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日本美術を超体感、TOPPAN VRセミナーシリーズ
教えて館長!日本美術のいろは ~京都国立博物館ですべてがわかる~

知識・文化・アート 教養

日時

2015年03月12日 (木)  19:00 ~20:30
終了しています

内容

日本美術を超体感、TOPPAN VRセミナーシリーズ

凸版印刷株式会社のデジタルアーカイブ技術をもとに制作されたバーチャル・リアリティ(VR)作品を鑑賞しながら、東京で京都を中心とした日本美術の真髄に迫るTOPPAN VRセミナーシリーズの第1弾!

VR作品『よみがえる風景 ─大徳寺大仙院の襖絵─』
撮影協力:大徳寺大仙院
企画:京都国立博物館 制作:丹青社、凸版印刷

「教えて館長!日本美術のいろは ~京都国立博物館ですべてがわかる~」

「日本美術がブームらしい!?」そんな噂を耳にしたことはありませんか?「プライスコレクション 若冲と江戸絵画」展(2006年)での伊藤若冲の爆発的な人気や、「国宝阿修羅」展(2009年)で100万人近い観客を動員した仏像への熱狂は、多くの方のご記憶にあるはずです。昨年森美術館で個展を開催した会田誠、今年同様に個展を予定している村上隆、また2005年にやはり同館で個展を開催した杉本博司らの作品に日本美術作品の引用や参照が多いことも、この「ブーム」に一役買っているのかもしれません。

日本美術が好き、あるいは興味がある、と言う人でも、美術館や博物館で「日本美術」を目にしたとき、その価値を説明しようとすると、とたんにハードルが高くなってしまいます。2020年に東京オリンピック開催を控え、日本の文化にあらためて注目が集まりつつある中で、「狩野派」や「琳派」など「言葉としては聞いたことがあるけど内容は…」という日本美術のトピックについて、自分自身の言葉で語れるようになっておきたいと思われている方は少なくないでしょう。

「でも本で勉強するにも良書がどれかわからないし、もっと楽しく、分かりやすく教えてほしい!」そんなわがままな希望を叶える方法が、実はあるのです。

日本文化、そして日本美術の源泉といえば、長きに渡って日本の政治や文化の中心であり続けた千年の京(みやこ)、京都をおいて他にありません。その興亡の歴史を映し出す日本美術作品を多数所蔵、あるいは京都一円の寺社から宝物の寄託を受けて収蔵してきた《京都国立博物館》は、まさに「京の宝蔵」であり、京都のシンボルです。誰もが見覚えのある同館所蔵の名作をたどっていくと、日本美術の歴史、それどころか日本の歴史さえ俯瞰することさえ可能なのですから。

また同館は、日本美術ブームの発火点となった「没後200年 若冲」展(2000)の開催館であり、昨年秋に、ニューヨーク近代美術館(MOMA)の設計者でもある建築家:谷口吉生氏の手によって生まれ変わったばかりでもあります。

そこで今回は、同館の館長である佐々木丞平氏をお招きし、館の所蔵する代表的な作品の魅力を通じ、対談形式で日本美術の全体像を解説していただきます。聞き手には雑誌「BRUTUS」や「和楽」等での日本美術特集で目にしないことはないライター・橋本麻里氏をお招きし、現代の私たちにも親しみやすい視点から、日本美術の楽しみ方を引き出していただきます。

さらにセミナーでは、京都国立博物館に導入されているVRシステムを用いてVR作品『よみがえる風景ー大徳寺大仙院の襖絵』の出張上演を実施。高精細なアーカイブデータの公開手法として開発されたこのシステムで、現在では同館に寄託されている狩野派の名画が、かつてあった姿の大徳寺大仙院の襖絵として甦ります。博物館が導入する最新技術のデモンストレーションとともに、これまでにない文化財の鑑賞体験を味わっていただけることでしょう。

京都に行かずとも、東京にいながら目で、そして耳で、京都国立博物館×日本美術の魅力を満喫できるセミナー。そのほかにも博物館の見どころや最新の取り組み、裏話など、館長ならではのエピソードが飛び出すかもしれません。

京都国立博物館(左:明治古都館、右:平成知新館)
撮影:北嶋俊治

【京都国立博物館】

独立行政法人国立文化財機構が運営する博物館。1897年開館。「人に優しい博物館」を目指し、京都の文化を中心とした文化財を、収集・保管・展示するとともに、文化財に関する研究、普及活動を行っている。ニューヨーク近代美術館(MOMA)をはじめ数々の名美術館を手がけてきた建築家、谷口吉生氏の設計による平成知新館の完成に伴い、昨年9月にリニューアルオープン。

講師紹介

スピーカー
佐々木丞平 (ささき・じょうへい)
京都国立博物館長

独立行政法人国立文化財機構理事長。京都大学大学院文学研究科美学美術史学専攻博士課程(美学美術史学専攻)修了。文学博士。京都府教育委員会文化財保護課、文化庁文化財調査官、京都大学大学院文学研究科教授を経て、2005年4月より現職。著書に『古畫総覧』国書刊行会編、『与謝蕪村』至文堂、『池大雅 日本美術絵画全集』集英社、『浦上玉堂 日本の美術』小学館、『円山応挙研究』中央公論美術出版ほか多数。1997年国華賞、1999年日本学士院賞、2000年フンボルト賞受賞。2015年京都市文化功労者表彰。

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スピーカー
橋本麻里 (はしもと・まり)
公益財団法人永青文庫 副館長

日本美術を主な領域とするライター、エディター。永青文庫副館長。
明治学院大学非常勤講師。新聞、雑誌への寄稿のほか、NHK・Eテレの美術番組を中心に、日本美術を楽しく、わかりやすく解説。著書に『美術でたどる日本の歴史』全3巻(汐文社)、『SHUNGART』(小学館)、『京都で日本美術をみる[京都国立博物館]』(集英社クリエイティブ)ほか多数。

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募集要項

日時 2015年03月12日 (木)  19:00 ~20:30
受講料 3,500円
定員 150名

※定員になり次第締め切らせて頂きます

注意事項

複数名で一緒にご参加いただく場合にも、一括でお申込を頂くことはできません。お一人様ずつウェブ上のお申込みフォームよりご登録いただくことにより、お席を確保させて頂いております。
恐れ入りますが、参加されるご本人にお申込いただくか、又は代理でご参加者の情報をご登録くださいますようお願い申し上げます。 なお、その際に同一のメールアドレスはご利用いただけません。必ず人数分のメールアドレスをお手元にご用意の上お申込ください。

主催
  • アカデミーヒルズ
共催
特別協力
会場 アカデミーヒルズ(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階)

※お申込期日:2015年3月12日(木)15:00まで

お支払い方法

クレジットカードによるお支払いのみです。
※お申込み後のキャンセル及び返金は承っておりません。
※クレジットカードはVISA、MASTER、JCB、AMERICAN EXPRESS、DINERSのみのお取扱となります。
※お支払方法は「一回払い」のみとなります。(「リボルビング払い」「分割払い」等はご利用いただけません)

【その他】
※領収証をご希望の方は、「申込画面」内の<請求書・領収証発行>欄でラジオボタンの「WEB上で発行する」をお選び下さい。
「WEB上で発行する」をお選びいただきますと申込完了後に、領収証のダウンロード画面が表示されます。ダウンロード画面を一旦閉じると再度ダウンロード画面に戻ることが出来ませんのでご注意ください。

お問い合わせ先

アカデミーヒルズ スクール事務局
受付時間:10:00-18:30 (土・日・祝・年末年始を除く)                 
※お電話及びメールでの講座お申込は受け付けておりませんのでご了承ください。

電話番号 : 
03-6406-6200
サイトURL : 
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