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ライブラリアンの書評    2020年5月

毎日続々と新刊書籍を入荷するライブラリー。その数は月に200~300冊。
その書籍を司るライブラリアンが、「まさに今」気になる本は何?



仕事でもプライベートでも、未知なものに取り組むときは計画を立てますが、その通りにいくとは限りません。そもそも未知なるプロジェクトの目標が正しいとは限らず、状況変化に伴い目標自体を変えることもあり得ます。チームメンバーがいるならば、メンバーひとりひとりの見る方向やスキルも異なります。
 
そんな前例がない共同作業を前に、本書で提唱される「プ譜(プロジェクト譜)」が、不透明を進むための羅針盤になります。

 獲得目標 ⇒ 勝利条件 ⇒ 中間目標 ⇒ 施策 という設定をしたうえで
 施策 ⇒ 中間目標 ⇒ 勝利条件 ⇒ 獲得目標 という順番で実行をする
 
プロジェクトの獲得目標をまず設定し、次にその目標を満たすための勝利条件を決めます。勝利条件に至るには、どのような中間目的があり、いかなる施策を講じればよいのかを可視化することで、プロジェクトの全容が明確になります。 何となくの目標や、思い付きの施策ではなく、全容を明らかにした「地図」が描かれていくのです。
 
本書はその地図を描くだけではなく、さらにプロジェクト推進のための「燃焼プロジェクト」を提唱します。プロジェクトの「形」と「流れ」をデザインすることで、チームメンバーの心に火が点いた状態を作り、推進力をアップさせるのです。

これから何が起こるかわからない、そのわからなさが増している今。これから無数に訪れるであろう様々なプロジェクトに対して、方法論を持っておくことが大きな武器となります。その傍らに携えておきたい本書です。
 


  (ライブラリアン:結縄 久俊)


見通し不安なプロジェクトの切り拓き方

前田考歩 後藤洋平
宣伝会議


 

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