六本木ヒルズライブラリー

収益力の高いウェブサイトをいかに構築するか?!

布施譲さんの『ホームページ担当者が知らないと困るWebサイトリニューアルの常識』

 現代においてWebサイトは、会社の顔であったり、重要なマーケティングツールであったり、非常に大きなウェイトを占めています。しかし効果的なWebサイトの戦略とは?どういったものなのでしょうか。ウェブの専門家ではない私達は、自分たちの意向をどう製作会社へ伝えたら良いのでしょうか。
 メンバーの布施譲さんに、著書『ホームページ担当者が知らないと困るWebサイトリニューアルの常識』執筆された際のテーマを、ご紹介いただきました。ぜひWebサイト製作で悩んでいらっしゃる方は、ご一読ください。


『ホームページ担当者が知らないと困るWebサイトリニューアルの常識』は、収益力の高いウェブサイトをいかに構築したらよいか、実際に布施譲さんが実践してきた内容を一冊にまとめられた書籍です。
執筆にあたっては、以下の3点を柱にされたそうです。

■発注者側に質問力をつけてほしいということ。
良いサイトを構築するには、発注側(企業様)と制作会社とが、妥協なく、高い次元でコミュニケーションを交わすことが理想ですが、現実にはウェブという専門性を前に翻弄され、制作会社に任せすぎてしまうケースを多く見かけてきました。
より質の高いサイト構築を実現するには、発注者側である企業様に、高い視点を持ってもらい、制作会社への質問力をつけてほしいという願いがあります。

■ウェブの活性化は、ビジネスを飛躍させる原泉になりうるということ。
ウェブサイトは、自ら積極的に情報を取得しにやってくるモチベーションの高いユーザーとの出会いの場であり、マーケティングやブランディングの実践の場と言っても過言ではありません。この場を活性化させることができれば、ビジネスを大きく変えることができるわけです。

■技術ではなく、何を伝えるかが大事だということ。
ここ10数年ウェブ制作の現場は技術主導型で成長してきました。しかしその著しい技術的進歩とは対照的に、根本として、何をどのように伝えるべきかというコミュニケーションの構築の部分においては、いまだ著しく発展途上にあるようです。
伝える技術が進歩しても、伝えるべきメッセージがなかったり、効果的な語り口を使わなければ、顧客のこころをグリップすることには至りません。

ウェブ制作会社の企画書の多くは、ユーザビリティが一義になっています。しかしユーザビリティは、機会損失は防げても、ビジネスを生む原泉にはなりえません。
やはりコミュニケーション重視、コンテンツの時代へといち早く転換することが求められていると考えます。

以上、これらのテーマをベースに、私の提示した解決策が、少しでも企業様の力になれれば幸いです。

布施 譲さん ( 株式会社インプレシオン代表 )


出版社、ゲーム会社にてマーケティング業務や経営の実践を学んだあと、2002年よりウェブへ転向。SEOやリスティング広告のコンサルティングを経て、現在は主に上流のマーケティング戦略やコミュニケーションについてのプランニング・コンサルティングを行っている。実践力のある活きたプランニング、ユー ザーに刺さるコミュニケーション、結果にこだわるコンサルティングがモットー。株式会社インプレシオン代表。

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