六本木ヒルズライブラリー
今読むべき新刊書籍12冊 -2018年9月-
「個人が力を伸ばしていくための本」、「センスの良さと知性を兼ね備えた本」が続々と入荷している六本木ヒルズライブラリー。今月届いた本は何?
新着本からお薦め書籍をご紹介します。
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「生物はただのアルゴリズムにすぎないのか」
前著『サピエンス全史』で人類の壮大な歴史 = "これまで" を網羅的に描き出した著者が、"これから" 何が起こるのかについて考察する本書。
前著と同様に膨大な事象や様々な視点が紹介され、私たちの多くは著者の知識量に圧倒されるでしょう。
だからこそ、それに飲み込まれずに、一人一人が「私は何を望んでいるのか」を著者のモノの見方に左右されず、自分のアタマで考えることが求められる本です。
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事件を調べる検事が、やってもいない犯罪の物的証拠をねつ造する。その理由は「上司を怒らせたくないから。」
日本だけではないにしろ、近年ますます目に付く、「一度決めたら引き返すことのできない」日本型組織の問題点。人は間違うものなのに、その間違いをなかったこととして暴走する組織を、どのように引き戻せるのか?
えん罪で164日拘留された著者は、「建前通りに行動せざるを得ないルール」、「誰かを責めるというより、その失敗を起こらないようにする仕組み」を作ることを提案します。
自分の所属する組織はこの病に患っていないのか?振り返ってみたくなります。(ライブラリー・アドヴァイザー:小林 麻実)
ホモ・デウス 上
ユヴァル・ノア・ハラリ : 柴田裕之河出書房新社
日本型組織の病を考える
村木厚子KADOKAWA
紛争地の看護師
白川優子小学館
NETFLIXの最強人事戦略—自由と責任の文化を築く
パティ・マッコード : 櫻井祐子光文社
the four GAFA
スコット・ギャロウェイ : 渡会圭子東洋経済新報社
英語の気配り—マネしたい「マナー」と「話し方」
マヤ・バーダマン : ジェームス・M・バーダマン朝日新聞出版
変わったタイプ
トム・ハンクス : 小川高義新潮社
エンジェル投資家—リスクを大胆に取り巨額のリターンを得る人は何を見抜くのか
ジェイソン・カラカニス【著】: 滑川海彦 【訳】: 高橋 信夫【訳】:孫泰蔵【解説】日経BP社
小さな幸せをひとつひとつ数える
末盛千枝子PHPエディターズ・グループ
amazon 世界最先端の戦略がわかる
成毛眞【著】ダイヤモンド社
VRは脳をどう変えるか?—仮想現実の心理学
ジェレミー・ベイレンソン : 倉田幸信文藝春秋
ブラックボランティア
本間龍KADOKAWA
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