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ピープル

篠原雅武(しのはら・まさたけ)

哲学者

プロフィール

篠原雅武

1975年神奈川県生まれ。京都府在住。哲学者。京都大学総合生存学館特定准教授、京都大学総合人間学部卒業、同大学院人間・環境学研究科博士課程修了。哲学や思想、環境人文学の研究を中心に、現代美術や建築との接点で考えている。人間が存在することの条件に関して考察を行ない、文章を書いている。問われているのは、人為と自然の関係、世界の脆さの只中における人間存在の条件といったことである。2010年代後半より、アーティストの創造現場に立ち会うことで思考を展開することを試みている。概念的な理解や主張の成立に先立つ感覚的な領域との接点で思考することの可能性を問うことを課題としている。主な著作として、『複数性のエコロジー』(以文社、2016年)、『人新世の哲学』(人文書院、2018年)、『「人間以後」の哲学』(講談社、2020年)。主な作品解説として『Illuminance』(川内倫子、torch press, 2021年)。ティモシー・モートンの『自然なきエコロジー』と『ヒューマン・カインド』の翻訳者でもある。


関連講座

2024年01月

森美術館開館20周年記念展「私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために」
トークイベント+自由鑑賞
講座開催日:2024年01月22日 (月)

今年20周年の節目を迎える森美術館。その記念企画第二弾である「私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために」では、環境問題をはじめとする様々な課題について多様な視点で考えることを提案しています。本展を企画したキュレーターの椿玲子と哲学者 篠原雅武さんに本展の見どころ、また「人新世の哲学について」お話しいただきます。【リアル開催】


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著作書籍

複数性のエコロジー 人間ならざるものの環境哲学

複数性のエコロジー 人間ならざるものの環境哲学

篠原雅武

以文社


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