六本木アートカレッジ

六本木アートカレッジ・セミナー
シリーズ「素顔のアラブを知る」
第2回 イスラム教ってどんな宗教?

政治・経済・国際 文化 教養

日時

2012年07月30日 (月)  19:00 ~20:30
終了しています

内容

第2回のテーマは「イスラム教」

皆さん、以下の質問に回答できますか?

Q1「イスラム教」、「ユダヤ教」、「キリスト教」の関係は?共通点又は相違点は?

Q2イスラム教徒の一番多い国はどこ?日本におけるイスラム教徒の数は?

Q3イスラム教は戒律が厳しいと言われていますが、豚肉を食べたり、お酒を飲んだり、は一切できないの?


シリーズ「素顔のアラブを知る」の第2回は、アラブ世界とは切っても切れない関係にある「イスラム教」がテーマです。
「イスラム教」と言えば、「豚肉を食べてはいけない」、「お酒を飲んではいけない」、「女性は黒いベールを被る」、「断食の時期がある」などの戒律の厳しさ、または、「イスラム原理主義」、「アルカイーダ」、「宗派の対立」などの争いや戦いをイメージする方も多いのではないでしょうか。

イスラム教とは、唯一絶対の神(アッラー)を信仰し、神が最後の預言者であるムハンマド(アラブ人)を通じて人々に下したとされるコーラン(アラビア語)の教えに従う一神教の宗教です。
そしてコーランは神の言葉そのものなので他の言語に訳すことはできないことから、イスラム教の伝教に従い、コーランによってアラビア語が西アジアや北アフリカに広がりました。その結果、アラビア語を話すアラブ人(アラブ世界)が広がりました。このように、アラブ世界とイスラム世界は複雑に絡み合いつつも、同義語ではありません。

今回のセミナーでは、宗教学者の島田裕巳先生をゲストにお招きして、イスラム教とはどんな宗教なのか、イスラム教とアラブ世界との関係、日本とのつながり等、なかなか触れることが出来ないイスラム教について、お話いただきます。
【ポイント】
■イスラム教の生い立ち
■イスラム教の特徴(キリスト教、ユダヤ教の違い)
■イスラム教徒の生活
■宗派と国家の関係、宗派の対立、テロ組織との関係
■日本におけるイスラム教

セミナーの後半では、今年の2月まで読売新聞カイロ支局に勤務されていた長谷川由紀氏(読売新聞 国際部記者)との対談を通じて、概論だけではなく、素顔の、そして、日常のアラブ世界をご紹介したいと思います。


シリーズ「素顔のアラブを知る」

2010年末のチュニジアのジャスミン革命から始まった民主化革命「アラブの春」により、「アラブ」に注目が集まりました。毎日のように新聞やテレビのニュースで動向を知ることはできました。
しかし、そもそも「アラブ」ってどんな国、文化、人々はどのような暮らしをしているのか、アラブの日常生活、素顔を知る機会はなかなかありません。また、「アラブ」とひとくくりにしても、国や地域によって多種多様なのではないでしょうか?

「アラブ・エクスプレス展」(森美術館2012/6/16~10/28)開催を機会に、テレビや新聞ではなかなか知ることができないアラブ世界の日常にフォーカスして、3回シリーズのセミナーを開催、多面的にアラブ世界を紹介いたします。
また、この展覧会を共催する読売新聞で国際部記者を務める長谷川由紀氏に、シリーズを通じてモデレーターを務めていただきます。長谷川氏は今年の2月まで読売新聞カイロ支局に勤務され、アラブ世界で生活された経験をお持ちです。ゲストとの対談を通じて、「素顔のアラブ」に迫ります。

【シリーズ「素顔のアラブを知る」】
第1回 90分でわかる!アラブの地理・歴史(7月9日)
第2回 イスラム教ってどんな宗教?(7月30日)
第3回 アラブの日常生活は?~結婚事情からソーシャルメディアまで(8月22日)

アラブ・エクスプレス展(森美術館)チケット進呈

当日、本セミナーにご参加された方に、森美術館で開催(2012/6/16~10/28)「アラブ・エクスプレス展」のチケットをお一人様1枚進呈します。
「アラブの春」で改めて注目された人々の生活。本展覧会では、生活習慣からアイデンティティに至るまで決して一括りには語れない文化の多様性を持つアラブのアーティスト約30組が、伝統、信仰、慣習、気候風土に由来する独特の美意識や、人々の日常生活と社会の現実を表現した作品約80点を
紹介します。セミナーの後には、アーティストが
伝えるアラブの今を感じてみてはいかがでしょうか?
※チケットは後日でもご利用いただけます。


講師紹介

ゲスト講師
島田裕巳 (しまだ・ひろみ)
宗教学者 / 文筆家

1953年東京生まれ。東京大学大学院人文科学研究課博士課程修了。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員を歴任。現在は文筆家、宗教学者。主な著書に、『葬式は、要らない』(幻冬舎新書)、『創価学会』(新潮新書)、『映画は父を殺すためにある』(ちくま文庫)、『ほんとうの親鸞』(講談社現代新書)など多数。

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モデレーター
長谷川由紀 (はせがわ・ゆき)
読売新聞国際部記者

1966年横浜生まれ。国際基督教大学卒。
1989年読売新聞入社。1996年の国際部配属後、マニラ特派員、ジュネーブ特派員、カイロ特派員、エルサレム特派員などを経て2009年9月からカイロ支局長。2010年末以降、チュニジアからエジプト、リビアなどアラブ諸国に広がった一連の民衆デモ・政変の取材を担当した。2012年2月に帰国、現在、国際部記者。

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募集要項

日時 2012年07月30日 (月)  19:00 ~20:30
受講料 3,000円

※当日ご参加された皆様には、森美術館で開催中の「アラブ・エクスプレス展」のチケットを受付時に進呈いたします。


定員 150名

※定員になり次第締め切らせて頂きます

注意事項

複数名で一緒にご参加いただく場合にも、一括でお申込を頂くことはできません。お一人様ずつウェブ上のお申込みフォームよりご登録いただくことにより、お席を確保させて頂いております。
恐れ入りますが、参加されるご本人にお申込いただくか、又は代理でご参加者の情報をご登録くださいますようお願い申し上げます。 なお、その際に同一のメールアドレスはご利用いただけません。必ず人数分のメールアドレスをお手元にご用意の上お申込ください。

主催
  • アカデミーヒルズ
協力
協賛
会場 アカデミーヒルズ(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階)

※お申込期日:2012年7月30日(月)15:00まで
※お申込いただいた方には、アカデミーヒルズより「六本木アートカレッジ メルマガ」(月1回配信)をお送りします。

お支払い方法

クレジットカードによるお支払いのみです。
※お申込み後のキャンセル及び返金は承っておりません。
※クレジットカードはVISA、MASTER、JCB、AMERICAN EXPRESS、DINERSのみのお取扱となります。
※お支払方法は「一回払い」のみとなります。(「リボルビング払い」「分割払い」等はご利用いただけません)

【その他】
※領収証をご希望の方は、「申込画面」内の<請求書・領収証発行>欄でラジオボタンの「WEB上で発行する」をお選び下さい。
「WEB上で発行する」をお選びいただきますと申込完了後に、領収証のダウンロード画面が表示されます。ダウンロード画面を一旦閉じると再度ダウンロード画面に戻ることが出来ませんのでご注意ください。

お問い合わせ先

アカデミーヒルズ スクール事務局
受付時間:10:00-18:30 (土・日・祝・年末年始を除く)                 
※お電話及びメールでの講座お申込は受け付けておりませんのでご了承ください。

電話番号 : 
03-6406-6200
サイトURL : 
お問合せ



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