (前文部科学省国際統括官 / 日本ユネスコ国内委員会事務総長
)
薄羽美江 (株式会社エムシープランニング代表取締役 / 一般社団法人三世代生活文化研究所理事)
開催日 :  2014/11/28 (金)

山本良一 (東京大学名誉教授)
薄羽美江 (株式会社エムシープランニング代表取締役 / 一般社団法人三世代生活文化研究所理事)
開催日 :  2014/10/17 (金)

若尾久 (カシオ計算機株式会社 CSR)
薄羽美江 (株式会社エムシープランニング代表取締役 / 一般社団法人三世代生活文化研究所理事)
開催日 :  2014/09/12 (金)

竹村真一 (京都造形芸術大学教授 / Earth Literacy Program代表)
薄羽美江 (株式会社エムシープランニング代表取締役 / 一般社団法人三世代生活文化研究所理事)
開催日 :  2014/06/13 (金)

村上和雄 (筑波大学名誉教授 )
薄羽美江 (株式会社エムシープランニング代表取締役 / 一般社団法人三世代生活文化研究所理事)
開催日 :  2013/10/11 (金)

アラン・A・今井 (NPO法人秀明インターナショナル 理事)
薄羽美江 (株式会社エムシープランニング代表取締役 / 一般社団法人三世代生活文化研究所理事)
開催日 :  2013/09/19 (木)

島津光二 (日産グローバル株式会社取締役会長)
鮎川雅子 (日産グローバル株式会社代表取締役)
薄羽美江 (株式会社エムシープランニング代表取締役 / 一般社団法人三世代生活文化研究所理事)
開催日 :  2013/06/18 (火)

西鋭夫 (スタンフォード大学フーヴァー研究所教授)
薄羽美江 (株式会社エムシープランニング代表取締役 / 一般社団法人三世代生活文化研究所理事)
開催日 :  2013/05/30 (木)

Everett Kennedy Brown (epa通信社日本支局長 / ブラウンズフィールド代表)
開催日 :  2012/10/10 (水)

下山博志 (人材開発プロデュース企業
株式会社人財ラボ 代表取締役社長)
開催日 :  2012/07/17 (火)

的川泰宣 (宇宙航空研究開発機構(JAXA)名誉教授
はまぎんこども宇宙科学館館長)
開催日 :  2010/11/24 (水)

高間邦男 (株式会社ヒューマンバリュー 代表取締役)
開催日 :  2010/10/18 (月)

松岡正剛 (編集工学研究所所長・イシス編集学校校長)
開催日 :  2010/09/30 (木)

山本 哲士 (株式会社国際ホスピタリティ研究センター ジェネラル・ディレクター)
開催日 :  2010/08/04 (水)

福原義春 (株式会社資生堂 名誉会長)
開催日 :  2010/07/08 (木)

伊藤俊治 (東京藝術大学美術学部先端芸術表現科教授)
開催日 :  2010/06/21 (月)

野中郁次郎 (一橋大学 名誉教授)
開催日 :  2010/04/20 (火)

募集要項

日時 2014年01月30日 (木)  19:30~21:00

※開場は19:00を予定しています。

受講料(税込) 5,000円
定員 150名

※定員になり次第締め切らせていただきます

主催
  • VISIONARY INSTITUTE、アカデミーヒルズ
プログラム提供
会場 アカデミーヒルズ49(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階)

※お申込み期限:2014年1月30日(木)15:00まで

お支払い方法

クレジットカードによるお支払いのみです。
※お申込み後のキャンセル及び返金は承っておりません。
※クレジットカードはVISA、MASTER、JCB、AMERICAN EXPRESS、DINERSのみのお取扱となります。
※お支払方法は「一回払い」のみとなります。(「リボルビング払い」「分割払い」等はご利用いただけません)

【その他】
※領収証をご希望の方は、「申込画面」内の<請求書・領収証発行>欄でラジオボタンの「WEB上で発行する」をお選び下さい。
「WEB上で発行する」をお選びいただきますと申込完了後に、領収証のダウンロード画面が表示されます。ダウンロード画面を一旦閉じると再度ダウンロード画面に戻ることが出来ませんのでご注意ください。

お問い合わせ先

アカデミーヒルズ スクール事務局
受付時間:10:00-18:30 (土・日・祝・年末年始を除く)                 
※お電話及びメールでの講座お申込は受け付けておりませんのでご了承ください。

電話番号 : 
03-6406-6200
サイトURL : 
お問合せ



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