日本元気塾

米倉塾の活動報告

日本元気塾
更新日 : 2010年05月26日 (水)

第14回 2010.2.1(月)

2009年6月からスタートした米倉塾。6カ月を過ぎたターニング・ポイントの第14回のセッションはこれまでの活動の振り返り、また今後の活動に関するブレストが行われました。

講義レポート

米倉塾


【これまでの活動の振り返り】
チームプロジェクトの後、個別に塾生有志がイニシアティブで継続している「育て上げネット」チームと「ビッグイシュー」チームからは活動報告と今後の活動ビジョンの発表、また自分の人生を振り返り、高校生&大学生に授業するというある意味“チャレンジ”だった「Vision Quest」に関しては、塾生の授業に対する高校生&大学生からのコメントのフィードバック、そして年頭に実施された参加した有志塾生のバングラデシュへの訪問について、現地での活動報告がなされました。

「育て上げネット」チームからの発表
●第1回マナー研修実施
育て上げネット代表の工藤さんと協働し、米倉塾の有志11名が「育て上げネット」のスタッフに第1回目のマナー研修を行いました。この研修は「育て上げネット」で活動する職員の支援として、成長課題のひとつ“マネジメント人材の育成”に注目し、塾生が知恵と能力を持ち寄り、企画をしたの “企業人研修”プログラム。
研修を受けた参加者の皆さんからは「とてもよい研修でした。個人的にも「言語化」すること「伝えること」の難しさも実感しました。」「ハッとする言葉を頂きました。今の業務内容と照らし合わせ一番心に響いた言葉は 『教育・サービスはエンターテイメント』です。」「とても楽しい研修でした。次回が早く来ないか楽しみです。」などというコメントが寄せられました。次回は、5月末に開催する予定。
●定食屋「高松屋」実現へ向けて店舗を確保
またこの研修プログラムに加え、定食屋を立ち上げる構想も同時に進行中。これは定食屋というスタイルのジョブトレ施設を提供し売上金を得ることによって、これまでの公的資金支援を主とした「運営」から確固とした収入源からのキャッシュフローをもとにした「経営」への転換へつなげるファースト・ステップとして取り組まれているプロジェクトです。今後も育て上げネットと協力し、現在進行中の店舗改装、運営方法、の更なる検討を行い実現へ向けて進んでいく予定。

◎育て上げネットプロジェクトの活動報告の中で、米倉先生から「Service Grant」http://svgt.jp/ の紹介がありました。サンフランシスコで発足した各自の持つスキルをプロボノとして社会支援につなげるスキル・バンク組織を運営するNPOで、日本でも着実に活動を広げています。「Service Grant」に見られるよう、NPOは持続的&自走的(自分の手を離れても動く)ポイントまで成長させることが必要だ、との米倉先生からのコメントがありました。

「ビッグイシュー」チームからの発表
●「ビッグイシュー」販売体験企業トレーニング・プログラム作成中
米倉塾総出で取り組んだビッグイシュー販売体験「道端留学」は各参加者にとって非常に大きな学びの機会となりました。この体験をぜひビジネスとして生かせないか、と塾生有志が「道端留学」を新入社員研修やマネージャー研修などの企業研修プログラムとする企画を立案し実行に向けて準備を進めています。「道端留学は社会問題を構造的に認識し、自分事として捉えるきっかけを与える体験学習として効果的である」というプロジェクトメンバーの気付きをもとに、「システム思考で社会問題を捉え、学ぶこと」をフックとしてより企業が社員研修により受け入れやすい形でプログラム化を進行中。米倉先生や他塾生から企業研修としてだけではなく一般向けの講座などで「システム思考を学ぶ」と銘打ってシステム思考の講義と道端留学を組み合わせて提供してはどうか、などという様々なアイデアがあがりました。



「Vision Quest」の振り返り
第9セッションから取り組んだ「VISION QUEST自己探求の旅-なぜ私は仕事をするのか?」。一橋大学生&高校生への授業で寄せられたコメントを振り返りながら、このプロジェクトの意味深さを改めて感じ入りそれぞれ感極まるものがありました。
大学生からは「やりたいことが見つかっておらず不安だったが、やりたいことが見つかるのは突然できっかけはいつ来るかわからないという言葉に勇気づけられた」、また「問題提起に留まらず実際にこの社会を変えていくことが自分たちの世代が背負った使命なんだと気付いた」などのコメントが寄せられ、「教えに行った自分たちが反対に教えられているようだ」、「“なぜ仕事をするのか”考え抜いて授業をする中で考え抜いたと思ったけれど、改めて考えさせられた」など取り組んだ塾生にとって考えさせられるきっかけとなりました。
また、高校生からは「今回の授業を聞いて大人になってまだ迷っていいんだと思い安心した」、また「将来の仕事や夢はまだ決まっていないが群れの中で最初に水に飛び込む“ファーストペンギン”のような積極性を身につけたい」などのコメントが寄せられ、彼らの目線から見た塾生たちの姿勢に改めて考えさせられるものがありました。
「なぜ私は仕事をするのか?」というテーマを通じて自分の人生を振り返るこのプロジェクトは各塾生の今後の人生展開を考える上でとても貴重な体験になったと思います。

バングラデシュの報告
年明け間もない1月3日からバングラデシュに旅立ち11日間の活動を行った塾生(有志)から現地での活動報告が行われました。NEXT11の一角として今後の経済成長が期待されているバングラデシュですが、「水道をひねれば水が出てくる当たり前のことが改めてありがたいと思った」という参加メンバーのコメントのように現地の生活は厳しいものがあったようです。そんな中、参加メンバーたちは5日間農村に滞在し、現地の生活環境を改善するための提案を作成し、地域首長6名に提案。首長達からは「今100やることはあるが、これ以上はできないとあきらめるのではなく、これらの提案を101番目として実現に向けて取り組もう」などという前向きなコメントが数々上げられました。

ムハマド・ユヌス総裁とグラミン銀行で1時間半にわたるディスカッションを行うという幸運に恵まれた参加した塾生にとって、大変貴重な体験になりました。

感想 -講義を終えて-

レポートを担当した、田川さんの感想

それぞれの背中から学ぶカリキュラムの無いスクール、米倉塾は非常に内容の濃いセッションの連続であっという間に半年が過ぎてしまいました。この半年間、プロセスの中で自分と向き合い学ぶ中で得たものは本当にかけがえの無いものだと感じています。入塾できた自分のラッキーさに感謝すると同時に、後半も前半以上の内容の濃いセッションを体験できるよう積極的にクオリティーの高いインプットをしていこうと思っています。

講師コメント

今回の講義を通じて、どのように感じたのでしょうか?

今回のセッションでは、塾内で自発的に活動しているチームから活動報告をしてもらいました。ワーク(仕事・本業)とライフ(家庭・趣味)の間で、個人が力を発揮出来ることはないかを米倉塾では考えていますが、そこで重要になるのは“持続性”と“自走性”です。この二つを考え、今後も積極的な活動をして欲しいと思います。

定点観測

アンケート集計

※数値はオンラインの出席者アンケートより

日本元気塾では、講義後に出席者へのアンケートを実施しています。出席率、元気度を毎回集計し、報告いたします。

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