記事・レポート
活動レポート

六本木ヒルズ10周年記念グローバルカンファレンス 募集開始!

20年後に私たちはどのように生きるのか?
都市とライフスタイルの新しいデザインを考える

活動レポート

[アカデミーヒルズスタッフの活動レポート]
文・河上

六本木ヒルズでは、10周年を記念し10月16日(水)~18日(金)にInnovative City Forumを開催します。20年後の「都市とライフスタイルの新しいデザイン」いう課題を踏まえ、先端技術、創造産業、都市政策の3つの分野から世界を代表するオピニオンリーダーが集う本フォーラム。総勢40名を越える国内外のオピニオンリーダーと参加者が議論を深めます。

先端技術、創造産業、都市政策の視点から“20年後の未来”を考える

Innovative City Forum プログラムコミッティ
Innovative City Forum プログラムコミッティ
3日間のフォーラムでは、竹中平蔵氏(慶應義塾大学教授)、市川宏雄氏(明治大学専門職大学院長)、南條史生氏(森美術館館長)、伊藤穰一氏(MITメディアラボ所長)らが中心となり、専門領域を超えた議論を展開します。
全14セッションの中で語られるのはそれぞれの専門領域の最先端技術や研究、そしてクロスジャンルで描く“20年後の私達の未来”です。

※Innovative City Forum 開催趣旨はこちらから

基調講演には、今注目の3名が登壇します


左)猪瀬直樹氏 中)妹島和世氏 右)ネリ・オックスマン氏
初日の開会セッションでは、3名の基調講演を予定しております。
2020年開催の東京オリンピック招致を先導された猪瀬東京都知事。「プリッカー」賞受賞、2010年には第12回ベネチア・ビエンナーレ国際建築展の総合ディレクターを務められた建築ユニットSANAAの妹島和世氏。そして、MITメディアラボ メディアアート・サイエンス学部准教授のネリ・オックスマン氏です。それぞれが思い描く未来について伺います。

世界を代表するオピニオンリーダーが六本木に集う

本フォーラムでは、3日間で総勢40名以上の海外、国内で活躍するオピニオンリーダーが登壇します。全14セッションの中から一部をご紹介します。

「先端技術と未来の社会」
デザイナーの物事の実用性に着目し解決法を編み出す視点と、アーティストや科学者の自然や数学からインスピレーションを受け美しさの体現を追い求める視点とを融合させながら、未来を作りだすパワフルな創造性とその思考法について考えます。
■エリザベス・ディラー(ディラー・スコフィディオ+レンフロ創設者)
■フィオレンツォ・オメネット(タフツ大学 生物医用工学学部教授)
■セバスチャン・スン(MIT脳認知科学学部教授、MITメディアラボ工学神経科学教授)
■伊藤穰一(MITメディアラボ所長)

「美と生活をデザインする街」
これからの街づくりが文化をどのように取り入れ、あるいは文化と共に発展するべきなのか。こうした問いに、それぞれの方法論で応えてきた人々が、みずから実践してきた具体的な事例を報告し、その戦略と未来のヴィジョンを語ります。
■マリ・エルカ・パンゲストゥ (インドネシア共和国観光クリエイティブエコノミー省大臣)
■リー・イエン・リャン (忠泰建築文化芸術基金会 ディレクター、忠泰グループ ディレクター)
■ビクター・ロー・チャン・ウィン (香港デザインセンター会長)
■増田宗昭(カルチュア・コンビニエンス・クラブ 代表取締役社長 兼 CEO)
■南條史生(森美術館館長)

「オリンピック開催と都市開発(仮)」
オリンピックのように大規模な世界的イベントの開催は多くの場合、都市化計画の促進と街の近代化を推進するための、積極的かつ画期的な手段として用いられます。ロンドンオリンピックに向けたロンドン市開発計画において重要な役を担ったULIヨーロッパ、プレジデントのジョー・モントゴメリー氏とパネリストが、当時のロンドンの取り組みを紹介し、2016年の開催地として確定しているリオにおける取り組みとも比較しながら、東京のオリンピック計画とそこから派生する都市計画に向けた取り組みを検証します。
■ジョー・モントゴメリー(アーバンランド・インスティテュート(ULI) ヨーロッパ 最高責任者)

「Global Power City Index 2013 「新しい都市の価値を語る」」
世界の都市総合力競争力ランキング(GPCI 2013)は70以上の新たな指標によって世界の都市のランキングを示しています。20年後の都市においては効率性に加えて正確・迅速な都市運営、清潔さ、安全・安心等、人々の感性に訴える“感覚的な指標”が、重要となってくると思われます。こうしたソフトパワーは今後、都市の競争力の重要なファクターとなるでしょう。本セッションでは、「未来の巨大都市では何が新たな都市の価値となるか?」について、各登壇者にそのヴィジョンを語っていただきます。
■藤森義明(株式会社LIXIL 代表取締役社長 兼 CEO)
■マーク・ノーボン(日本GE株式会社 代表取締役社長 兼 CEO/GE本社 バイス・プレジデント)
■サスキア・サッセン(コロンビア大学社会学部教授/ロンドン・スクールオブエコノミックス客員教授)
■カレン・タン(ベター香港財団 エグゼクティブディレクター)
■市川宏雄(明治大学専門職大学院長)

「創造的都市と生活の未来」
美術館が、都市や地域の発展に与える影響は多大であることが知られています。さらに美術館が象徴する創造産業は、社会の文化、生活、思想などの多くの側面に革新的な影響を与えています。ジャンルの異なる専門家が、美術館と創造産業が未来のライフスタイルに与える新たな可能性について、多角的な視点から議論を交わします。
■黒川 清(政策研究大学院大学アカデミックフェロー)
■グレン・ラウリィ(ニューヨーク近代美術館館長)
■ニコラス・セロータ(テート館長)
■伊藤穰一(MITメディアラボ所長)
■南條史生(森美術館館長)

Innovative City Forum 開催概要

ご参加には事前申込が必要となります



基調講演、各セッション毎に一般お申し込み定員数を設けております。(一部セッション除く)
お申し込みをいただいた先着順での受付となりますので、お早めにお申し込みください。

【開催概要】
日程:2013年10月16日(水)~18日(金)
会場:六本木アカデミーヒルズ(六本木ヒルズ森タワー49階)
主催:森記念財団都市戦略研究所、森美術館、アカデミーヒルズ
共催:アーバンランド・インスティテュート
特別協力:文化庁
協力:世界経済フォーラム
協力メディア:朝日新聞GLOBE、ジャパンタイムズ、東洋経済オンライン
協賛:森ビル株式会社、株式会社LIXIL、日産自動車株式会社、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社、株式会社NTTドコモ、大和ハウス工業株式会社、日本GE株式会社、三建設備工業株式会社、サムスン電子ジャパン株式会社
特別協賛:日本航空株式会社、グランド ハイアット 東京、株式会社コングレ