六本木ヒルズライブラリー
【アペリティフ・ブックトーク 第46回】
時の彼方の空遠く〜縄文人、私たちの祖先 (19:15~20:45)
【スピーカー】澁川 雅俊 (ライブラリーフェロー)
ブックトーク
【ライブラリーメンバー・一般対象】事前のお申込みは不要です。当日会場へお越しください。
※ライブラリーメンバー以外の方もビジターチケット3,000円(税別)にて、ご参加いただけます。
【会 場】アカデミーヒルズ (六本木ヒルズ森タワー49階)
日時
2018年12月07日
(金)
19:15~20:45
内容
今期のエントランス展のテーマ「我々はどこから来たのか 我々は何者か我々はどこへ行くのか』は、人類のアイデンティティへのグローバルな視野からの問いかけです。それを日本列島に狭めてみたらどうなるでしょう。
日本人は、超法規的定義によると、「日本列島に起源をもつ民族集団」を指します。また日本列島は、5千6百万年〜3千4百万年前頃にその原型が形成され、2千3百万年から5百3十万年前に日本海が形成されてユーラシア大陸と分離したといわれています。その最終期でも、陸上にウマや狼の祖先、海中に鯨や鮫の祖先、空中に鳥類の祖先が現れたばかりで、人類に近い動物では、メガネザルなど猿類の祖先が漸く樹木の間に細々と生の営みを開始した時代でした。ホモ・サピエンス種の誕生までには、さらに5百万年以上待たなければなりません。
日本人の大祖先は10万年ほど前にアフリカで生まれたことがわかっています。絶滅したネアンデルタール人は悲哀と憐憫の物語を持っています。直接的な祖先ではないものの、私たちの祖先と同じ時代に生きており、交流があり、血の交わりもあったとされています。
私たち日本人の直近の祖先は縄文人と呼ばれ、1万5千から3千年くらい前までにこの列島で栄え、2千5百年ほど前に大陸から渡ってきた弥生人と同化したといわれています。
この2・3年、縄文に関連した本の出版が相次いでいますが、どういう訳でしょうね。それを明らかにできたらと考え、今回は「縄文人」をテーマとしました。
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