六本木ヒルズライブラリー
書 籍

今読むべき新刊書籍12冊 -2020年7月-

「個人が力を伸ばしていくための本」、「センスの良さと知性を兼ね備えた本」が続々と入荷している六本木ヒルズライブラリー。今月届いた本は何?

新着本からお薦め書籍をご紹介します。






 

私たちは、すぐにカッとなったり、感情に任せて簡単に理性を失うような人間を、上司に持ったり、友人にはしたくない。
それなのになぜ自分では、自分自身の心をすぐに怒りに明け渡してしまいそうになるのかー。
 
ローマ時代の哲学者であり、暴君ネロの師でありながらネロに自殺を命じられたセネカの言葉を、わかりやすく解説。
 
「そもそも怒る理由になるような出来事に、出会わないようにする」、「穏やかな性格の友人に囲まれている」、「空腹を避ける」といった当たり前の事柄を、薄い一冊の本にまとめただけなのに、素直に心に入ってくるのはなぜでしょう。
 

 
 
  
 
2020年7月より、プラスチック製のレジ袋等は、原則的に有料化されました。
これだけでは、問題の解決には全然ならない!と指摘する著者。
 
マイバックも、生分解性プラスチックも、それぞれに課題はあり、私たちはそれらを出発点として、想像を絶するような巨大な「プラスチックごみ問題」の中に入っていかなければならないのです。
 
考えなければならない問題の大きさにため息をついて終わってしまうか、そこから何かを生み出していくか。
問われているのは、ひとりひとりの生き方です。
 
 

(ライブラリー・アドヴァイザー:小林 麻実



2000年前からローマの哲人は知っていた 怒らない方法

セネカ
文響社

海洋プラスチック—永遠のごみの行方

保坂直紀
KADOKAWA

英語で学ぶ カーネギー「人の動かし方」

木村和美
講談社

サガレン—樺太/サハリン 境界を旅する

梯久美子
KADOKAWA

新型コロナVS中国14億人

浦上早苗
小学館

トヨタチーフエンジニアの仕事

北川尚人
講談社

3色だけでセンスのいい色

ingectar-e
インプレス

あいたくてききたくて旅にでる

小野和子
PUMPQUAKES

地方議員は必要か—3万2千人の大アンケート

NHKスペシャル取材班
文藝春秋

理由のない場所

イーユン・リー : 篠森ゆりこ
河出書房新社

見えない絶景 深海底巨大地形

藤岡換太郎
講談社

白人ナショナリズム—アメリカを揺るがす「文化的反動」

渡辺靖
中央公論新社


アカデミーヒルズのnote
今読むべき新刊書籍12冊