日本元気塾

為末・遠藤ゼミの活動報告(4期)

日本元気塾
更新日 : 2015年11月09日 (月)

第4回「日本を元気にするって何?」卒塾発表に向けてのワークショップ

講義概要

■開催日時 
2015年9月15日(水) 19時30分~21時30分

■概要
・これまでの講義の振り返りと共有
・遠藤さん、為末さんを交えて、各チームでのブレーンストーミング 

講義の感想レポート 

塾生による講義を終えての“熱い感想”を、毎回ご紹介していきます。 
今回は、小倉さん、山本さん、山木さんのレポートです。



小倉さん
日本元気塾は『アウトプット』があってこそ受講の価値があることを再認識した。
そう感じたのは、今回の講義で講師と塾生で3回の講義を振り返り、各自が印象に残ったことや現在行動に移していることなど共有することで、その回の受講時には気づかなかった新たな視点や気づきを得ることができたためである。

数十分の時間ではあったが、振り返りを通して、得た知識をアウトプットすることの重要性を体現することができた。
これから最後の卒塾課題の”実現”へ向けて、チーム一丸となって加速度的に”行動”していきたい。


山本さん
今回は、卒塾課題「2つ以上の専門領域を交えた、日本を元気にするアクションプランの提案」の準備。私は、自身も幼少期から過ごした「田舎」にはものすごい価値があるのではないかと思っていて、今回、少子高齢化・過疎化の進みつつある未来に向けて、何かアクションプランを提案できればと思っている。

冒頭、為末先生・遠藤先生から、「個人の深堀×他者との交流がイノベーションを生む」事例の紹介とともに、「そもそも今回ゴールに設定している“元気な状態”とはどういう状態か?」と会場に質問。—「熱量の良い状態」「自分を好きな状態」「明日すべきことが見えている状態」「明日何があるかわからない状態」「役割がある状態」「役割から外れた状態」等々。—各々の人生経験や専門性を反映した回答の多様さに驚く。

アクションプラン検討では、私の専門であるエネルギーに関してまだまだ知識を深堀していく必要を感じた一方で、こういった他業種の方々(国際関係・ファイナンス・教育・冒険・コンサル等に専門領域を持つ多彩なメンバー)との議論に可能性・面白さを感じた。為末先生・遠藤先生との双方向のコミュニケーションも触媒として、議論は熱を帯びた。-いま私は元気な状態だ。



山木さん
「日本を元気にすることって何?」その問いに塾生一人ひとりから様々な意見がありました。「明日どうなるのかわからない」という「危うい状態」や「何をすべきかわかっている」という「目的を持った」時に、人間は一つの方向に向かって行動しやすくなるのではないか、またそのような状況が元気であるといった意見から、すべてにおいてポジティブになっていることという意味で「ノリ」自体が元気を示しているといったもの、また、意見が活発化している状態や活発化している意見が一辺倒ではなくバランスが保たれている、いわゆる熱量についてのお話もありました。その中で「未来に向かって主体的」であるという言葉に、非常に共感を持ちました。

私たちは、普段の生活や仕事などにおいて、自分の経験や知識によって何かを決断し、解決していくことが多いでしょう。そうしたことはごく自然なことであり、物事を順序良く整理し、無駄なく自身や自身が置かれた環境において何かしらの回答を導きだしています。しかしながら、そうした連続的な行動に慣れてしまっているのも事実であり、連続性を保とうとする習慣になっているのではないでしょうか。すなわち、いつの間にか問題や課題について、修正の効かない状況に陥ってしまっている、または、修正すること自体を避けてしまっている可能性もあるかもしれません。内部の変化についていけなくなったと言い換えられるのかもしれません。

ではここで、どうして主体的になることが必要なのでしょうか。主体的になるというと、その後には多様性やグローバルと続いてしまいそうですが、その前に、実際には自己の問いを深めることだと思います。その上で、外部や分野を超えた人々との対話が成り立ち、外圧を良い刺激として吸収していくことができるでしょう。そして、他が抱える問題に対する解決への糸口を違う角度から提示できる可能性が生まれてくるのだと思います。今期の元気塾でも「日本を元気にする」志を共にする仲間と学ぶことができ、大変多くの刺激を受けることができました。

為末大先生の「何か一つでもワクワクすることがある」石川善樹先生の「問いを深める」遠藤謙先生の「何かを深く追求する人が集まる方が面白いことができる」そして、藤巻幸夫先生からの「なんでもいいから一つ突き抜ける!」といったメッセージを真摯に受け止め、これからに活かしていきたいと思います。

講師コメント

今回の講義を通じて、為末さん、遠藤さんはどのように感じたのでしょうか?



為末さん
私と遠藤は、異業種の人間が手を組んだという見られ方をすることが多く、業界をまたぐ象徴として語られることが多いです。それは間違ってはいないのですが、私もおそらく遠藤もそうですが、むしろ目的から逆算すると全く違和感なくこのタッグでやったほうがいいだろうと考えることができました。今自分が持っているものから考えていくと確かに業種が違う人とどうやって組んだらいいかわからないところがありますが、未来から考えてみれば実は業種やバックグラウンドの違いなんて大したことではないのではないかと考えています。どんなアイデアが出てくるか今から楽しみです。

遠藤さん
何か大きなことをやろうとするとき、その目的が大きいときほど壁も大きいものです。このときに特に日本人はテクニックや手法に走る傾向があるように思います。しかし、ウサインボルトの走り方をまねても速くならないのと同じように、成功した人と同じことをしても成功することはほとんどないと思います。境界を越える、異分野とのコラボ、グローバル、すべて結果的にそうなっているものだと思います。ノーベル平和賞を受賞したモハメドユヌス氏はソーシャルビジネスの原則の最後に楽しむということの重要性をあげています。まずは、大きな目的に対して、自分が楽しめるか。Yesであれば、結果的に境界を知らないうちに越えていくのではないかと思います。