六本木ヒルズライブラリー

東大EMP×アカデミーヒルズ ライブラリー
『世界の語り方』を語る (19:15~20:45)

【スピーカー】合原 一幸 (東京大学生産技術研究所 教授)
       中島 隆博 (東京大学東洋文化研究所 教授)
       小林 康夫(東京大学 名誉教授) 

ライブラリーイベント



【会場】アカデミーヒルズ(六本木ヒルズ森タワー49階)
※詳細は、開催当日のインフォメーションボード(2階/49階)をご確認ください。

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日時

2019年01月22日 (火)  19:15~20:45
終了しています

内容

東京大学エグゼクティブ・マネジメント・プログラム(東大EMP)の10周年を記念して、2018年9月に『世界の語り方』が出版されました。さまざまな専門分野の先生方が、自身の分野を超えて学際的・文理融合的な対話を積み重ねていくプロセスをそのまま文字に落とし込んだものです。
 
一般に、異なる専門分野を持つ専門家同士がその枠を超えて対話することは、簡単ではありません。では、それがいかにして可能になったのでしょうか。その鍵は、「語り方」というアプローチにあります。「何を語るのか」以上に、「どのように語るのか」に注意を払うことで、専門の垣根を超えた対話が可能になったのです。
 
今回、この対話をリードする役割を担った編者の中島隆博先生と、対話に登場するメンバーの中から哲学の小林康夫先生と数学の合原一幸先生をお招きし、『世界の語り方』を出版した後で、もう一度それを語り直すことを試みます。

熱のこもった対話から、どのような新たな「語り方」が出てくるのか、その出来事が生まれてくる現場を皆さんと共有したいと思います。

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■東大EMPとアカデミーヒルズ会員制ライブラリーの共催イベントです■
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合原 一幸(東京大学生産技術研究所 教授)
  あいはら かずゆき

 
日本学術振興会奨励研究員、東京電機大学工学部助手、専任講師、助教授、東京大学工学部助教授、同大学院工学系研究科教授、新領域創成科学研究科教授、情報理工学系研究科教授などを経て、2003年から現職。 2010年~2018年 東京大学生産技術研究所最先端数理モデル連携研究センター長を兼任。
 
主に、脳の数理や、カオス工学、複雑数理モデルに関して研究しており、具体的研究テーマとして、(1) 複雑現象の数理解析、(2) 脳情報システム理論・人工知能、(3) 疾病の数理モデルと治療への応用、(4) 複雑ネットワークの工学・産業応用などがある。
 
主な編著書に『脳はここまで解明された』(ウェッジ)、『カオス学入門』(放送大学教育振興会)『複雑系がひらく世界-科学・技術・社会へのインパクト』(日経サイエンス社)、『暮らしを変える驚きの数理工学』(ウェッジ)、『爆笑問題のニッポンの教養 脳を創る男 カオス工学』(講談社)、『人工知能はこうして創られる』(ウェッジ)など多数。その他共著、研究論文多数。
 


 
 
中島 隆博(東京大学東洋文化研究所 教授)
  なかじま たかひろ


東京大学法学部卒業、東京大学大学院人文科学研究科中国哲学専攻博士課程中途退学。
中国哲学研究者。東京大学大学院総合文化研究科の准教授、東洋文化研究所の准教授(2012
年 10 月)を経て、2014 年 4 月より同教授。

UTCP(The University of Tokyo Center of Philosophy)— 東京大学大学院総合文化研究科
に設置された哲学の国際的な共同作業のための機関で、21 世紀 COE とグローバル COE プ
ログラム「共生のための国際哲学教育研究センター」の事務局長(2002~2012 年)、東洋文
化研究所副所長(2016 年 4 月~2018 年 3 月)を務めた。現在も UTCP のメンバーでもある。中国哲学の脱構築、哲学と歴史、中国の言語哲学を主要研究テーマとして取り組む。

主な著書に、『思想としての言語』(岩波現代全書)、『コスモロギア—天、化、時』(編共著、法政大学出版局)『悪の哲学—中国哲学の想像力』(筑摩選書)、『東大エグゼクティブ・マネジメント 課題設定の思考力』(共著、東京大学出版会)、『共生のプラクシス—国家と宗教』(東京大学出版会、第二十五回和辻哲郎文化賞受賞)、『ヒューマニティーズ 哲学』(岩波書店)、『荘子—鶏となって時を告げよ』(岩波書店)、『残響の中国哲学—言語と政治』(東京大学出版会)など、他多数。



 小林 康夫(東京大学名誉教授) 
  こばやし やすお


青山学院大学 総合文化政策学大学院 特任教授
 
東京大学大学院人文科学研究科 比較文学比較文化専攻卒業。
フランスのパリ第 10 大学で博士号取得。電気通信大学助教授、東京大学教養学部助教授・教授、東京大学大学院総合文化研究科教授を経て現職。
 
専門は表象文化論・現代哲学。哲学からアート・文学・建築・ファッションまで幅広い分野での批評的活動をこれまで展開。UTCP(University of Tokyo Center for Philosophy)のセンター長を十年以上つとめ、そこを拠点に各国の研究者とのさまざまな共同研究を行ってきた。
 
多くの著書・編集本・翻訳がある。最近では、『表象文化論講義 絵画の冒険』(東京大学出版会、2016 年)、『オペラ戦後文化論1 肉体の暗き運命 1945-1979』(未来社、2016 年)、『君自身の哲学へ』(大和書房、2015年)、『「知の技法」入門』(河出書房新社、2014 年、大澤真幸との共著)、『こころのアポリア—幸福と死のあいだで』(羽鳥書店、2013 年)、『歴史のディコンストラクション—共生の希望へ向かって』(未来社、2012 年)、『存在のカタストロフィー:〈空虚を断じて譲らない〉ために』(未来社、2012 年)、などがある。
三宅一生デザイン文化財団 理事、日本証券奨学財団 評議員、日本デザイン振興会 評議員など。


参考図書

東大エグゼクティブ・マネジメント 世界の語り方1: 心と存在

東大EMP,中島隆博【編集】
東京大学出版会

東大エグゼクティブ・マネジメント 世界の語り方2: 言語と倫理

東大EMP,中島隆博【編集】
東京大学出版会