六本木ヒルズライブラリー
カーティス教授の政治シリーズ 2022
第1回:日本の政治・外交の問題はどこにあるのか
ライブラリーメンバー
日時
2022年03月29日
(火)
19:00~20:00
※日本語による講演です。
内容
カーティス先生は、「 ロシアのウクライナ侵攻で国際情勢が根本的に変わり、 日本外交も大きな曲がり角にある」と考えていらっしゃいます。 そのため、29日は「 ウクライナ侵攻が日本に与える影響とこれからの日本外交の行方」 を中心にお話いただくことになりました。(3月7日追記)
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大好評のライブラリーメンバー限定「カーティス教授の政治シリーズ」。
第1回のテーマは「日本の政治と外交の問題」です。
パンデミック前のカーティス教授は、日本と米国で半年ずつ過ごされていましたが、コロナ禍の2年間は来日することができず、米国から日本をみていらっしゃいます。そのカーティス教授は、日本の特徴と基本的な問題は「強い社会と弱い政治の相関関係にある」とみています。
日本人は、感染対策としてマスクを付け、個人のことばかりでなく、社会に対しての責任も考えます。高い倫理観を持ち、レジリエンスのある強い社会を築いているとのこと。しかし、「日本の政治は弱い」とカーティス教授は指摘し、以下のようなご意見をお持ちです。
『現内閣は発足して4か月以上が経ちますが、「新資本主義」はスローガンにすぎないように見えます。3回もワクチンを摂取しても「外国人」であれば日本に入れません。世界から「新鎖国主義」と批判されても仕方はありません。また外交においては、中国に対して独自のビジョンに基づいた戦略を組んでいるように思えません。
野党が政権党になる希望を与えなくても、首相に対しての大きな期待がなくても、有権者はあんまり怒らないし、大きな政策転換も望まないのが今の日本の現状なのではありませんか。政治家は国民に甘えられるから危機意識が生まれません。』
強い社会に頼っている弱い政治とカーティス教授には見えていますが、ここでの問題は、国内において、弱い政治が強い社会を頼ることにより、日本社会そのものがだんだんと弱くなりつつあること、世界において日本の存在がどんどん薄れていくと懸念されることとも言えるでしょう。
今回は、日本の国内政治そして外交を中心に、カーティス教授が感じられていることと、お考えをお話いただきます。
今回もカーティス教授は来日が叶わないため、ニューヨークからオンラインでの開催となります。
ライブラリーメンバーの皆さまのご参加をお待ちしております!
※本イベントはZOOMによるオンライン配信です。
※申込締切:3月29日(火)19:00まで
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大好評のライブラリーメンバー限定「カーティス教授の政治シリーズ」。
第1回のテーマは「日本の政治と外交の問題」です。
パンデミック前のカーティス教授は、日本と米国で半年ずつ過ごされていましたが、コロナ禍の2年間は来日することができず、米国から日本をみていらっしゃいます。そのカーティス教授は、日本の特徴と基本的な問題は「強い社会と弱い政治の相関関係にある」とみています。
日本人は、感染対策としてマスクを付け、個人のことばかりでなく、社会に対しての責任も考えます。高い倫理観を持ち、レジリエンスのある強い社会を築いているとのこと。しかし、「日本の政治は弱い」とカーティス教授は指摘し、以下のようなご意見をお持ちです。
『現内閣は発足して4か月以上が経ちますが、「新資本主義」はスローガンにすぎないように見えます。3回もワクチンを摂取しても「外国人」であれば日本に入れません。世界から「新鎖国主義」と批判されても仕方はありません。また外交においては、中国に対して独自のビジョンに基づいた戦略を組んでいるように思えません。
野党が政権党になる希望を与えなくても、首相に対しての大きな期待がなくても、有権者はあんまり怒らないし、大きな政策転換も望まないのが今の日本の現状なのではありませんか。政治家は国民に甘えられるから危機意識が生まれません。』
強い社会に頼っている弱い政治とカーティス教授には見えていますが、ここでの問題は、国内において、弱い政治が強い社会を頼ることにより、日本社会そのものがだんだんと弱くなりつつあること、世界において日本の存在がどんどん薄れていくと懸念されることとも言えるでしょう。
今回は、日本の国内政治そして外交を中心に、カーティス教授が感じられていることと、お考えをお話いただきます。
今回もカーティス教授は来日が叶わないため、ニューヨークからオンラインでの開催となります。
ライブラリーメンバーの皆さまのご参加をお待ちしております!
※本イベントはZOOMによるオンライン配信です。
※申込締切:3月29日(火)19:00まで
ジェラルド・カーティス コロンビア大学政治学名誉教授
1940年ニューヨーク生まれ。1962年ニュー・メキシコ大学卒業。1964年コロンビア大学修士課程終了。
1969年同大学博士号取得、1968年から40年以上コロンビア大学で教鞭をとり、現在は、コロンビア大学政治学名誉教授 、早稲田大学客員教授。1973年から91年まで、コロンビア大学東アジア研究所長を12年間務める。
慶応大学、政策研究大学院大学、コレージュ・ド・フランス、シンガポール大学など客員教授を歴任。中日・東京新聞の客員及びコラムニストのほか、新聞、テレビなど内外のマスコミで活躍。
三極委員会委員、米外交評会委員、米日財団理事。大正正芳記念賞、中日新聞特別功労賞、国際交流基金賞、旭日重光賞を受賞。
主な著書に『代議士の誕生』『日本型政治の本質』『日本政治をどう見るか』『永田町政治の興亡』『政治と秋刀魚』など。
1969年同大学博士号取得、1968年から40年以上コロンビア大学で教鞭をとり、現在は、コロンビア大学政治学名誉教授 、早稲田大学客員教授。1973年から91年まで、コロンビア大学東アジア研究所長を12年間務める。
慶応大学、政策研究大学院大学、コレージュ・ド・フランス、シンガポール大学など客員教授を歴任。中日・東京新聞の客員及びコラムニストのほか、新聞、テレビなど内外のマスコミで活躍。
三極委員会委員、米外交評会委員、米日財団理事。大正正芳記念賞、中日新聞特別功労賞、国際交流基金賞、旭日重光賞を受賞。
主な著書に『代議士の誕生』『日本型政治の本質』『日本政治をどう見るか』『永田町政治の興亡』『政治と秋刀魚』など。
参考図書
ジャパン・ストーリー ー昭和・平成の日本政治見聞録
ジェラルド・L・カーティス:村井章子日経BP社
募集要項
日時 |
2022年03月29日
(火)
19:00~20:00 ※日本語による講演です。 |
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受講対象者 | ライブラリーメンバー |
注意事項 |
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