日本元気塾

米倉塾の活動報告

日本元気塾
更新日 : 2010年01月20日 (水)

第9回 2009.11.2(月)

講義レポート

今回のセッションより、新テーマ「社会人のための派遣授業」への取り組みが始まりました。第1弾として「VISION QUEST~自己探求の旅」がスタートしました。

米倉塾
教育と探求社の宮地氏(画像右)

ヴィジョン・クエスト(Vision Quest)とは、ネイティブ・アメリカンの人々が古(いにしえ)より行っているCeremony(儀式)のひとつで、人が成人になる時や、コミュニティの中で何か問題が起こった時に行う通過儀礼です。

“ヴィジョン”を求める人は、ただ独りで数日間旅に出て、大自然の中、孤独感や恐怖と闘いながら、本来の自分を見つめなおすことで、新たなヴィジョンや深い智慧を得るといいます。荒野の中、独り、完全な静寂や完全な闇を体験することで、感性が研ぎ澄まされ、とてもパワフルな状態になり、新たなる自分を発見する。そのような自己探求の旅を元気塾の塾生にも体験してもらうことになりました。

今回の「ヴィジョンクエスト」は、実際に荒野に赴くのではなく、都会の真ん中、ここ六本木ヒルズで、同じ元気塾の仲間達と一緒に、遠い昔、幼い頃の自分から振り返って行きます。

事前課題として、日本経済新聞に掲載されている連載記事「私の履歴書」の熟読と簡単なまとめを行いました。「私の履歴書」に登場しているのは、安藤 百福氏(日清食品創業者)、松前 重義氏(元衆議院議員、東海大学創立者)、小倉 昌男氏(ヤマト運輸元社長)、本田 宗一郎(本田技研工業創業者)、水木 しげる氏(漫画家)、佐藤 愛子氏(作家)、村上 信夫氏(帝国ホテル元料理長)、大賀 典雄(ソニー相談役)、田辺 聖子氏(作家)、森 英恵氏 (ファッションデザイナー)といった方々です。

セッションを、株式会社 教育と探求社の宮地氏が講師を担当され、まずは新しいグループによるグループ名やリーダー決めなどを実施しました。グループ名は次の通りで、個性に溢れた思い思いのユニークな名前がつけられました。

チーム名 

グループ1  世界のヤマちゃん
グループ2  いのっち
グループ3  チーム前のめり
グループ4  闇鍋
グループ5  アンコール

その後はグループ毎に自分が読んだ『私の履歴書』の感想についてのディスカッション、各個人が持参した写真を基に自分自身について振り返る作業、今の仕事についての詳しい内容や自分の働き方について話し合いを行いました。

最後に次回の課題である「自分史」の作成法について、宮地さんから説明をうけました。次回のセッションでは、各塾生の自分史を映像や音楽を伴って発表する予定です。

感想 -講義を終えて-

レポート担当者、石毛さん、張さんの所感

(石毛)
まず、今回のセッションに先立ち読んだ『私の履歴書』は、東海大学の創立者である松前重義氏。非常に強気の人生を歩いた方であると感じました。ただ、その中に、何か自分との共通点があるように思えてなりませんでした。常に前を向き、壁にぶつかっては、自分の意思を貫く。そうありたいと思う自分に重なることが多々あるように感じました。

また、今回のセッションでは、自分自身のことについて振り返りを実施しましたが、いざ振り返りをおこなってみると、いつもなら考えもつかない(考えていない?)ようなことが、溢れる様に蘇えってきて、自分自身も驚くことが多くありました。次回セッションに向けて、自分史の作成は1テーマのみですが、基本に返ってみることの大切さを強く感じることができました。何かの機会に今までの自分の振り返りを作ってみようと思っています。


(張)
後ろを振り返ることなく、前だけをみてひた走った時間が長かったことに改めて気づきました。前進することは大切だけど、今この瞬間もいずれ過去となる。それを振り返らないことには、より良い未来を生み出せないのかもしれません。私が読んだ『私の履歴書』は帝国ホテルの総料理長を経て料理顧問として長く活躍された村上信夫さんでした。以前から料理人の友人(と言ってもだいぶ年上の方ですが)に話は聴いていたのですが、改めて読むと彼の推進力と肯定的な精神がとても印象的でした。村上さんはいつも過去にかかわりのあった人々のことを思い、感謝し、今に生かす工夫をしてきたと感じます。

過去を振り返るということは、あの時にこうすれば良かったと言う後悔ではなく、「あーこんなこともあったな」「あの時は楽しかったね」「それは悲しかった」と言った記憶の再生を通して、自分自身を人間的に成長させてくれるのでしょう。今回、元気塾の皆さんの自分史をお聴きし、人それぞれにドラマがあり、歴史があることを強く思います。どれも壮絶で2つとして同じものはない。それを思うと人間って何て偉大だろうと思います。今まで短い歳月だったが、多くの人と関わりを持ち、助けてもらいました。1人1人を思い出すことはできませんが、皆さんに感謝の気持ちを忘れず、これからも生きていきたいと思います。あ、それからもう1つ。これからはきちんとアルバムを整理しようと思っています。またいつ使うかは判りませんが、時々古いアルバムを見返して新鮮な刺激を受けようと思います。

講師コメント

今回の講義を通じて、どのように感じたのでしょうか?

人に歴史あり。過去を振り返ると、自分にはこんなところがあるのだと、改めて気づくことがあります。みなさんも、今日は感じるところが多々あったと思います。

でも、まだ殻をやぶりきれていない人がいる。本当のことを、正直に振り返るのは怖いことかもしれません。でも、そこにこそ真実がある。すべてをみんなの前で発表をしなくてもいいのですが、自らは恐れず目をむけることが重要です。これから「自分史」を執筆するときも、あまりきれいに作りこまないほうがいい。

ある時、自分の人生のなかでここが肝だと思った瞬間を想いのままに書いてみてください。

定点観測

アンケート集計

※数値はオンラインの出席者アンケートより

日本元気塾では、講義後に出席者へのアンケートを実施しています。出席率、元気度を毎回集計し、報告いたします。

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