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活動レポート

今年も、道端留学に行ってきました!

米倉塾生のビッグイシュー販売体験。販売記録を大幅更新!

日本元気塾活動レポート

アカデミーヒルズ スタッフの活動レポート
開催日:2011年1月14日(金)~1月15日(土)@新宿、渋谷、品川 駅周辺
文・写真/さの


最新号
2月15日発売最新号

ホームレスの仕事をつくり、自立を応援する雑誌として、2003年9月に創刊した「ビッグイシュー日本版」。1冊300円で路上販売し、そのうち160円は販売者さんの収入になる仕組みで自立までのサポートをしています。現在全国で150名強のホームレスの方が販売中ですので、みなさんも一度は街の中で目にしたことがあるのではないでしょうか。

開講中の日本元気塾・米倉塾では「ビッグイシューの課題に対して、イノベーティブな提案をする」という研究に取り組んでいます。机上の空論ではなく、販売者さん、サポートスタッフの皆さんの気持ちに寄り添った提案をするため、1月寒空の下、新宿、渋谷、品川の駅周辺で実際に、ビッグイシューを販売する「道端留学」を体験しました。

【道端留学の内容】
1:ビッグイシュー日本事務所の方からオリエン 販売目標を設定
2:各チームが、都内の販売者さんの販売場所で路上に立つ
3:終了後の振り返りミーティング(感想や気づいたことを共有)

米倉先生ビッグイシュー販売
米倉先生@渋谷
米倉塾生ビッグイシュー販売
塾生も各地で販売体験
今年も米倉先生は塾生と共に販売体験し、自身の記録5冊を大きく塗り替え12冊販売を達成!さらに多かった方は18冊販売!道端留学での販売数最高記録を更新しました。
かなり寒い中、がんばった米倉塾生の皆さん、お疲れさまでした!

ここ2~3年、非正規労働者の雇い止めや、家族・周囲との人間関係の問題など、様々な社会の変化に、「若者ホームレス」が急増しているという社会問題もあります。ビッグイシューの販売登録者の平均年齢も45歳となり、2年間で11歳ほど若返ってしまったそうです。
単に「お金」や「仕事」「住居」だけ手に入っても、それだけでは問題解決にはなりません。ホームレス状態から本当の意味で脱出するには、人と人との絆を取り戻すサポートも必要となります。

路上で一人で販売していると、やはり孤独でつらい気持ちにもなります。目が合って微笑んでもらえるだけでも暖かい気持ちになります。
ビッグイシュー販売者さんの中には、自分で書いた小説連載を毎号つけたり、本誌とは別に独自で作った特集記事をつけたりするなど、オリジナリティを発揮する方もいます。意外に(?)気さくでお話好きな方も多いので、ぜひ購入する際に、ちょっと話しかけてみてください。ふとした挨拶や会話が、心を癒すきっかけにもなるはずです。

また、六本木ライブラリー廊下の「日本元気塾」の書籍コーナーには、ビッグイシューのサンプルを展示しています。これまでご覧になったことのない方、まずはライブラリーにお越しの際に、手にとってお試しください!

道端留学後の米倉塾ではビッグイシュー日本事務所のみなさんをお招きして開催しました。
米倉塾第5回(1/17開催)の講義レポートは近日公開予定!

六本木ライブラリーの書棚にサンプル展示中。
最新号はぜひ路上でご購入を!毎月1日、15日の2回刊行です。