日本元気塾

奥山塾の活動報告III

日本元気塾
更新日 : 2013年01月28日 (月)

第10回 結論を疑い、最後まで考えぬく

講義概要

■開催日時 
2012年12月20日(木) 19時~22時

■概要 
・卒塾課題 2名の決戦プレゼンにより代表決定
・奥山先生講義「石巻市 復興プロジェクト」
 KEN OKUYAMA DESIGN デザイナー 川瀬氏より、概要を説明いただく。
                                     KEN OKUYAMA DESIGNデザイナー川瀬氏(右)

講義の感想レポート 

塾生による講義を終えての“熱い感想”を、毎回ご紹介していきます。 
今回は、山中さん、秦さんのレポートです。

山中さん
奥山さんの仕事と趣味の話は大変興味深い。奥山さんのように好きなことを仕事にしている人がちょっと羨ましい。国民性とも関連するのか、イギリス人はアマチュアでもプロ級の趣味を持つ一方、アメリカ人は素人でもプロになる。卒塾課題においても、仕事としてやるのか、趣味として取り組むのか、各人各様。ただ、発表の多くにおいて明確に語られていなかった。
今回のセッションでは、日本の将来を担うリーダー層の育成の「私塾」を立ち上げたいという私のプレゼンテーションについて、多くのアドバイスを頂いた。フレームワーク(Framework)とプロトコール(protocol) の考え方はわかるけど、完全に消化できていない。全体としてなんとなくわかるし、みんなに響くところはあるのだろうが、英語的な考え方で全員が同じように 理解できているとは思えない。さらに、やろうとしている「私塾」が、松下政経塾や日本元気塾とどこが違うのか、きっと卒塾式では聞かれるだろう。誰が教えるのか、対象は誰なのか、そういったことを明確にしたほうがいい等々。
将来は過去の延長上にあることをあらためて認識する機会を与えられた1日であった。

秦さん
「大川小学校の風景は毎朝思い出してしまう。そして思い出す度に何とかしなくては、と思ってしまう。」これは現在、奥山先生が石巻市で行っている復興プロジェクトの説明の際に発した言葉だった。奥山先生の言葉は、その発言の根底に流れている知識がないと理解できないことがある。僕自身、大川小学校の件について詳しくは知らなかったため、奥山先生の思いを授業中に深く理解することができなかった。
この件について塾の後、塾生同士で議論をしたところ、自分とは違う視点の意見を聞くことができた。それによって深く知る上での取っ掛かりみたいなものを掴むことができた。
ここが奥山塾で身についた点で、まず議論をし、それから自分で調べ、また議論をする。この一連の作業を行うようになったことで、物事がより深く理解できるようになった。塾を通して議論の奥深さを教えてくれた奥山先生と、良い議論ができる塾生に出会えたことに感謝したいと思います。

講師コメント

今回の講義を通じて、奥山さんはどのように感じたのでしょうか?

KEN OKUYAMA DESIGNの「石巻市復興プロジェクト」の話をしました。沿岸部の復興まちづくりのため、現地ミーティング、みらいの公園づくりのワークショップなどにも参画しています。今回、私自身の卒塾課題として皆さんに伝えました。デザイナーとしてできることを、最後まで考えぬき、提案し、実現したいと思います。
皆さんの卒塾課題の発表について共通して思ったことは、結論が弱いということ。思考停止してそこで終わってはつまらない。「プレゼンの流れは面白いが、最後に出てきたプランは本当にそれでいいのか?」「そのやり方で、本当に問題は解決するのか?」。自分自身で疑ってかかり、考えぬいてほしいと思います。さあ、ここからがスタートです。