六本木ヒルズライブラリー
書 籍
ライブラリアンの書評 2020年8月
毎日続々と新刊書籍を入荷するライブラリー。その数は月に200~300冊。
その書籍を司るライブラリアンが、「まさに今」気になる本は何?
「自分の薬をつくる」って? いったいどういうことでしょう。
自ら素材を調合し、最適な薬をつくること?
いえいえそれはどうやら著者と、対話を通して見出す薬。
自分にだけ効く薬の姿を、軽妙ながらも深い洞察で、著者が見出していきます。
<症状 ⇒ 対策(薬)>
・煮詰まっている ⇒ 企画書を綿密に書いてみる
・人との距離感が難しい ⇒ 自閉してみる
・演劇の台本が書けない ⇒ 台本に限定せずに、思うままに書きたいことを書いてみる
自分にだけ効く薬の姿を、軽妙ながらも深い洞察で、著者が見出していきます。
<症状 ⇒ 対策(薬)>
・煮詰まっている ⇒ 企画書を綿密に書いてみる
・人との距離感が難しい ⇒ 自閉してみる
・演劇の台本が書けない ⇒ 台本に限定せずに、思うままに書きたいことを書いてみる
肝になるのは「声にならない声」。
人がそれぞれ固有に抱える、漠然とした悩み・不安・困りごと。
そのモヤモヤに耳を傾け、声を与えて、身体の外に出してみようよ、と。
調子が悪い時は、身体の循環が滞っているとき。それはすなわちアウトプットするとき。
身体に溜まったモヤモヤ(声にならない声)を、自分なりの方法で外に出してみる。素直に外に出し、顕在化させてみる。それは絵でも、文章でも、歌でも、もちろん人に話すことでも、なんでもOK。
皆が皆、個人特有の問題を抱えている。その問題を解決するのは誰? それは自分。
自分にとっての「薬」は、自分でつくる。その一歩は、まず耳を傾けるところから。
自分にとっての「薬」は、自分でつくる。その一歩は、まず耳を傾けるところから。
(ライブラリアン:結縄 久俊)
自分の薬をつくる
坂口恭平晶文社
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