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貧困をなくし、開発を進める仕事の醍醐味

 -加納裕二さん(IFC)を迎えた10月の[グローバル・アジェンダ・ゼミナール]

活動レポート政治・経済・国際環境
更新日 : 2010年10月27日 (水)

アカデミーヒルズ スタッフの活動レポート
グローバル・アジェンダ・ゼミナール 金融 ~ Creating opportunities through finance
開催日:2010年10月2日(土)
ゲスト講師: 世界銀行グループ 国際金融公社(IFC) 加納裕二
講師: 石倉洋子(一橋大学大学院国際企業戦略研究科 教授)
文/小林麻実  写真/清水香帆


ゲスト講師は、世界銀行グループ 国際金融公社(IFC)加納氏


石倉洋子教授

アドバイザリーボードの黒川先生も登場した回となりました。

「あなたが商社のアフリカ ビジネス担当だとします。日本の顧客にとって、魅力的なビジネス(プロジェクト)の例を具体的に考えてください。 その際に、IFCに資金提供を申請するものとして、資金提供を受けるための要件や留意点について考慮に入れながら考えてください。」

これは、第8回グローバル・アジェンダ・ゼミナールのために、ゲスト講師の加納裕二さん(IFC)から出されていた事前課題です。

約50名のゼミ生は忙しい仕事の合間をぬって資料を読み、各自でプランを作ります。それらをセッションの前に持ち寄って、チームとしての提案を作っておくところもあれば、当日のゼミ内で侃侃諤諤の議論でまとめるチームもあり……。様々のスタイルで課題をこなしていきます。

メイン・ファシリテイターである石倉洋子教授の指導のもと、ホワイトボードに「What、Why、How」をまとめ、英語で5分ずつプレゼンしていくのも、8回目のセッションとなったいまとなっては手慣れたものとなりました。

今回のグローバル・アジェンダ・ゼミナールのために、米国ワシントンD.C.から出張を兼ねて来日された加納さん。みずほコーポレート銀行(旧日本興業銀行)でのプロジェクトファイナンスの経験を生かし、現在は途上国においてエネルギー関連の投融資を行っています。

「一般の銀行や投資銀行とIFCの違いは何か?」
「なぜ、IFCのようなハイリスクのビジネスが成り立つのか?」
加納さんによるゼミ前半の説明は、実は課題を考える上で大きなヒントになっていました・・・。


この第8回グローバル・アジェンダ・ゼミナールの模様は、ファシリテイターの石倉洋子教授のブログでも紹介されています。

関連リンク

  

  - Yoko Ishikura's Blog -

石倉教授の意図やご感想が詳しく書かれていますので、ぜひご一読を!