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今読むべき最新書籍12冊 -2016年4月-

「個人が力を伸ばしていくための本」、「センスの良さと知性を兼ね備えた本」が続々と入荷している六本木ライブラリー。今月届いた本は何?

新着本からお薦め書籍をご紹介します。



最初の1ページ目から魅せられてしまう、『会社のために働くな』。ホンダの創業者、本田宗一郎の言葉を集めた一冊です。

"だからうちの連中に、会社のために働くな、自分の生活をエンジョイするために働きにこい、それで一生懸命やることで会社ともどもいいといっている。…滅私奉公は嫌いだ。"

明治生まれの宗一郎が、日本から世界の人の生活を変えるグローバル企業を生み出しました。彼の考えから見えるのは、気障とか、ダンディズムとか、最近あまり聞かない視座。

「自分の子どもは、自社に入社させない」というトップが、これまで世界にどれだけいたでしょうか? 日本人として誇りを持って読んで頂きたく思いました。





人と争わず、人に流されず、ただ自分らしくあることの強さを表現してきた著者の、これは最後の一冊になるのでしょう。『いのちをむすぶ』は、心を病んだ人、疲れた人のための場を自然の中に作りたいと願い、自宅を開放することから始めた女性のメッセージです。

ただ黙って人の話を聴き、丁寧におむすびを作り、座って一緒に食べる。それを「森のイスキア」と呼ばれる宿で繰り返してきた生涯。ことに、ひとつひとつの食材を極限にまで大切にし、何ひとつおろそかにしないで作る姿勢は、多くの人の支えになってきました。

ある意味では普通の人なのですが、それが神格化されているのも、今の時代を表していると思います。




日本という国が、どのようなゆがみによって成り立っているかということを、明らかにする書籍。その題材となるのは東日本大震災。

「国会事故調査会」がたどりついた結論は、規制されるべき東京電力等の方が、規制する経産省機関である保安院よりも原発について詳しかった等により、規制がなあなあになっていたという現実。関係者の誰もが「原発を止めない」ということを最も大切にしていたため、モノが見えなくってしまう…という姿が、よく理解できました。

ムラ社会、既得権益の温存、事無かれ主義が、日本のエリート中枢を蝕んでいることがよくわかります。その中で著者が見ている若者達の姿が救いになります。



(ライブラリーアドバイザー:小林 麻実


会社のために働くな

本田宗一郎
PHP研究所

いのちをむすぶ

佐藤初女
集英社

規制の虜

黒川清
講談社

10億ドルを自力で稼いだ人は何を考え、どう行動し、誰と仕事をしているのか

ジョン・スヴィオクラ : ミッチ・コーエン
ダイヤモンド社

「人を動かす」広告デザインの心理術33—人の無意識に影響を与える、イメージに秘められた説得力

マルク・アンドルース : マテイス・ラルス・ファン・レイヴェン
ビー・エヌ・エヌ新社

書くだけであなたの最高の力を引き出す方法

ジョアンナ・バーシュ : ジョアンヌ・ラヴォア
SBクリエイティブ

考える時間の9割はムダ

生嶋一生
実業之日本社

Who Gets What マッチメイキングとマーケットデザインの新しい経済学

ロス,アルビン・E.【著】櫻井祐子【訳】
日本経済新聞出版社

1年で聖書を読破する。

鈴木崇巨
いのちのことば社

ダグラス・ノース制度原論

ノース・ダグラスC.【著】瀧澤弘和,中林真幸【監訳】
東洋経済新報社

フレーバー茶で暮らしを変える

ステファン・ダントン
文化出版局

戦略コンサルティング・ファ−ムの面接攻略法—マッキンゼーの元面接官が教える秘密のノウハウ

チェン,ビクター【著】 : 渡部 典子【訳】
ダイヤモンド社


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