日本元気塾

日本元気塾 プレ座談会

更新日 : 2009年03月18日 (水)

第8章 来れ、地方自治体の職員諸君

「人ごと」じゃなく、「自分ごと」になれる瞬間をつくりたい (髙島郁夫)

髙島郁夫氏
髙島郁夫氏
米倉誠一郎: 地方も元気にしたいですね。地方自治体の職員も参加できるように奨学金があるといいなあ。


髙島郁夫: 「ふるさと納税」をしたんですが、その税金で日本元気塾に職員を派遣してもらえないかな。


米倉誠一郎: それは面白いね。ふるさと納税の一部を、自治体の職員や地方で頑張っている企業の奨学金に充ててもらう。そして日本元気塾に来て刺激を受けてもらう。ポジティブな話題をどんどんつくって発信しましょう。


髙島郁夫: ふるさと納税を提唱したのは福井県知事だから、価値を上げる使い道をしないとね。利用目的も書くことができるんですよ、こういうふうに使ってほしい、と。


藤巻幸夫: 宿泊はホテルとタイアップできるかもしれない。


髙島郁夫: この塾では、地方の問題も「人ごと」じゃなく、「自分ごと」になれる瞬間をつくりたいですね。


藤巻幸夫: 「自分ごと」っていい言葉ですね。今は「人ごと」が多すぎる。


米倉誠一郎: 熱くなれないのも、だからかな。


藤巻幸夫: いろいろな人にボールを投げて、日本の縦社会に横糸を張りましょう。


米倉誠一郎: そうだね。「成功とは学問にお返しをすることだ」と言って実践している人がいる。彼も呼びたい。
米国の企業家もそうです。カーネギーホール、ロックフェラーホール、すべて寄付。出身校にお返しをすることが成功の証。「儲けたお金を人に還元することが成功なんだ」という意識を日本にも広げたいなあ。


藤巻幸夫: 要は、社会に何を残すか、ですよね。


米倉誠一郎: ロザンナ・ハガティさんという女性は、ニューヨークでホームレスのコンドミニアムをつくっています。ニューヨーク市はホームレス対策に年間約40,000ドルを使っていた。彼女は「その三分の一のお金で100倍の効果を上げる」というビジネスモデルをつくった。日本は役所も大学も無駄だらけ。電球とか、電池とか、PCとか、たぶん定価で買っている。ここに自治体の職員が来れば、そうしたことに気づく。気づいた人が増えれば変わります。


藤巻幸夫: 地方も今が変わるチャンス。彼らは情報を欲しがっています。いい情報や人とつながれば、自治体の広報誌だってずっと安く魅力的なものができるはず。Francfrancのマーケティングを生で聞かせたいな。

- 第9章へ続く -
(文・太田三津子/撮影・御厨慎一郎)

ピープル

米倉誠一郎
米倉誠一郎

日本元気塾塾長/法政大学イノベーション・マネジメント研究科教授/
一橋大学イノベーション研究センター名誉教授


髙島郁夫
髙島郁夫

株式会社バルス 代表取締役 社長執行役員


藤巻幸大
藤巻幸大

参議院議員 / 株式会社 シカタ エグゼクティブプロデューサー/ 株式会社 テトラスター 代表取締役社長 /
株式会社 ビーバイイー 社外取締役 / 株式会社 トランジットジェネラルオフィス 特別顧問


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米倉誠一郎
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髙島郁夫
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藤巻幸夫
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