六本木アートカレッジ

六本木アートカレッジ
Glories of the Japanese Music Heritage
世界に息づく日本の古代・近代音楽文化

日時

2013年04月29日 (月)  17:30~18:30(開場 17:00予定)

※座席は先着順、自由席です。
※本講座は、日本語での開催になります。

終了しています

内容

音楽のメッカ・ニューヨークにあるコロンビア大学では、「世界にも比類ない素晴らしい楽器」とされる雅楽器・尺八・筝の演奏家を育むプログラムが2006年よりスタートし、そこで演奏をマスターした学生による演奏会が毎年行われています。ルーシュ氏はこうした海外での和楽器普及を目指し、その活動を積極的に展開しています。

「ニューヨーク・シドニー・プラハ・ケルンなどの世界都市では、1980年代以降グローバルなプロ演奏家の活躍によって和楽器の魅力は再認識されています。一方、日本人は明治時代の西洋文化志向のなかで一時は廃れてしまった和楽器に対し、近年自信と矜持を持ち始めてはいるものの、これをどう世界に向けて発信していってよいのか戸惑っているのが現状です。」と日本の抱える和楽器音楽の課題をルーシュ氏は指摘しています。

セミナーでは外国人・日本人演奏家の演奏も交えながら、海外から見た鋭い視点で日本が誇るべき和楽器の素晴らしさと今後めざすべき姿についてお話いただきます。

講師紹介

ゲストスピーカー
バーバラ・ルーシュ (ばーばら・るーしゅ)
米コロンビア大学名誉教授/中世日本研究所所長

米国ペンシルベニア州フィラデルフィア出身。
アーラム大学卒後、ペンシルベニア大学で修士号(日本文学)取得。
コロンビア大学へ進み、1965年、博士号(中世日本文学)を取得。その間京都大学大学院へ約一年半留学。ハーバード大学、ペンシルベニア大学での教鞭を経て、1984年からコロンビア大学教授。1986年、ドナルド・キーン日本文化センターを設立。コロンビア大学中世日本研究所所長。
近年は、京都・奈良の尼門跡寺院復興プロジェクトを推進する傍ら、コロンビア大音楽学部に雅楽・邦楽プログラムをスタートさせるなど和楽器音楽の国際的普及に貢献。

主な受賞
1999年、勲三等宝冠章を授与。
2006年、「文化の架け橋賞(Cultural Bridge Award)」受賞。
2011年、京都府文化賞功労賞受賞。他多数

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