今、日本が大切にすべき“プリンシプル”を考える
~『白洲次郎 占領を背負った男』著者北康利、竹中平蔵が白洲次郎を語る~
日時

内容

そもそも白洲次郎は憲法制定に深く関与、吉田内閣では貿易庁長官も務め、通商産業省の創設にも尽力するなど戦後日本の復興に大きな役割を果たしました。
また、サンフランシスコ講和条約締結の場では、吉田茂の英語の演説原稿を直前に巻紙に書いた日本語に差替えて、羽織袴姿で読み上げるよう仕向けるなど、日本人としての誇りを持ち続けました。
「白洲次郎 占領を背負った男」(2005/8 講談社)の著者北康利氏は、「白洲次郎は、一見破天荒なように見える行動の中に、いつもすっきりした一本、際立った“筋”(次郎はこれを“プリンシプル”と呼んでいる)が通っていた。そのプリンシプルなるものを彼がどうやって身につけることができたのか、それをどうしても解き明かしたくなったのである。」と、執筆の動機を語っています。
世界規模で様々なことが大きく変わろうとしている今、戦後の激動の時代に、日本に誇りを持ち、日本のために自分の役割を誠実に全うした白洲次郎の「生き方」から、我々は多いに学ぶことができるのではないでしょうか。
今回のセミナーでは、北康利氏をスピーカーに迎え、竹中平蔵アカデミーヒルズ理事長と「今の日本人に求められる“プリンシプル”とは何か」を、白洲次郎の生き方から議論します。
オピニオン
~『白洲次郎 占領を背負った男』著者北康利、竹中平蔵が白洲次郎を語る~
2009年09月16日 (水)
「従順ならざる唯一の日本人」と呼ばれた白洲次郎。戦後という激動の時代に日本に誇りを持ち、私益ではなく国益を考え行動した氏のプリンシプルとは何だったのか。そして今、グローバル化が進み世界規模で大きな変化が起きつつある中、日本人に求められるプリンシプルとは?白洲次郎の生き様から探ります。- 第9章 白洲次郎の人格は、どのように形成されたのか2009年12月16日 (水)
- 第8章 「誰かがやってくれる」から「俺がやらねば誰がやる」へ
2009年12月07日 (月)
- 第7章 「プリンシプルのない日本」と言われないために2009年11月26日 (木)
講師紹介
スピーカー
北康利 (きた・やすとし)
作家
1960年12月24日名古屋市生まれ。
東京大学法学部卒業後、富士銀行入行。資産証券化の専門家として富士証券投資戦略部長、みずほ銀行財務開発部長等を歴任。2008年6月末でみずほ証券退職。本格的に作家活動に入る。現在、PHP総合研究所「次代を考える東京座会」メンバー。
著書に『ABS投資入門』(シグマベイスキャピタル)、『福沢諭吉 国を支えて国を頼らず』(講談社)、『子どものための偉伝人 福沢諭吉』『同行二人 松下幸之助と歩む旅』『匠の国日本 職人は国の宝、国の礎』『蘭学者川本幸民 近代の扉を開いた万能科学者の生涯』『九鬼と天心 明治のドンジョアンたち』(いずれもPHP研究所)等

モデレーター
竹中平蔵 (たけなか・へいぞう)
アカデミーヒルズ理事長/慶應義塾大学名誉教授
Biography in English
1951年和歌山県生まれ。一橋大学経済学部卒業。博士(経済学)。
ハーバード大学客員准教授、慶應義塾大学総合政策学部教授などを経て、2001年小泉内閣で経済財政政策担当大臣を皮切りに、金融担当大臣、郵政民営化担当大臣兼務、総務大臣を歴任。2006年よりアカデミーヒルズ理事長。現在、慶應義塾大学名誉教授。世界経済フォーラム(ダボス会議)理事。
著書は、『経済古典は役に立つ』(光文社)、『竹中式マトリクス勉強法』(幻冬舎)、『構造改革の真実 竹中平蔵大臣日誌』(日本経済新聞社)、『研究開発と設備投資の経済学』(サントリー学芸賞受賞、東洋経済新報社)など多数。

募集要項
日時 |
2009年04月07日
(火)
19:00~20:30 |
---|---|
受講料 |
3,000円 |
定員 | 150名
※定員になり次第締め切らせていただきます |
主催 |
|
協力 |
|
会場 |
アカデミーヒルズ49(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階) ※都合により40階に変更する場合、受講生には直接ご案内いたします。 |
お支払い方法
下記口座にお振込みください。
開催講座コード : S407
※ご入金の際に、お客様のお名前の前に講座コードをご記入ください。
※お振込み手数料はお客様でご負担願います。
※当講座は事前入金とさせていただいております。開講前に入金が確認できない場合、ご入場いただくことができませんので、ご了承ください。
※ご入金後はキャンセルできませんのでご了承ください。
※本講座では、請求書の発行はいたしておりません。
東京コンクルール・デレガンス2009
お問い合わせ先
アカデミーヒルズ スクール事務局
受付時間:10:00-18:30 (土・日・祝・年末年始を除く)
※お電話及びメールでの講座お申込は受け付けておりませんのでご了承ください。
- 電話番号 :
- 03-6406-6200
- サイトURL :
- お問合せ
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