六本木ヒルズライブラリー

【アペリティフ・ブックトーク 第35回】
キュリオサ! ~こんな本、誰が読む?~(19:15~20:45)

【スピーカー】澁川 雅俊 (ライブラリーフェロー)

ブックトーク

【ライブラリーメンバー・一般対象】事前のお申込みは不要です。当日会場へお越しください。
※ライブラリーメンバー以外の方もビジターチケット(2,000円)にて、参加いただけます。
【会 場】アカデミーヒルズ (六本木ヒルズ森タワー49階)

日時

2015年03月27日 (金)  19:15~20:45
終了しています

内容



【内容】

原語の‘CURIOSA’は、「奇妙奇天烈なものごと」を意味します。とりわけ書物についてはポルノグラフィを指す言葉のようです。しかし今回のブックトークでは、そのコンテンツの新奇さや不可思議さに人々の心性が惹きつけられるような本、その上でテーマへのアプローチやテキストの制作が細部に渡って精巧で品格がある優雅な本、言い換えれば、変わっているけれど捨てがたい本を取り上げることにしました。

なぜそんな本が私たちを惹き付けるのでしょうか。それは私たちに好奇心があるからでしょう。その心根は「森羅万象を極めたい」です。私たちは、実はこの世のことなら今のことも昔のことも知り尽くしたいものです。でもその世界は広大無辺で、とてもすべては尽くせない。
 ならば、いろはがるたの「葦の髄から天井を覗く」と誹られようと、ある一点にこだわって深淵を尽くそう。そうすることが何より‘おもしろい’のだから。
 書き手がそういう気持ちで入れあげている本は、読み手にも面白いものなのです。