六本木アートカレッジ

六本木アートカレッジ
え?クラシック?なぜ?

日時

2013年11月24日 (日)  16:10~17:10 (開場 15:50予定)
終了しています

内容

クラシック、って100年も200年も前の音楽でしょ? しかもヨーロッパの。21世紀のアジアにいて、どう関係があるの? 
ストレートなこんな問い掛けに、まさしく!と頷きたくなります。そのうえで、でも、関係はあるんだよ、と、iPodで聴きカラオケで歌っている音楽も、ジムでからだを動かしているときの音楽も、映画やゲームでなっている音楽も、ヨーロッパから由来した音のならびにもとづいているんだ、と、そもそもこの列島でいま生きている人たちの耳が、そうしたひびきで育成されてきたことを想いおこしてみたら?と囁いてもみたくなるのです。ただ消費され、楽しまれるだけではない音楽のあり方がある、100年や200年経っても演奏されている音楽にある価値とは何なのでしょう?そんなことが考えられたら、と。

※協力:サントリーホール

講師紹介

スピーカー
小沼純一 (こぬま・じゅんいち)
音楽・文芸批評家/早稲田大学文学教授

1959年東京生まれ。音楽を中心にしながら、文学、映画など他分野と音とのかかわりを探る批評を展開する。現在、早稲田大学文学教授。音楽・文芸批評家。著書に『武満徹 音・ことば・イメージ』、『バカラック、ルグラン、ジョビン 愛すべき音楽家たちの贈り物』『ミニマル・ミュージック その展開と思考』『魅せられた身体 旅する音楽家コリン・マクフィーとその時代』『映画に耳を』他多数。詩集に『しあわせ』『サイゴンのシド・チャリシー』ほか。編著に『武満徹エッセイ選』『高橋悠治対談選』『ジョン・ケージ著作選』ほか。

写真:瀬戸正人

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