石倉洋子のグローバル・ゼミ

グローバル・アジェンダ・シリーズ
いまの成長は本物か?日本株トップアナリストに聞く日本経済の行方

~安倍政権が成長戦略として掲げる「ウーマノミクス」も解説~

グローバル・アジェンダ 政治・経済・国際

日時

2014年03月19日 (水)  19:00~21:00

※受付開始は18:30を予定しております。
※本セミナーは日本語で行います。

終了しています

内容

アベノミクスの政策により、株価は上昇し、日本の景気は上向いています。

大胆な金融緩和政策、機動的な財政出動、という2本の矢が放たれた後、3本目の矢の「成長戦略」に注目が集まっています。

今回のセミナーでは、これまで数回に渡りインスティチューショナル・インベスター誌のアナリストランキングで日本株式投資戦略部門1位に選出され、日本株のトップアナリストであるゴールドマン・サックス証券(株)マネージングディレクターのキャシー松井氏をお招きし、日本経済の行方についてお話いただきます。

アベノミクス後、日本経済の動向は世界中から注目を集めており、日本の復活を期待する声がある一方で、逆に懐疑的な専門家もいます。日本株の専門家として長期に渡り、日本経済をウォッチしてこられた松井氏はどのように日本の成長を評価し、世界経済の動向の中で日本をどのように位置付けているのでしょうか。

松井氏はまた、安倍晋三首相が成長戦略として打ち出している「ウーマノミクス」の提唱者としても知られています。

安倍首相は今年1月のダボス会議でも「日本で最も活用しきれていない人材は女性」と主張し、女性の就労を拡大すれば国の成長が期待できる、とスピーチで述べています。
具体的には「女性が働きやすい環境を整え、社会のあらゆる分野で2020年までに指導的地位に女性が占める割合を30%以上にする」という目標を立てています。

松井氏がウーマノミクスに関する最初のレポートを発行したのは1999年。それから10年以上を経て、初めて政府の戦略として女性活用が日本の経済成長と結びつけられました。

「女性の活用」を成長戦略に掲げる安倍政権を第一人者である松井氏はどのように見ているのか、そして今後、政府がすべきことは具体的に何だとお考えなのか、今後ウーマノミクス拡大の恩恵が期待できる企業や業種に関しての分析もお伺いします。

セミナー後半は、慶應義塾大学大学院教授の石倉洋子氏のモデレートの下、グローバルな舞台で今の日本経済がどのように見られているのか、少子高齢化を迎える日本の数十年後の経済状況はどのようになるのか、今後長期的な経済動向の中で、企業、そして個人が取るべき方針とは、などについて考えます。

ビジネスパーソンとして日本経済の動向の知識は必須です。世界的に注目される松井氏の日本経済の動向の解説を聴くことにより、長期的に企業の戦略はどうあるべきか、そして自分がどういう働き方を進めていくべきかを考える絶好の機会となります。


講師紹介

ゲスト講師
Kathy Matsui(キャシー・松井) (キャシー・マツイ)
ゴールドマン・サックス証券株式会社 マネージング・ディレクター チーフ日本株ストラテジスト、グローバルマクロ調査部アジア共同ヘッド

1994年にゴールドマン・サックス証券株式会社に入社。1998年、マネージング・ディレクター、2000年にパートナーに昇格。
社内では、パートナーシップコミッティー、アジアパシフィックマネジメントコミッティー、投資調査部ビジネススタンダードコミッティーのメンバーである。
過去数回、インスティチューショナル インベスターズ アナリストランキングにて日本株式投資戦略部門で1位を獲得。ウーマノミクスのテーマにて、2007年にウォールストリートジャーナルの「10 Women to Watch in Asia」の一人に選ばれた。その他、政府関係の女性の潜在力促進・向上改革に向けた意見交換の会合、ワーキンググループなどに参加した。

現在、アジア女子大学の理事会メンバー、ハワイ自然保護協会理事会メンバー、米日カウンシル議会、経済同友会メンバー、日本癌学会の乳がん基金のアドバイザリーメンバーの一員でもある。

ハーバード大学、ジョンズ・ホプキンズ大学院卒業(SAIS)。
  「ウーマノミクス5.0」
ストラテジストのキャシー・松井が1999年にウーマノミクスのレポートを発表してから20年が経ちました。最新の「ウーマノミクス5.0」のレポートでは、これまでの進捗状況の検証のほか、改善が必要な分野に対する具体的な提言を行っています。(※このレポートは2019年4月16日付「ウーマノミクス5.0:20年目の検証と提言」の短縮版です。)

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モデレーター
石倉洋子 (いしくら・ようこ)
一橋大学名誉教授

専門は、経営戦略、競争力、グローバル人材育成。
米バージニア大学大学院経営学修士(MBA)、ハーバード大学大学院 経営学博士(DBA)。
マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て青山学院大学国際政治経済学部教授。一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授。
積水化学工業株式会社、株式会社資生堂において社外取締役。
ダボス会議を主催する世界経済フォーラムのMember of Expert Network。
主な著書に、「戦略シフト」(東洋経済新報社)、「日本の産業クラスター戦略」(共著、有斐閣)、「戦略経営論」(訳、東洋経済新報社)、「グローバルキャリア」(東洋経済新報社) 「世界級キャリアのつくり方」(共著、東洋経済新報社)、「世界で活躍する人が大切にしている小さな心がけ」(日経BP社)、「世界で活躍する人の小さな習慣」(日経ビジネス人文庫)。
   
  石倉洋子の公式ウェブサイト(日本語)
  Yoko Ishikura's Official Website(English)

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講座趣旨

グローバル・アジェンダ・シリーズとは

いま、日本では世界規模で活躍できる人材の育成がどの企業にとっても共通課題として浮上しています。
そのような時代の要請を受けて、アカデミーヒルズが開講しているグローバル人材育成プログラム「Global Agenda Seminar(GAS)」。GASのプロジェクトの一環として、世界の問題やグローバル人材に関わるテーマで広く一般のビジネスパーソン向けに開催しているセミナーシリーズです。
本セミナーはどなたでもご参加いただけます。

GASは2014年6月に6ヶ月間のプログラムとして開講予定です。これまでの活動レポート、今後のプログラムなどの詳細はこちらに更新してまいります。


開催実績

石倉洋子 (一橋大学名誉教授)
開催日 :  2014/05/16 (金)

石倉洋子 (一橋大学名誉教授)
開催日 :  2013/04/12 (金)

根本かおる (国連広報センター所長)
開催日 :  2013/03/14 (木)

募集要項

日時 2014年03月19日 (水)  19:00~21:00

※受付開始は18:30を予定しております。
※本セミナーは日本語で行います。

受講料 5,000円
定員 150名

※定員になり次第締切ります。

主催
  • アカデミーヒルズ
会場 アカデミーヒルズ49(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階)

※お申込期日:2014年3月19日(水)15:00まで
※定員になり次第締切り

お支払い方法

クレジットカードによるお支払いのみです。
※お申込み後のキャンセル及び返金は承っておりません。
※クレジットカードはVISA、MASTER、JCB、AMERICAN EXPRESS、DINERSのみのお取扱となります。
※お支払方法は「一回払い」のみとなります。(「リボルビング払い」「分割払い」等はご利用いただけません)

【その他】
※領収証をご希望の方は、「申込画面」内の<請求書・領収証発行>欄でラジオボタンの「WEB上で発行する」をお選び下さい。
「WEB上で発行する」をお選びいただきますと申込完了後に、領収証のダウンロード画面が表示されます。ダウンロード画面を一旦閉じると再度ダウンロード画面に戻ることが出来ませんのでご注意ください。


9期インタビュー
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