日本元気塾

日本元気塾 プレ座談会

更新日 : 2009年03月23日 (月)

第9章 「ニッポンの藤巻百貨店」なるか?

プロデューサーって、要は「目利き」 (藤巻幸夫)

藤巻幸夫氏
藤巻幸夫氏
藤巻幸夫: これからは汗をかくことが大事だと思うし、ベタがいいと思うし、熱く語り合いたい。「何でもあり」の発想の時代になると思う。間違いなく流れが変わってきています。


米倉誠一郎: やりたいことをやってください。「心に火をつける、日本を変える」という目的は共有しましょう。「世界を見ろ、長いものに巻かれるな」というスタンスは、常にメッセージとして発信したいですね。事実、本当に成功した人はみんな自分のスタンスを持っている。時代に迎合して成功した人は少ない。


髙島郁夫: 同感です。個人的には「藤巻百貨店」をつくってもらいたい。


藤巻幸夫: 一緒にやりましょうよ、1~2階は全部日本のものという百貨店。


髙島郁夫: 日本で一番のお好み食堂をつくるとか、ね。


藤巻幸夫: そういうプロデュースをしたい。


上窪政久: 表参道の表通りはみんな海外ブランド。それで、僕らは裏通りに日本中のカッコいいものを集めようと提案しています。


米倉誠一郎: いいですね。表参道がシャンゼリゼの真似しても外国人は魅力を感じない。ヨウジヤマモトやコムデギャルソン、イッセイミヤケとかを並べなくちゃ。


藤巻幸夫: もう欧米の真似している時代ではないですよ、日本が自ら最先端を創り出して発信しなけりゃいけない。髙島さんも日本の産地と組むでしょう?


髙島郁夫: ええ。日本のものはいいです。


藤巻幸夫: いい技術や商品はあるのに、売り方がクリエイティブではないんです。


米倉誠一郎: これからは欧米よりアジアの購買力が強いんだから、海外ブランドではなく、日本ブランドをもっと売り込め、と。


髙島郁夫: 百貨店で一番好きなのは、香港のレーンクロフォード。ブランドを支配しているから面白い。日本には50代の男が買うところがない。


米倉誠一郎: やっぱりそうなるとベタな藤巻百貨店かな(笑)。


藤巻幸夫: 20何年もこの世界にいますから、インフラはあるんですが、金がない(笑)。プロデューサーって、要は「目利き」。僕も、誰に何をつくらせれば最高のものができるってことはわかります。それらを持ち寄って百貨店をやれたら面白い。


米倉誠一郎: そういう感覚は大切だね。ピエール・カルダンに便所のスリッパをつくらせちゃだめだよな(笑)。やっぱり、藤巻百貨店をつくってよ。

- 第10章へ続く -
(文・太田三津子/撮影・御厨慎一郎)

ピープル

米倉誠一郎
米倉誠一郎

日本元気塾塾長/法政大学イノベーション・マネジメント研究科教授/
一橋大学イノベーション研究センター名誉教授


髙島郁夫
髙島郁夫

株式会社バルス 代表取締役 社長執行役員


藤巻幸大
藤巻幸大

参議院議員 / 株式会社 シカタ エグゼクティブプロデューサー/ 株式会社 テトラスター 代表取締役社長 /
株式会社 ビーバイイー 社外取締役 / 株式会社 トランジットジェネラルオフィス 特別顧問


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藤巻幸夫
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