アカデミーヒルズスクール
イベント

森美術館「フレンチ・ウィンドウ展:デュシャン賞にみるフランス現代美術の最前線」
 パブリックプログラム トークセッション
「マルセル・デュシャン賞とフランスのアートシーン」

カルチャー&ライフスタイル 文化

日時

2011年03月18日 (金)  19:00~21:00

※森美術館「フレンチ・ウィンドウ展」の開幕延期に伴い、本トークセッションは中止とさせていただきます。

終了しています

内容

サーダン・アフィフ《どくろ》2008年
Photo: Jonathan Boussaert
Courtesy: Galerie Michel Rein, Paris
マルセル・デュシャン賞は、フランスのアートシーンを代表するアーティストたちの活動を支援し、国際的に紹介することを目的に、元ニナ・リッチ会長のジル・フックス氏を中心とするフランスのコレクター団体ADIAF(フランス現代美術国際化推進会)によって2000年に設立されました。20世紀美術のパラダイムを変え、世界中で大きな影響力を保ち続けることで「現代美術の父」と呼ばれるフランス人作家マルセル・デュシャンに敬意を表し、その名を冠した同賞は、国籍、年齢に関係なく、広くフランス在住アーティストを対象としています。また、特に多様な表現形態を用いる視覚芸術を振興し、毎年秋に行われる受賞者発表は、パリのアートシーズンに華やかさを添えるイベントとなっています。

「コレクターの時代」、「共存の時代」といわれる現在において、コレクターや美術館等は何を考え、これからの展望をどのように捉えているのでしょうか。これまで公的芸術支援が中心だったフランスにおいて、公的機関(ポンピドゥー・センター)と市場(パリのアートフェアFIAC)、個人コレクター(個人コレクター団体ADIAF)とが協力しあいアートの発展に寄与するという点で、マルセル・デュシャン賞は現代美術における新しいモデルといえます。それはまた、様々な既存のシステムや制度の見直しが進む現在、「共存」をキーワードに、日本における今後の現代美術の振興について多くの示唆を与えてくれることでしょう。

本セッションでは、ADIAFが美術館と協働して開催している「マルセル・デュシャン賞」を通して、フランスのアートシーンの現状や、コレクションをすることの意義、また、アートと社会の関わりなどについて語ります。

※日英仏・手話同時通訳付

講師紹介

スピーカー
ジル・フックス (Gilles Fuchs)
ADIAF代表

1931年パリ生まれ。法学博士。パリ大学、オックスフォード大学卒業。 フランスにおいて文化芸術支援を30年以上行っており、屈指の現代美術コレクターとして知られる。主にフランス現代美術を中心としたアーティスト支援を行い、今日における現代美術の普及に貢献している。ニナ・リッチ会長兼CEO(1998年まで)在任時には、ダニエル・ビュランやソル・ルウィットなどの作家と共にプロジェクトを行った。 1994年、フランス現代美術の国際的普及のため、友人と共にコレクター団体ADIAFを設立。1998年以降はその代表を務めている。ADIAFは現在300名のメンバーが所属、フランスの現代美術のコレクター団体としては今日において最も重要なグループとなり、2000年にはマルセル・デュシャン賞を設立した。コレクターによって設立されたこの賞は、ポンピドゥー・センターの協力を得たことにより国際的にも影響力のある賞のひとつとなった。 2003年文化的支援活動が認められ、モンブラン国際文化賞を受賞。コレクターの精神を育む新たな芸術支援の枠組みを推進すると共に、フランス現代美術発展のためのスポークスマン的役割を担っている。 Photo: Jennifer Westjohn

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スピーカー
ダニエル&フローランス・ゲラン (Daniel & Florence Guerlain)
フローランス・ゲラン/ADIAF副代表/ダニエル・ゲラン/ADIAF財務担当官

ダニエルはゲランの創業者ピエール・フランソワ・パスカル・ゲランの5代目の後継者の一人。ゲラン家では常にアートが生活の中に重要な位置を占めており、調香師であった彼らは、美術コレクションだけではなく、食やガーデニングについても造詣が深かった。 ランドスケープ・アーキテクトをしていたダニエルは、コミュニケーション担当であった妻のフローランスと共に、パリ近郊にあるレ・メヌル村に現代美術財団を設立。ここはゲラン家が一世紀にわたり居住していたゆかり深い場所であった。1996年に財団が公共事業として認められ、以来8年間多くの展覧会を企画し、2007年にはその事業をドローイング・プライズの賞設立に集約させる。 財団での活動のほかに、彼らは絵画や彫刻、1000を越すドローイングを中心としたコレクションを管理しており、フランス国内外の美術館で展示されている。また国内外のコレクター協会向けに開放されている彫刻公園は、彼らのコレクションを完全なものとしている。 1998年よりADIAF会員。フローランスは2002年より、ダニエルは2007年より現職。 ©Marie Clérin

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スピーカー
三木あき子 (みき・あきこ)
ゲスト・キュレーター

2000年から2014年まで、パレ・ド・トーキョー(パリ)、チーフ/シニア・キュレーター。2011年ヨコハマトリエンナーレ、アーティスティック・ディレクター。アジア、欧州にて数多くの展覧会を手掛ける。主な企画・共同企画展に、「第46回ヴェネツィア・ビエンナーレ、トランスカルチャー」(1995年)、「不易流行:中国現代美術と身の周りの眼差し」(1997年)、「台北ビエンナーレ:欲望場域」(1998年)、「荒木経惟」(2005年、バービカンアートギャラリー、ロンドン)、「チャロー!インディア」(2008年、森美術館その他巡回)、「フレンチ・ウインドウ」(2011年、森美術館)、「杉本博司今日 世界は終わった」(2014年、パレ・ド・トーキョー)など。『Araki, Self/Life/Death』(Phaidon出版)や、2011年DAM建築本賞を受賞した『Insular Insight』(Lars Müller Publishers)等、共著・共編も多い。来年1月開催の横浜美術館での「村上隆のスーパーフラット・コレクション」共同企画。ベネッセアートサイト直島国際芸術顧問も務める。
撮影:笠木 靖之

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スピーカー
ジャン=マルク・プレヴォー (Jean-Marc Prevost)
フレンチ・ウィンドウ展ゲスト・キュレーター

ロシュシュアール現代美術館館長を経て、現在は現代美術専門キュレーターとして活躍。在任中は、リチャード・ディーコン、ロドニー・グラハム、ミケランジェロ・ピストレット、ジャン=マルク・ビュスタモント、シュザンヌ・ラフォン、ダグラス・ゴードン、リネケ・ダイクストラ、ガブリエル・オロスコの展覧会を手がける。また近年ではエルネスト・ネト、ウーゴ・ロンディノーネやワリッド・ラードの展示をパリにて行った。現在はフランス文化省にて視覚芸術専門官も勤めている。

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スピーカー
南條史生 (なんじょう・ふみお)
森美術館館長

1949年東京生まれ。森美術館館長。慶應義塾大学経済学部、文学部哲学科美学美術史学専攻卒業。国際交流基金(1978-1986)等を経て2002年より森美術館副館長、2006年11月より現職。過去にヴェニス・ビエンナーレ日本館(1997)及び台北ビエンナーレ(1998)コミッショナー、ターナープライズ審査委員(ロンドン・1998)、横浜トリエンナーレ(2001)、シンガポール・ビエンナーレ(2006、2008)アーティスティックディレクター、茨城県北芸術祭総合ディレクター(2016)、ホノルル・ビエンナーレ キュラトリアルディレクター(2017)等を歴任。慶應義塾大学非常勤講師。近著に「疾走するアジア~現代美術の今を見る~」 (美術年鑑社、2010)、「アートを生きる」(角川書店、2012)がある。

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講座趣旨

※森美術館とは

文化都心 六本木ヒルズのシンボルとして、森タワーの最上階に位置する美術館。 「現代性」と「国際性」をテーマに、現代アート、ファッション、建築、デザイン、写真、映像など様々なジャンルの斬新な展覧会を開催しています。
展覧会会期中は休館日がなく、また22時まで開館(火曜日を除く)しているほか、同じチケットで展望台 東京シティビューにも入館できます。


※MAMCメンバーとは
MAMC(マムシー)メンバーとは、森美術館(Mori Art Museum)と、現代(Contemporary)美術を、よりお楽しみいただくためのメンバーシップ。展覧会の無料入館や、メンバーイベントへのご案内など、特典を多数ご用意しています。
MAMCメンバーの詳細は、森美術館ウェブサイトをご覧ください。


募集要項

日時 2011年03月18日 (金)  19:00~21:00

※森美術館「フレンチ・ウィンドウ展」の開幕延期に伴い、本トークセッションは中止とさせていただきます。

受講料 1,000円

※一般の方のみ受付します。
「森美術館MAMCメンバー(個人・法人)」の方は無料のため、森美術館ウェブサイトよりお申込ください。


定員 250名

注意事項

複数名で一緒にご参加いただく場合にも、一括でお申込を頂くことはできません。お一人様ずつウェブ上のお申込みフォームよりご登録いただくことにより、お席を確保させて頂いております。
恐れ入りますが、参加されるご本人にお申込いただくか、又は代理でご参加者の情報をご登録くださいますようお願い申し上げます。 なお、その際に同一のメールアドレスはご利用いただけません。必ず人数分のメールアドレスをお手元にご用意の上お申込ください。

主催
会場 アカデミーヒルズ40(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー40階)

※都合により49階に変更する場合、受講生には直接ご案内いたします。

お支払い方法

一般の方のお支払い方法はクレジットカードによるお支払いのみです。
※いかなる理由においても、お申込み後のキャンセル及び返金は承っておりません。
※クレジットカードはVISA、MASTER、JCB、AMERICAN EXPRESSのみのお取扱となります。
※お支払方法は「一回払い」のみとなります。(「リボルビング払い」「分割払い」等はご利用いただけません)

森美術館展覧会情報

「フレンチ・ウィンドウ展:デュシャン賞にみるフランス現代美術の最前線」 会期:2011年3月26日(土)-2011年8月28日(日)
「フレンチ・ウィンドウ展:デュシャン賞にみるフランス現代美術の最前線」 会期:2011年3月26日(土)-2011年8月28日(日)

フランスのコレクター団体ADIAF が主催するマルセル・デュシャン賞の設立10 周年を記念して開催。同賞グランプリ受賞作家に加え、一部最終選考作家とデュシャン本人を含む28 名のアーティストを一挙に紹介します。デュシャンのレディ・メイドや世代や文化背景の異なる作家たちの絵画、彫刻、写真、インスタレーション、ビデオ等により、近年活気を増し国際的にも注目されるフランス現代美術のエッセンスを紹介します。


「MAMプロジェクト014:田口行弘」 会期:2011年3月26日(土)-2011年8月28日(日)
「MAMプロジェクト014:田口行弘」 会期:2011年3月26日(土)-2011年8月28日(日)

ベルリンを拠点に活躍する田口行弘(1980年生まれ)は、ドローイング、パフォーマンス、アニメーション、インスタレーションが混然一体となった「パフォーマティブ・インスタレーション」で近年注目を浴びています。日用品や家具、スタジオの床板までが命を吹き込まれたように踊りだす映像は、静止画像を繋げる古典的なアニメーションでありながら、現代にも何らかの可能性を示唆してくれます。




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