日本元気塾

米倉塾の活動報告

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更新日 : 2010年03月10日 (水)

第13回 2009.12.14(月)

講義レポート

11月から続いた授業づくりは、自分の過去を振り返った「私の履歴書」(自分史)を作成したのち、「私はなぜ仕事をするのか」をテーマとした学生(高校生、大学生、大学院生)への社会人派遣授業を行うという2部構成でした。

米倉塾
【画像】アカデミーヒルズでの授業には、一橋大学の学生さんたちが聴講に訪れてくれました。


今回はいよいよ本番!約50名の一橋大学の学生、大学院生をアカデミーヒルズに招き、3部屋に分かれて授業を実施。それぞれの部屋で米倉先生、チューターの清水先生(一橋大学専任講師)、宮地勘司氏(株式会社教育と探求社代表)にも聴講いただきました。

当日はアカデミーヒルズに学生を招いて実施しましたが、2009年12月上旬~中旬にかけて都内の2つの高等学校、一橋大学の米倉ゼミ、清水ゼミにも赴き、各塾生が渾身の授業を実施しました。


※授業内容は塾生自身のプライベートな内容となるため、掲載はいたしません。なお、アカデミーヒルズでの授業を担当した2名の感想を掲載いたします。
【画像左】文京学院女子高等学校での授業風景 【画像右】法政大学中学高等学校での授業風景


感想 -講義を終えて-

授業を担当した柴崎さん、蛭間さんの感想

(柴崎さん)
一橋大学の1~2年生、約50名への講義。自分の価値観と10年間のキャリアの振り返りは私にとっても、とても有意義なものでした。まだ経験したことがない人に「仕事」を説明するためには、シンプルに価値観をまとめるということが必要だったからです。この講義の事前準備は、私にとっても過去辿ってきた海図を整理し、人生の羅針盤が現在指す方向性を確認するようなことだったと思います。

講義の中では、ブランド・お金・働く場所といった「見える報酬」から「見えざる報酬」(価値観の変化や自己の成長)を感じられることが大切だという話をしました。ひとつ気がかりだったのは、経済環境からか学生からの「失敗したくない」とか「安定志向」の雰囲気が感じられたことです。仕事をするということは、鉄道のレールのように目的地に向けて一直線に辿り付けるわけではないと思います。日々変化する環境の中で、時には嵐に流されながら、時には目的地自体が変わることも経験しながら、それでも何かを求めて海に出るということの繰り返しなのではないでしょうか。参加いただいた学生の皆さんに感謝の言葉を送ると共に、今後の活躍を心より祈念しています。
また最後になりますが、事前準備における元気塾生の親身なアドバイスは内容だけでなく、プレゼン方法にも及びとても勉強になりました。今後の社内外でのプレゼンの際には、友の注意と一人一人の顔を思い出し行う予定です。  


(蛭間さん)
「私の履歴書」(自分史)作成は、自分のこれまでの人生を棚卸して見つめるための良い機会となった。忙しい日々に追われながら生活していると、つい忘れがちになる大事な存在を思い出すことができた。これまでの自分の人生は、愛すべき人達の大きな支えがあって存在したことを改めて実感した。加えて、人生の将来も深く考える機会となった。私は、死ぬまでにどんな事でも良いから、多くのエピソードを語れる人生を送りたいと思う。失敗や隠したい過去を、いま笑って話せるのは、その時その場面から逃げずに向き合ったからで、リスクを取りに行けば必ずリターン(短期でも中長期でも)があるものだと思う。人生を深く味わうことを目的とした場合の最大のリスクは、“何もしないこと”だと強く感じた。また、米倉塾の各メンバーの壮絶な人生(おそらく映画やドラマになるのではないでしょうか…)を知ることができて、まさにknow-whoの授業だった。
幅広い年齢層で構成される米倉塾生。幼少期の各人の写真がカラーか白黒かで盛り上がる場面があったが、きっと近い将来は写真が2D or 3Dで盛り上がる日が来るのかもしれないと個人的に思いました(笑)。
授業づくりでは、なぜ仕事をするのかを考える良い機会となった。大学1年生から博士課程50名ほどの学生達に伝える情報の選定に悩んだが、結局、棘のない公開情報よりも、私の実体験に基づく正直な感想の方が、はるかに盛り上がった(内容は割愛)。総じて、私が学生に伝えたかったのは次の3点、「手段の自己目的化に注意すること」、「空気を読むことは重要だが、それだけではダメ。主張せよ。」、「先頭に立つ勇気を持つこと」。人がやったことのないことをやるのが創造であり、そのためには豊かな想像力が必要で、現状の空気に流されていては、個人や組織や社会の活性化はあり得ない。むしろ、取り返しのつかない大失敗に繋がることを歴史が証明している。特にイノベーションを学ぶ学生には、そのような志を持って欲しかった。と偉そうに言っている私は社会人1年目なのですが、自分への期待を自分で裏切らないように努力します。

講師コメント

今回の講義を通じて、どのように感じたのでしょうか?

高校生、大学生の心に響いたのは「人生に無駄なことなどない」「繰り返してしまった転職の話」「働くって結構楽しい」といった塾生のリアルな言葉でした。

学生は、親や教師以外の大人の話を聞く機会がほとんどなく、就職活動の時に耳にする“仕事の話”にはリアルが足りない。子どもが本当に知りたいことは、綺麗事でない本当のこと。大人だって迷ったり失敗したりする、でもその中にキラキラ輝く楽しさもあるのです。それが、塾生の勇気ある授業を通して、少しでも伝えることができてよかったと思います。非常に有意義なセッションでした。

ご協力いただいた学校関係者の方々、学生のみなさん、本当にありがとうございました。

定点観測

アンケート集計

※数値はオンラインの出席者アンケートより

日本元気塾では、講義後に出席者へのアンケートを実施しています。出席率、元気度を毎回集計し、報告いたします。

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