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北村富彦さん
アイデンティティ戦略プログラム構築コース塾生/
近鉄不動産株式会社 首都圏事業本部 首都圏事業部 宣伝担当

以前、ディー・エヌ・エーの南場社長の講演を聞いた友人から「とにかくカッコいい人だ」との評判を聞いており、今回のセミナーを非常に楽しみにしていました。
セミナーが始まり、まず自分を知ってもらうには自社について知ってほしいということで、35分ほどディー・エヌ・エーの事業の説明がありました。淡々と会社の成長を語る南場社長、ここまでの印象は腰が低く雰囲気の柔らかい人物でマッキンゼー、ハーバードMBA出身者という予想を大きく覆します。
そしてモデレーター米倉誠一郎塾長との対談。
ここで南場社長の現在に至るまでの人生のストーリー、カッコいいエピソードが続出しました。とくに先発のヤフーオークションに対し取った戦術エピソードは、ネット系のベンチャーでカッコいいというイメージとは真逆の地道なもので、社員みんなで真剣に取組む話には感動しました。
成功している会社には必ずある、良い人材との出会いのエピソードも非常におもしろかったが、その偶然を必然にするためのインターン制度の採用などはさすがだと感じました。会場からの最後の質問「なぜそんな良い人材との出会いあるのですか?」には、さらっと「運かな?」と回答された南場社長。
セミナー終了後の名刺交換の際、通常なら名刺交換する人が順番に前に進むのですが、なんと南場社長は自分のほうから前に進み、最初に立っていた位置から30mど前に進んでいたのです。誰に対してもポジティブな姿勢で…、これが南場社長そしてディー・エヌ・エーの魅力、強みであると認識しました。
起業エピソードから人事組織、事業内容とCSR(企業の社会的責任)、また将来起業を目指す学生へのメッセージにいたるまで、快活な語り口と率直なキャラクターでお話いただいた株式会社ディー・エヌ・エーの南場智子社長。コンサルティング出身にも関わらず、起業時には独学でシステムを学ぶほど勉強熱心で誠実な人柄、そして粘り強い胆力を武器にする南場社長に、パワーをもらった方は多いのではないでしょうか?セミナー終了後に、お話を伺いました。
| 本日のセミナーを終えてのご感想は? | |
| 米倉先生とのお話もそうですが、聴講者の皆さんからのご質問・ご意見の全てが今後の参考になる、大変貴重な時間でした。 |

今回のセミナーでは聴講席からの質問が途切れることなく、ときに答えに窮しながらも精一杯答えてくださった南場社長。セミナー後には南場社長の前に名刺交換の長い列ができ、会場内でも盛んに交流が行われていました。
| 社員が社長の1日に同行する制度があると伺いました。 今日のセミナーにも同行していらっしゃいますが、実際何をするのか、またその目的を教えていただけますか? |
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| (株)ディー・エヌ・エー独自のかばん持ち制度で、新入社員はその日は朝から夜まで社長と1日をともにします。我が社の新卒の新入社員は、全員将来の幹部候補です。今年は計14名の新入社員がいるのですが、その全員が1回ずつ持ちまわります。主にIRの時期に合わせていて、新入社員は外部からの視点に対する企業側のスタンスを直接感じるチャンスとなります。 |
本日の同行は、入社半年の営業企画グループの蓮尾翔子さん。新卒とは思えないしっかり者で、突然の壇上での紹介もきちんとこなしていました。この制度は社長のアイデアだそうですが、他にもディー・エヌ・エーにはインターン制度があるなど若手の育成にとても熱心です。 詳しくはホームページをご覧ください。
| 社長は今ハマっているもの(自社・他社製品どちらでも)がありますか? | |
| モバゲータウンの「おだんご小町(パズルゲーム)」にハマっています! 今朝も朝4時に目が覚めてしまって、ずっとやっていました。楽しいですよ。 |

米倉塾長は「テトリス」がお好きだそうです。それがなかったら、あと5冊は本が書けたとか…!?
| 最後に経営者としての、南場社長の座右の銘は何ですか? | |
| なるべく楽しむことと、自然体でいること。 |
セミナーを聞いていた誰もが感じたことでしょう。どんな窮地に追い込まれても屈せずに楽しんでしまう姿勢こそが、企業の成長の最大の理由だと思いました。南場社長が仕事を楽しんでいる限り、これからも(株)ディー・エヌ・エーは成長を続けていくでしょう。次はどんな製品やサービスが登場するのか、ますますの発展が楽しみです。今後のご活躍とご健闘をお祈りいたします。

株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA) 代表取締役社長。1986年4月 マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパンに入社。88年 マッキンゼーを退職しハーバード大学へ。90年にはハーバード大学にてMBAを取得し、その後マッキンゼーに復職。96年 歴代日本人女性で3人目のマッキンゼーパートナー(役員)に就任。99年に株式会社ディー・エヌ・エー(以下:DeNA)を設立後、同年 マッキンゼーを退職し、DeNA代表取締役に就任(現任)。2003年 内閣IT戦略本部員に就任し、2004年には規制改革・民間開放推進会議委員に就任(現任)。

南場社長には底力、「胆力」がある。起業のときも、まず自分がシステムの勉強をしたという。そして会社を興したら、その後は数字に徹底的にこだわる。一方サービスは「顧客の喜びが幸せ」といった人間的な感情を合わせ持っている、それが南場社長。聴講からの質問にも出ていたが、これからは企業の社会的責任が非常に大きく問われるようになる。ベンチャーだということもそうだし、特にゲームというコンテンツの面で、外からの厳しい目に対する多少の理論武装は必要だ。
日本ではベンチャーであればあるほど社会の風当たりは厳しいし、それが今後なくなることは恐らくないだろう。ただ常に厳しい目にさらされるということは、それだけ企業は頑張らなければならない点は良い事だし、やはり今後、企業のコンテンツを守るための理論武装が必須になってくるのは間違いない。