六本木ヒルズライブラリー
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【Library Member Interview】①逸見藍子さん(メンバーズ・コミュニティ「アジェンダ実現Project ~毎日が楽しくなるツール活用術」代表)に聞く『アナログ手帳のススメ』
更新日 : 2017年01月17日
(火)
自他共に認める手帳マニアの『アナログ手帳活用法』

新年になり、手帳を新調した方も多いかと思います。今回はライブラリーメンバーで、自他共に認める手帳マニアの逸見藍子さんに『アナログ手帳のススメ』と題してお聞きしました。
逸見さんが六本木ライブラリーのメンバーになったのは昨年の4月。勉強と多様な人とのつながりを持ちたいというのが入会の動機だそうです。メンバーになってまだ1年弱ですが、文房具や手帳好きが高じて、ライブラリーメンバーともこの楽しみを共有したいということで、メンバーズ・コミュニティ「アジェンダ実現Project ~毎日が楽しくなるツール活用術」を立ち上げ、代表として活動されています。
今回は、そんな逸見さんにお聞きしたアナログ手帳のたしなみ方をご紹介します。
逸見さんが六本木ライブラリーのメンバーになったのは昨年の4月。勉強と多様な人とのつながりを持ちたいというのが入会の動機だそうです。メンバーになってまだ1年弱ですが、文房具や手帳好きが高じて、ライブラリーメンバーともこの楽しみを共有したいということで、メンバーズ・コミュニティ「アジェンダ実現Project ~毎日が楽しくなるツール活用術」を立ち上げ、代表として活動されています。
今回は、そんな逸見さんにお聞きしたアナログ手帳のたしなみ方をご紹介します。
手帳はスケジュール管理以上のもの

逸見さんの手帳マニアっぷりは、自他共に認めるだけあって筋金入りです。職場で使う仕事用、プライベートの楽しい予定や出来事を記載するためのプライベート手帳、持ち歩かず、家でその時々の出来事をつづる家用と3つの用途で使い分けているのだそうです。仕事用の手帳は、日本能率協会のNOLTYシリーズを使用。仕事は営業職ですが、最近は若手の部下も増え、現場に出向くより若手の取りまとめの業務が多くなったとか。そんな業務の変化にも合わせて使う手帳を変えているそうです。昔はデザインの良さにひかれて海外ブランドの手帳を選んでいましたが、最近はいずれも日本製。日本のブランドのデザインもとても良くなってきたこともありますが、万年筆を含めてどんなペンで書いてもにじまない品質の高い紙質と、カレンダーに祝日や、六曜、二十四節気などの日本ならでの情報も書かれていることが決め手だそうです。


実際に逸見さんが普段使っている手帳を見せていただくと、どれも美しくて楽しいものでした。プライベート用の手帳は、ほぼ日刊イトイ新聞が販売している「ほぼ日手帳」のweeksを使用。これには、日々の献立から友人と出かけたときのファッションの記録、支出や外食したメニューが文字と素敵なイラストで小さな手帳にぎっしり描かれています。これはほとんど作品と言ってよいほどのものと心から感心しました。日々の家事も使いまわしできるチェックリストになっていて、楽しいだけでなく実用的になっています。また、予定だけでなく、その日の出来事などを記して日記の役割も果たしています。逸見さん流は、楽しかったことだけ書きとめること。なぜかというと、数年後に昔の手帳を読み返した時、楽しかったこと、美味しかったもののことを思い返して、また楽しい気持ちになれるから。悲しいことを書いてしまうと、読み返した時にまた悲しい思いになってしまうのが嫌なのだとか。手帳は、逸見さんの元気の元でもあるようです。
アナログ手帳をインスタにアップ

一番大型の分厚い家用の手帳は、プライベート用と同様「ほぼ日手帳」のカズンを愛用。これは、1日1ページで日記のように使っている人も多い自由度が高い手帳で、逸見さんも寝る前の時間を利用して、その日あったことや、その時に感じたことなどをイラストを使って記載。さらにその画像を撮ってInstagramにアップしているのだそうです。ほとんど作品といえる手帳たちにどのくらいの時間を費やしているかうかがったところ、出先やちょっとした空き時間に書いているので、はっきりはしないけれど、全部合わせて1時間程度だそう。手帳を書くという時間は、逸見さんにとっては義務ではなく、毎日の大事なリラックスタイムのようです。
ライフログとしてのアナログ手帳術


文房具や手帳を好きになった特別な理由やきっかけはありますか?と聞いたところ、自分では気が付いたら好きなっていたので、理由は思いあたらないけれど、逸見さんのお母様曰く、子供のころパタンナーとして家でお仕事されていたお母様の傍らで、お母様の仕事道具を使っていろんなものを描いて遊んでいたそうで、もしかしたらその頃の記憶や習慣から描くことや描く道具が好きになったのではないということです。
絵を描くことが苦手な私にとっては、自由度の高い手帳を渡されても途方に暮れてしまいますが、逸見さんはそんな人のために勉強会やメンバーズ・コミュニティなどで、気軽に手帳を楽しむ方法についてレクチャもされているそうです。頭で考えるより、まずは好きなようにペンを走らせれば、だんだん描けるようになってくるのだそうです。
絵を描くことが苦手な私にとっては、自由度の高い手帳を渡されても途方に暮れてしまいますが、逸見さんはそんな人のために勉強会やメンバーズ・コミュニティなどで、気軽に手帳を楽しむ方法についてレクチャもされているそうです。頭で考えるより、まずは好きなようにペンを走らせれば、だんだん描けるようになってくるのだそうです。
メンバーズ・コミュニティ「アジェンダ実現Project ~毎日が楽しくなるツール活用術」

最後に逸見さんが代表を務めるメンバーズ・コミュニティ「アジェンダ実現Project ~毎日が楽しくなるツール活用術」の活動についてご紹介いただきました。メンバーズ・コミュニティとは、アカデミーヒルズ ライブラリーのメンバーが共通のテーマのもと意見交換や勉強会を行う、メンバー主体のサークル活動で、「アジェンダ実現Project ~毎日が楽しくなるツール活用術」では、逸見さんが中心となって昨年7月から活動していて、毎回、常連のメンバーと初めての方がまじりあって参加して、それぞれのお気に入りツールの紹介や新しい使い方の提案などをしているそうです。次回は1月29日(日)15:00~17:00に六本木ライブラリーのグレートブックスライブラリーで開催予定。基本的にはメンバー向けの活動になっておりますので、手帳好き、文房具好きのメンバーの方は是非、1度参加されてみてはいかがでしょうか?
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