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活動レポート

1DAYイベント「六本木アートカレッジ 2012」の楽しみかた

~全23講座からお薦めの講座をご紹介します!~

アカデミーヒルズセミナー活動レポート文化

アカデミーヒルズ スタッフの活動レポート
文/かわかみ 

読書の秋、食欲の秋、そして芸術の秋。
暑い毎日から少し解放され、なにか始めるにはよい季節となりました。

アカデミーヒルズでは昨年11月23日に、一日丸ごとアートの学校「六本木アートカレッジ」を開催し、約1千名の方に参加いただきました。今年も、昨年に引き続き10月8日体育の日に「六本木アートカレッジ ~アートでエネルギーチャージ!」を開催します!
今回は、40名以上のエネルギッシュでユニークなゲスト登場し、それぞれが考えるアートについて語ります。

全23講座の中から担当者イチオシの講座をご紹介!

映画、ミュージックビデオ、テレビで大活躍の大宮エリー氏が登場

左)大宮エリー氏、右)生駒芳子氏
左)大宮エリー氏、右)生駒芳子氏
3つのクロストークのモデレーターをファッション・ジャーナリスト生駒芳子氏がつとめる。

まずは、オープニングイベントの大宮エリー×生駒芳子『大宮エリー的「言葉の力」』
大宮氏は、映画監督、脚本家、CMプランナー、作家と今話題の方。大宮氏の言葉は、心に灯りをともしてくれるような、そんな力がこもっています。
多方面で活躍中の大宮氏がどのように言葉と向き合っているのか、人に伝えるための言葉の力について、モデレーターの生駒芳子氏が迫ります。

豊かな「暮し」について“考える”トークが満載


左)建築家の谷尻誠氏 右)暮しのヒントが詰まった『暮しの手帖』
最も注目されている若手建築家の谷尻誠氏。広島・東京の2ヵ所を拠点とし、住宅から商業施設、展覧会の会場構成など、幅広い分野の空間デザインを手掛けています。そんな谷尻氏が語るのは「誤読」。身近なモノの見方をちょっと変えてみることで生まれる谷尻氏の建築についてご紹介いただきます。

そして、『暮しの手帖』編集長の間松浦弥太郎氏には、「暮しと仕事」をテーマに毎日を丁寧に、そして楽しくおくるヒントをご紹介いただきます。松浦氏の仕事と暮らしの哲学に、明日を楽しむ工夫と発見をみつけてみてはいかがでしょうか。

メディア芸術祭Presentsでは新進気鋭のクリエイターが登場


左)CALF 右)土佐信道(明和電機代表)
ファインアート以外にもアートコンテンツが盛りだくさん。メディア芸術祭からは、ベルリン国際映画祭で銀熊賞(短編部門)を受賞し注目を浴びている和田淳氏らアニメーション作家、評論家が設立したCALFが登場。アニメーション業界に風穴をあけたCALFの「CALF:サバイバルの方法論」は注目大です!

そして、規制概念に捉われることのない自由な発想でさまざなナンセンスマシーンを開発するアートユニット「明和電機」土佐信道氏による、「オタマトーンができるまで」では、日本おもちゃ大賞2010、「ハイ・ターゲットトイ部門にて「大賞」を受賞した「オタマトーン」の誕生秘話を語っていただきます。なんと一曲演奏もしていただきます!

アートの力で街を変える!ソーシャル・デザインという考え方


左)松田龍太氏、中央)古田秘馬氏、右)中村政人氏
「街はいったい誰がつくるのか?~コミュニティがデザインする街づくり~」では、地域づくり、そして地域のコミュニティづくりそのものをアートと考える松田竜太郎氏、丸の内朝大学を手掛け地域プロデューサーとして活躍の古田秘馬氏が登壇。松田氏は、十和田のヒト・モノ・コトを資産ととらえ、新しい価値をプラスし、世界に発信する新しい銀行「bank towada」などユニークな取り組みをされています。お二人のディスカッションから新しい地域とアートの可能性を考えてみませんか?

そして、東日本大震災後、アーティスト、クリエイターの集まる331ArtsChiyodaを拠点とし、創造の力を支援につなぐことを目的してはじまった『わわプロジェクト』をはじめた3331 Arts Chiyoda 統括ディレクターの中村政人氏による「つくることが生きること ~東日本大震災に見る絶望をエネルギーに変える力~」では、絶望をエネルギーに変え、創造力をもって表現・活動する人たちの奇跡をお話しいただきます。

2012年の目玉!「オープンカレッジ」と「夜のアートピクニック」


柿沢安耶(パティースリー ポタジエ オーナーパティシエ)

参加費2000円で、1ドリンクと美味しい野菜のおつまみ付き
10/8の講座のほとんどは、アカデミーヒルズ(森タワー49階)で開催されますが、当日六本木ヒルズに遊びにいらした方にも六本木アートカレッジのエッセンスを楽しんでいただこうと「六本木アートカレッジ オープンカレッジ」を企画しました。野菜スイーツでおなじみのポタジエの柿沢安耶氏による、「野菜から広がる可能性~食で日本を元気に!~」、そして日本のワインと日本の食材や料理との相性の良さを紹介する、「日本のワインと地方食材とのマリアージュを楽しもう!」ではワインの試飲付き!オープンカレッジは、六本木アートカレッジに申込みしていない方でも1講座¥500で参加可能です。(六本木アートカレッジにお申込みの方は無料)是非、お気軽にご参加ください。

そして、美術家・横尾忠則氏×生駒氏のエンディングトーク、『横尾忠則の「感性の宇宙」』が終わった後は・・・、参加者とゲストの交流が楽しめる「夜のアートピクニック」へ出かけませんか?古田秘馬さんのレストラン「六本木農園」にて楽しいナイトパーティを企画。参加費¥2000で1ドリンクと美味しい野菜のおつまみ付きです。


その他、ご紹介しきれなかった講座についてはこちらからご確認ください。全23講座から自分なりの時間割を作ってみてはいかがでしょうか?
10/8(月・祝)は、是非六本木アートカレッジで朝から晩までアートを楽しんでください!