六本木ヒルズライブラリー
書 籍

今読むべき新刊書籍12冊 -2020年5月-

「個人が力を伸ばしていくための本」、「センスの良さと知性を兼ね備えた本」が続々と入荷している六本木ヒルズライブラリー。今月届いた本は何?

新着本からお薦め書籍をご紹介します。






 

あまりにも独自でわかりやすいので、すらすら読みながら、「確かにそうだ ! 」と頷くことの多い経済学の解説書。 
『 現代経済学の直観的方法 』はとてもユニークです。 
 
概念的で掴みにくかった経済学を、鉄道のイメージや図解を使うこと等によって、ここまで易しく説明できるのかと驚いてしまいます。
確かに「経済学の本を読んで挫折した」人にぴったりです。
 
扱う範囲も幅広く、ポスト / ウイズ コロナ時代の社会の全体像を考える上で、「暴走する資本主義をどうやって遅くするか」という本書の視点は、欠かせないものといえるでしょう。
 





NetflixやSNSがあってもキツイ蟄居生活。
それらが全くなく、いつまでという期限もわからずに閉じ込められる生活とは、どんなものでしょうか…。
 
「起訴されれば99%超が有罪になる国」では、たとえ無実であっても、そんなことが自分に起こりうると、考えておかなくてはいけないのかもしれません。
 
マスメディアが作り出すイメージはあまりにも大きく、忙しい生活の中で、私たちの考えは知らないうちに操作されているのだな、と痛感する一冊でした。
 
 

(ライブラリー・アドヴァイザー:小林 麻実



現代経済学の直観的方法

長沼伸一郎
講談社

「深層」カルロス・ゴーンとの対話

郷原信郎
小学館

2020年6月30日にまたここで会おう

瀧本哲史
講談社

Compassion - 状況にのみこまれずに、本当に必要な変容を導く、「共にいる」力

ジョアン・ハリファックス
英治出版

コロナの時代の僕ら

パオロ・ジョルダーノ
早川書房

誤作動する脳

樋口直美
医学書院

地球に住めなくなる日

デイビッド・ウォレス・ウェルズ
NHK出版

ヤクザときどきピアノ

鈴木智彦
CCCメディアハウス

猫を棄てる 父親について語るとき

村上春樹
文藝春秋

世界一楽しい決算書の読み方

大手町のランダムウォーカー
KADOKAWA

世界を変えた150の科学の本

ブライアン・クレッグ
創元社

WHO YOU ARE—君の真の言葉と行動こそが困難を生き抜くチームをつくる

ベン・ホロウィッツ
日経BP


アカデミーヒルズのnote
今読むべき新刊書籍12冊