日本元気塾

米倉塾の活動報告III

日本元気塾
更新日 : 2012年11月26日 (月)

第7回 圧倒的な存在感を目指す理由(ゲスト:安部修仁氏)

講義概要

■開催日時 
2012年10月29日(月) 19時~21時

■概要
企業研究3 「株式会社吉野家ホールディングス」
ゲスト講師:安部修仁氏(株式会社吉野家ホールディングス 代表取締役会長)
・塾生(4チーム)プレゼンテーション
・安部氏講評、講話
・クラスディスカッション

「うちのブランドイメージは、クオリティ。どうしても、我慢してでも、この信条は大事にしていく」 力強い言葉が並ぶ。ブレない吉野家、ここにあり。

講義の感想レポート 

塾生による講義を終えての“熱い感想”を、毎回ご紹介していきます。 
今回は、矢野さん、藤野さん、柳瀬さんのレポートです。

矢野さん
今回第7回の講義では、吉野家ホールディングスの安部氏をお迎えした。
各チームは、国内ターゲット層の拡大、新規商品開発、社員アルバイトの育成強化、海外展開の強化、等異なる視点でプレゼンを行なった。
安部さんの言葉で一番印象的だったのが、「見たくないものは見えない」「聞きたくないことは聞こえない」。だからその点を注意している、と言われていた点。また、正しい変化をしていくためには、敵の長所と比較することが大切だ、ともおっしゃっていた。自分の感性や価値観を知らず知らずのうちに絶対視して、気づかないうちに視野が狭くなってしまう危険性を改めて教えられた気がした。
人間いくつになっても慢心せずに、自分だけの思い込みに陥らないためにも、異なる背景を持った人々と交流し、自分と違う視点をビジネスでも、それ以外ででも常に持ち続けていきたい、とも感じた。ありがとうございました。

藤野さん
いよいよ、プレゼン当日になりました。グループの皆が声をかけあうところから、スタートしました。討議は?資料は?他のグループの出来は?いい緊張感で始まったように思います。
今回が、企業研究3回目で、どのチームもさすがと思わせるなプレゼンだったように感じました。他者からの学びも大きかった回となりました。
安部さんも徐々に熱が入ってこられ、最後は本気モードのトークを聞くことができ、塾生にとっては収穫でした。われわれの真剣な提案に熱くお応え頂いているような、そんな印象でした。
人を駆り立てるもの=Inspireさせるものは情熱(Passion)であり、人を動かすことから(自らの発信も含めて)、何か起こる(新たなイノベーション)はず……。思考レベルではなんとなく理解できているものの、行動レベルまで落とし込めていない、自分自身の振り返りにもなりました。ありがとうございました。

柳瀬さん
今回、信念の強い人が変わろうと思ったときは、本当に変わる可能性を感じるものだな、と思いました。業績転落に対して、それまで行なわなかった「他者受容」を選択、実践している姿に、本当に吉野家は変わるかもしれない、と感じました。
言葉で印象的だったのは、「人は自分の短所にふたをして、他人の短所を突っつきがち」。「本当にそうだな」と感じ、思わず会社のメンバーにも語ってしまいました。「自分の短所を直し、他社の長所を素直にみる」は教訓にしようと思います。
また、経営で大事にしているポイントは、「価値づくり」「(意欲を出してもらうための)環境づくり」「(実行するための)構造づくり」と受け取りました。「プラン実行のための仕組みを整えること」を大事にしているところが「吉野家の強さ」のベースだと思いました。また、儲かるための仕掛けである「コンテンツ」を編み出し「実行」することが一番「価値」あるものを得られるのだろうと思いました。
「そもそも論を永遠に議論して進まない、決まらない」などの話は「ある、あるー」と苦笑いでしたが、「失敗しても、まずやってみよう」という考え方は間違っていないかな、と自信をもらいました。これからも実行します。
グループワーク提案は、調査不足は否めなかったですが、コンテンツまで考えたからこその意見をいただけたかな、と思っています。また、立体で考えたことが通じたのは、単純にうれしかったです。
ワーク中のメンバーからの意見もとても参考になりました。視点をいろいろ教えてもらえたことは「価値あること」でした。他のグループの提案もコンテンツまで落としきっていて、わかりやすく、アイディアがあふれていて楽しかったです!みなさん、良い時間をありがとうございました!

講師コメント

今回の講義を通じて、米倉先生はどのように感じたのでしょうか?


吉野家ホールディングスの会長、安部修仁さんを迎えた経営者セッションでしたが、塾生の創造性に富んだプレゼンが結構良かったです。
女子高生にターゲットを絞ったチームでは実演があったり、中国におけるカフェ的な展開提案もなかなか面白かったです。
しかし、経営分析となるとまだまだ弱く、吉野家が本質的に抱える問題点に踏み込んだ経営分析手法も見てみたかったです。