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アカデミーヒルズセミナー 塾生レポート『アジアのITビジネスの驚異〜IRIの国際戦略とその展望〜』2006年11月30日

今回のレポーター

大谷 加奈さん
イノベーション・エッジコース塾生/ 有限会社Office Otani 代表取締役

レポーター写真

セミナー風景 11月30日に開かれた、株式会社インターネット総合研究所代表取締役所長・藤原洋博士の講演会は、翻訳事業を営み、アジアを初めとする世界各国・各地域とのつながりを日々体感している私にとって、非常に心待ちにしていたセミナーの一つでした。直前にSBIホールディングス様との経営統合が決定するというホットなニュースがあったことと、所長ご自身が数理科学をご専門とする博士であることもあって、実際のセミナー内容は統合の詳細と技術面の説明が大半を占めることとなりました。表題から私が当初予想していたアジアのITビジネスについてのお話は意外に少なく、少々残念な想いがしたのも正直なところでしたが、梅田望夫氏をはじめとする専門家が昨今仰るようないわゆる「web2.0」以降の「アチラ側」で起こりつつある世界的な流れを、主に金融分野に求めて紐解いてくださったことで、今後の経済活動における方向性の一端を垣間見たような気がします。

セミナー風景 非常に優秀な技術者がアジア各国で生まれていること、しかもそれが教育によって支えられていることを当セミナーで改めて教えていただいたので、国際分業というアウトソースの有益かつ効果的なあり方を再考しました。また、「これからのインターネットはネットワークそのものが実体経済へと進化する=The Network is The Economy!」と藤原所長が仰っていたことで、「経済的に密なつながりのある地域は互いに対して戦争をしかけない」という「フラット化する世界(『The World is Flat』)」の著者トーマス・フリードマン氏の含蓄ある言葉を思い出しながら、政治を超えたインターネットの無限に広がる可能性についても再認識するに至りました。

セミナー風景 冒頭にて国際会議への日本人技術者の出席者数や論文数が少ない点が藤原博士によって指摘されていましたが、「言わぬが華」の文化を美徳としてきた多くの日本人にとって、「フラット化」する世界において言葉で自身を表現すること、しかも実質的な世界共通言語である「英語」を用いてのアウトプットはなかなか骨の折れる作業かもしれません。しかしながら、高度な専門性という「共通項」を有する優秀な技術者の方々には、言葉の壁に臆することなく「人間力」という暗黙知のソフトパワーによる国益をも捉えた積極的なアウトプットを願うのと同時に、「面白くてイケてて(cool)」、優れたたくさんの日本の人・モノ・情報を、フラット化する世界というGlobal Villageへ披瀝することをミッションと考えて法人化した私も今後はますます世界的なアウトプットを常に意識しながら自社を成長させていきたい、と強く想いました。

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