セミナー・イベント

森美術館「会田誠展」シンポジウム
「会田誠は天才か?」

カルチャー&ライフスタイル 知識・文化・アート

日時

2012年12月16日 (日)  14:00~16:00
終了しています

内容

《あぜ道》
1991年
豊田市美術館蔵、愛知
Courtesy:Mizuma Art Gallery
森美術館は、2012年11月17日(土)から2013年3月31日(日)まで、現代美術界の奇才、会田誠の待望の大規模個展「会田誠展:天才でごめんなさい」を開催します。会田誠は、1990年代初頭のデビューから、美少女、戦争、サラリーマンなどを題材に、日本の近現代社会をシニカルに捉えた鮮烈な作品を発表し続けてきた、今日最も注目されている日本の現代アーティストのひとりです。

本プログラムでは、会田誠の初期作品から日本美術史との関係を読み解いてきた山下裕二、 グローバリズム世界におけるアメリカをテーマにした「アメリカン・エフェクト——アメリカに対する世界の見解1990-2003」展(2003年、ホイットニー美術館)に会田作品を招聘したローレンス・リンダーをパネリストに迎え、それぞれの立場からみる会田誠の世界について、美術史的、社会史的背景の両方の側面から読み解きます。


※日英同時通訳付
※手話同時通訳をご希望の方は12月10日(月)までにppevent-mam@mori.co.jpへご連絡ください。

講師紹介

スピーカー
会田誠 (あいだ・まこと)
美術家

1965 年新潟県生まれ。1991年東京藝術大学大学院美術研究科修了。美少女、戦争画、サラリーマンなど、社会や歴史、現代と近代以前、西洋と東洋の境界を自由に往来し、奇想天外な対比や痛烈な批評性を提示する作風で、幅広い世代から圧倒的な支持を得ている。国内外の展覧会に多数参加。主な展覧会に「六本木クロッシング:日本美術の新しい展望」(森美術館、2004年)、「第1回シンガポール・ビエンナーレ:BELIEF」(シンガポール、2006年)、「アートで候。会田誠 山口晃」(上野の森未術間、2007年)、「バイバイキティ!!!天国と地獄のはざまで–日本現代アートの今」(ジャパン・ソサエティ、ニューヨーク、2011年)、「第1回キエフ・ビエンナーレ」(ウクライナ、2012年)など。また昭和40年生まれのアーティストで結成された「昭和40年会」、美術家の妻・岡田裕子主宰のオルタナティブ人形劇団「劇団☆死期」、小説やマンガの執筆など活動は多岐にわたる。(撮影:松蔭浩之)
Courtesy:Mizuma Art Gallery

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スピーカー
山下裕二 (やました・ゆうじ)
明治学院大学教授

美術史家。1958年、広島県生まれ。東京大学大学院卒業。明治学院大学文学部芸術学科教授。室町時代の水墨画の研究を起点に、縄文から現代美術まで、日本美術史全般にわたる幅広い研究を手がける。著書に『室町絵画の残像』、『岡本太郎宣言』『日本美術の二〇世紀』『狩野一信・五百羅漢図』『一夜漬け日本美術史』など、企画監修した展覧会に『ZENGA展』『雪村展』『五百羅漢展』『白隠展』などがある。

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スピーカー
ローレンス・リンダー (ろーれんす・りんだー)
カリフォルニア大学バークレー美術館/パシフィック・フィルム・アーカイブ館長

カリフォルニア大学バークレー美術館、パシフィック・フィルム・アーカイブ館長。ニューヨーク近代美術館やウォーカー・アート・センターを経て、ホイットニー美術館では「ホイットニー・ビエンナーレ2002」のチーフ・キュレーター。企画した展覧会に「In a Different Light」展(共同企画)、「アメリカン・エフェクト??アメリカに向けられたグローバルな視点1990-2003」展、「ティム・ホーキンソン」展、「Galaxy」展、「Create」展 (共同企画)、「バリー・マッギー」展(共同企画)など。サンフランシスコのカリフォルニア・カレッジ・オブ・アートでは、学長を務める傍ら、大学付属のワティス・インスティチュート・オブ・コンテンポラリー・アートを設立、初代館長を兼務。『nest』『Artforum』『The Village Voice』『Fillip』『Atlantica』『Flash Art』など現代アート系雑誌への寄稿多数。また、自筆論考を編纂した『Art Life』をGregory R. Miller社から2005年に出版。Kevin Killianと共同で詩集や小説、戯曲などの執筆活動も行う。

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スピーカー
片岡真実 (かたおか・まみ)
森美術館 副館長兼チーフ・キュレーター

ニッセイ基礎研究所都市開発部、東京オペラシティアートギャラリー・チーフキュレーターを経て、2003年より森美術館。2007〜09年はヘイワード・ギャラリー(ロンドン)国際キュレーター兼務。第9回光州ビエンナーレ(韓国、2012)共同芸術監督、第21回シドニー・ビエンナーレ芸術監督(2018)。CIMAM(国際美術館会議)理事、京都造形芸術大学大学院教授。日本及びアジアの現代アートを中心に企画・執筆・講演等多数。

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講座趣旨

※森美術館とは




森美術館とは文化都心 六本木ヒルズのシンボルとして、森タワーの最上階に位置する美術館。 「現代性」と「国際性」をテーマに、現代アート、ファッション、建築、デザイン、写真、映像など様々なジャンルの斬新な展覧会を開催しています。
展覧会会期中は休館日がなく、また22時まで開館(火曜日を除く)している他、同じチケットで展望台 東京シティビューにも入館できます。

※MAMCメンバーとは
MAMC(マムシー)メンバーとは、森美術館(Mori Art Museum)と、現代(Contemporary)美術を、よりお楽しみいただくためのメンバーシップ。展覧会の無料入館や、メンバーイベントへのご案内など、特典を多数ご用意しています。
MAMCメンバーの詳細は、こちらをご覧ください。


募集要項

日時 2012年12月16日 (日)  14:00~16:00
受講料 一般1,000円

※一般の方のみ受付します。
「森美術館MAMCメンバー(個人・法人)」の方は、森美術館ウェブサイトよりお申込ください。


定員 300名(要予約)

注意事項

複数名で一緒にご参加いただく場合にも、一括でお申込を頂くことはできません。お一人様ずつWEB上のお申込みフォームよりご登録いただくことにより、お席を確保させて頂いております。
恐れ入りますが、参加されるご本人にお申込いただくか、又は代理でご参加者の情報をご登録下さいますようお願い申し上げます。
尚、その際に同一のメールアドレスはご利用いただけません。必ず人数分のメールアドレスをお手元にご用意の上お申込ください。

MAMCメンバーの方はこちらこちらからお申込ください。

主催
会場 アカデミーヒルズ49(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階) 

※申し込み締切:2012年12月14日(金)15:00

お支払い方法

クレジットカードによるお支払いのみです。
※いかなる理由においても、お申し込み後のキャンセル及び返金は承っておりません。
※森美術館のセミナーは1回ごとに異なるセミナーになりますので、日程の振り替え、変更は承ることはできかねます。お申し込みの際にはご注意ください。
※クレジットカードはVISA、MASTER、JCB、AMERICAN EXPRESSのみのお取扱となります。
※お支払方法は「一回払い」のみとなります。(「リボルビング払い」「分割払い」等はご利用いただけません)


【その他】
※領収証をご希望の方は、「申込画面」内の<請求書・領収証発行>欄でラジオボタンの「WEB上で発行する」をお選び下さい。
「WEB上で発行する」をお選びいただきますと申込完了後に、領収証のダウンロード画面が表示されます。ダウンロード画面を一旦閉じると再度ダウンロード画面に戻ることが出来ませんのでご注意ください。

森美術館展覧会情報

「「会田誠展:天才でごめんなさい」 会期:2012年11月17日(土)から2013年3月31日(日)
「「会田誠展:天才でごめんなさい」 会期:2012年11月17日(土)から2013年3月31日(日)

森美術館は、2012年11月17日(土)から2013年3月31日(日)まで、現代美術界の奇才、会田誠の待望の大規模個展「会田誠展:天才でごめんなさい」を開催します。会田誠は、1990年代初頭のデビューから、美少女、戦争、サラリーマンなどを題材に、日本の近現代社会をシニカルに捉えた鮮烈な作品を発表し続けてきた、今日最も注目されている日本の現代アーティストのひとりです。


「MAMプロジェクト018:山城知佳子」 会期:2012年11月17日(土)から2013年3月31日(日)
「MAMプロジェクト018:山城知佳子」 会期:2012年11月17日(土)から2013年3月31日(日)

山城知佳子は映像や写真など多様なメディアを使い、自身の出身地、沖縄を主題とする作品を制作します。作品の多くに登場する山城本人の身体は沖縄の状況を象徴的に表わしますが、作品は単純な善悪論に回収されるのではなく、詩的表現も手伝って、さまざまな解釈を可能にします。本展では、米軍基地敷地内にある闇市で肉屋を営む女性を主人公に、現実とフィクションが交差する最新映像作品を発表する予定です。




石倉洋子のグローバル・ゼミ
六本木アートカレッジ
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