セミナー・イベント

六本木天文クラブ 中秋のセミナー付き観望会
地球をまわるスペースデブリ
~宇宙開発が遺したもの~

教養

日時

2009年10月06日 (火)  19:00~20:30
終了しています

内容

地球を周回するデブリ(イメージ)
(c)JAXA
デブリ衝突模擬実験の標的
 (27mmのアルミ板に1gのプラスチック製の弾を秒速6.7kmで衝突させたもの。貫通)
(c)JAXA
現在、生活の様々な場面で人工衛星が活躍しています。天気予報やカーナビ、衛星放送、携帯電話など、宇宙にある人工衛星が地球の私たちの生活をサポートしています。

人工衛星の歴史は、1957年10月にソ連(当時)が世界最初の人工衛星スプートニクの打ち上げに成功したことから始まります。日本はアメリカ、フランスに続いて、世界で4番目の人工衛星打ち上げ国です。その後、各国でロケットや人工衛星の技術開発が進み、現在のような便利な世の中になりました。ただ、この便利さとは裏腹に、近年「宇宙のゴミ」問題が浮上してきました。

宇宙空間には、ロケット打ち上げの際などに発生する部品や役目を終えた人工衛星などが、たくさん浮遊しています。このような宇宙にある不要な人工物のことを、宇宙ゴミ(デブリ)といいます。今まで、宇宙は広いので、多少のデブリが発生してもあまり問題になりませんでした。しかし、宇宙開発の発展に伴いデブリは年々増加しています。さらにこのデブリは超高速(秒速数km)で地球を周回しているのです。今年2月には運用中の通信衛星とデブリが衝突する事故も起きてしまいました。

本講座では、デブリの特徴や現状、デブリ衝突の模擬実験の様子、私たちの生活への影響などをわかりやすくご紹介します。

その他補足


本セミナーの参加者には、東京シティビュー及びスカイデッキの入場料が含まれております。当日、セミナー開始前の18:00~東京シティビュー スカイデッキにて開催される「六本木天文クラブ スカイデッキ観望会」にも是非ご参加ください



★☆当日開催のスカイデッキ観望会詳細は、こちら☆★

※東京シティビュー スカイデッキの入場チケットを講座受付時にお渡しいたします。雨天、または強風、その他の都合により観望会が中止になる際、またご都合が悪く当日観望会にご参加いただけない場合には、後日ご利用いただくことが可能です。(有効期限:講座開催日から3ヶ月間)

講師紹介

スピーカー
相馬 央令子 (そうま・えりこ)
宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究本部 研究員

東京都出身。2003年(平成15年)東京理科大学工学部卒業、2008年(平成20年)東京理科大学大学院工学研究科博士後期課程修了。博士(工学)。現在に至る。
物体が超高速(秒速数km)で衝突した際の電波放射現象の解明および宇宙デブリの衝突検出システムの研究を行う。また小型ソーラー電力セイルプロジェクトにも携わっている。
研究のかたわら、一般の人へ最先端の科学の面白さを伝える活動や様々な分野の研究成果をデザインしたグッズ開発なども行っている。国立科学博物館認定サイエンスコミュニケータ。

すべて読む 閉じる

講座趣旨


六本木ヒルズに、世界天文年2009(※)に合わせ、6/21(日)夏至に『六本木天文クラブ』が発足しました。星が見えないと思われがちな都心で宇宙を感じられるという意外性だけでなく、会社帰りに立ち寄ったり、ご家族で外出の合間に参加したりと、天文を身近に感じていただくことができます。

海抜270mに位置し、空を広く見渡し、また近くに感じることができる東京シティビュー「スカイデッキ」(森タワー屋上)では、専門家の解説を聞きながら実際に星を見上げる観望会を、「知」の拠点として様々なレクチャーやセミナーを行う「アカデミーヒルズ」では、天文講座やワークショップを開催します。大人から子どもまで楽しみながら学べる内容で、文化都心 六本木ヒルズならではの天文クラブとなります。

※「世界天文年2009」とは?
2009年はイタリアの科学者ガリレオ・ガリレイが初めて望遠鏡を夜空に向け、宇宙への扉を開いた1609年から、400年の節目の年です。国際連合、ユネスコ(国連教育科学文化機関)、国際天文学連合が定めています。


募集要項

日時 2009年10月06日 (火)  19:00~20:30
受講料 3,000円

※東京シティビュー スカイデッキの入場料(1,800円)を含みます。


定員 120名

※定員になり次第締め切らせていただきます

主催
  • アカデミーヒルズ
協力
後援
会場 アカデミーヒルズ49(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階)

※都合により40階に変更する場合、受講生には直接ご案内いたします。

お支払い方法

クレジットカードによるお支払いのみです。
※お申込み後のキャンセル及び返金は承っておりません。
※クレジットカードはVISA、MASTER、JCB、AMERICAN EXPRESSのみのお取扱となります。
※お支払方法は「一回払い」のみとなります。(「リボルビング払い」「分割払い」等はご利用いただけません)

【その他】
※領収書をご希望の方は、「申込画面」内の<請求書・領収書発行>欄でラジオボタンの「WEB上で発行する」をお選び下さい。

※「WEB上で発行する」をお選びいただきますと申込完了後に、領収書のダウンロード画面が表示されます。ダウンロード画面を一旦閉じると再度ダウンロード画面に戻ることが出来ませんのでご注意ください。

☆★「六本木天文クラブ」中秋のセミナー付き観望会開催ラインナップ★☆

地球をまわるスペースデブリ~宇宙開発の遺したもの~
地球をまわるスペースデブリ~宇宙開発の遺したもの~

日時:2009年10月6日(火)19:00~20:30
スピーカー:相馬 央令子(JAXA宇宙科学研究本部 研究員)
天気予報やカーナビ、携帯電話など生活に欠かせない人工衛星。この便利さの裏で近年「宇宙ゴミ(スペースデプリ)問題が浮上。特徴や現状、模擬実験の様子などデプリの最先端をご紹介します。


宇宙の灯台 ~ハッブルの「宇宙膨張説」のカギとなった宇宙の道しるべ達~
宇宙の灯台 ~ハッブルの「宇宙膨張説」のカギとなった宇宙の道しるべ達~

日時:2009/10/10(土) 17:00~18:30 
スピーカー:松永典之 (東京大学 天文学教育研究センター)
何万光年もの彼方にある遠くの星の距離を正確に知ること。それは、天文学の中でも最も基礎的な研究にも関わらず、最も難しい研究のひとつです。単純に見えて奥深い宇宙での距離測定、その研究の現場を紹介します。


宇宙のルネッサンス~宇宙で最初の銀河の誕生はいつか~
宇宙のルネッサンス~宇宙で最初の銀河の誕生はいつか~

日時:2009/10/31(土) 17:00~18:30 
スピーカー:小林正和(国立天文台 光赤外研究部)
宇宙には光を放つ天体が全く存在しない「暗黒時代」があり、銀河があるとき誕生しました。最初の銀河の誕生がいつだったのか、明らかにする研究の最前線をご紹介します。



お問い合わせ先

アカデミーヒルズ スクール事務局
受付時間:10:00-18:30 (土・日・祝・年末年始を除く)                 
※お電話及びメールでの講座お申込は受け付けておりませんのでご了承ください。

電話番号 : 
03-6406-6200
サイトURL : 
お問合せ



石倉洋子のグローバル・ゼミ
六本木アートカレッジ
Friday Night
六本木アートカレッジ
66 BOOK CLUB