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ライブラリアンの書評    2020年6月

毎日続々と新刊書籍を入荷するライブラリー。その数は月に200~300冊。
その書籍を司るライブラリアンが、「まさに今」気になる本は何?



2019年8月に病のために夭逝した著者による、未来を担う若者に向けての伝説の講義。それは8年前、2012年6月30日に行われました。本書に刻まれた言葉からは、講義の空気感が伝わってくると共に、今も普遍的なメッセージとして私たちを奮い立たせてくれます。
 
本書にある「自燈明」という仏教の言葉。それは仏教の開祖・ブッダが亡くなる時、「これから私たちは何を頼って生きていけばいいのでしょうか」という弟子たちからの問いに答えたもの。「わたしが死んだら、自分で考えて自分で決めろ。大事なことはすべて教えた。」

それはまるで、ウィズコロナな今の「先行き不透明」に、著者がまさに「自ら明かりを燈せ」と語っているかのよう。
 
誰かによって決められるわけではない、私たちひとりひとりの人生。
今いる場所で、やるべきことをやる。とにかく、行動する。
自らの道を自ら見出し、切り拓け。自ら信じる武器を手に、ミライに立ち向かえ。
 
8年前の言葉でありながら、今を予見するように言葉が鮮烈に輝きます。
ページをめくれば熱量が、ビシビシと伝わってきます。 

  (ライブラリアン:結縄 久俊)



2020年6月30日にまたここで会おう

瀧本哲史
講談社


 

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