上野千鶴子(うえの・ちづこ)
東京大学大学院人文社会系研究科教授、社会学者
プロフィール
1948年富山県生まれ。京都大学大学院社会学博士課程修了、平安女学院短期大学助教授、シカゴ大学人類学部客員研究員、京都精華大学助教授、国際日本文化研究センター客員助教授、ボン大学客員教授、コロンビア大学客員教授、メキシコ大学院大学客員教授等を経る。1993年東京大学文学部助教授(社会学)、1995年東京大学大学院人文社会系研究科教授。
専門は女性学、ジェンダー研究。この分野のパイオニアであり、指導的な理論家のひとり。近年は高齢者の介護問題に関わっている。
1994年『近代家族の成立と終焉』(岩波書店)でサントリー学芸賞を受賞。『上野千鶴子が文学を社会学する』(朝日新聞社)、『差異の政治学』『当事者主権』(中西正司と共著)(岩波書店)、『家族を容れるハコ 家族を超えるハコ』(平凡社)、『老いる準備』(学陽書房)など著書多数。『岩波シリーズ ケア その思想と実践』全6巻(岩波書店)『増補新版 日本のフェミニズム』全12巻(岩波書店)の共編者、近著に中西正司と共編の『ニーズ中心の福祉社会へ:当事者主権の次世代福祉戦略』(医学書院)、辻元清美との共著『世代間連帯』(岩波新書)。『おひとりさまの老後』『男おひとりさま道』(法研)はベストセラーに。新刊にエッセイ集『ひとりの午後に』(NHK出版)。
※ポートレート撮影:岡戸雅樹
関連講座
2010年06月
講座開催日:2010年06月01日 (火)
アラフォー世代は、ポスト均等法世代、人口学的には晩婚化、非婚化、少子化の先駆けで、30代後半の女性のシングルは大都市圏では3割台にものぼります。女性のシングルライフは、もはや選択肢のひとつとなりました。本講演では、アラフォーシングルのこれまでとこれから、その背景と問題点、そして展望とを社会学的に分析し考察します。
著作書籍
男おひとりさま道
上野千鶴子法研
〈おんな〉の思想—私たちは、あなたを忘れない
上野千鶴子集英社インターナショナル
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