日本元気塾

髙島塾の活動報告

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更新日 : 2009年11月25日 (水)

第5回 2009.10.8(木)

講義レポート

第4回でチーム毎に発表を行ったプレゼン(テーマ:こんなことがあったら人が喜ぶサービス)。髙島さんからの講評を交えた講義となりました。

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最初に総評があり、全体的にビジネスプランとしてリアリティが欠けており、レベルが低いとのご一喝。データや数字・売上などの緻密さが必要。そして、プランだけでなく、プランを遂行する力があるから成功する。「会社を辞めて何が何でもやってやる!」というくらいの熱意が必要だと、我々の甘さを窘められました。


各プレゼンに対して、髙島さんからのコメント

・ 土曜元気塾(Eチーム)
こういうものは世の中にたくさんあっていい。NPOなどで出来ないか試案するのもいいのではないか。

・ 1hプロジェクト(Bチーム)
すがすがしい気分の朝のビジネスだが、雨の日はどうするのか。起こりうる色んなシチュエーションを考えること。また、事業を行う際に言える事だが、雨の日や悪天の日に立地を見ることが大事である。

・ Healthy Square /OTONA HOKENSHITSU(Dチーム)
予防医学という視点はいいが、何で稼ぐのか、どうやって収益をあげるのか?物販なのか、コンサル的なことなのか?このような事業がなぜ、然程現在あまり進展していないのか、規制がないか等、より突っ込んだ検討が必要。

・ MAGASHARE(マガシェア) Cチーム
アイデアは斬新性がある。しかし、先行して事業を行うところがありそう。また、既存の本屋さんをどう守るか、懸念されるところである。

・ 利休倶楽部(Aチーム)
投票結果1位を獲得したものの、とにかく“金がかかる”とリアリティが欠けている点を指摘。 日本人に対する“和”は中途半端だと見透かされる。建物にしても茶碗にしても、とにかく金がかかる。 そうは言うものの、実際にこの事業を行ったらどのくらいのものになるか、先生がシミュレーションを立てて見せて下さる。
その試算によると、55ヶ月目で配当が出る計算。営業利益のマイナスは21ヶ月目まで続き、コストが8億円必要という、とある企業が行う一事業的規模の目論みとなった。


プレゼン総評~事業プランの基本は緻密さ

緻密さが大事とのことで、事業プランの基本として最低以下の7つの項目をおさえないと信憑性が希薄になってしまうとのことでした。
(1) 事業内容
(2) 背景、将来性
(3) 投資計画
(4) 収益計画
(5) 運営コスト
(6) 財務諸表B/S、P/L
(7) 資金調達のCash Flow

熱い想いと情熱
Cash Flowは大変大事だが、プランを遂行していく熱意はもっと大事。
Managementは上手くいかないのが世の常であり、人に喜んでもらおうとする社員の思いを一致させることがとても大切である。
その一例として、株式会社絶好調という変わった名前の飲食業の、熱い想いと情熱を持った会社を取り上げて紹介がありました。

リーダーシップ
 髙島先生自身の営業マン時代は“ついて来ないヤツは辞めろ”スタイルだったそう。その時は会社を辞めていく人が多かった。しかし、最初から会社を辞めようと思って入ってくる人はいないのでは?と思い、“項羽と劉邦”、“八甲田山死の彷徨”などを読むと、“支えられるリーダーが残る”ことに気づき方向転換をした。現在は、方向性を出し、あとはみんながやってくれたら良いというスタイルに変わった。また、そのイメージを、落ちこぼれていく羊を群れの中へ入れていくシープドックのイメージだとおっしゃっていました。

日本人同士での和
日本人に対する和はなまじっかなかじりでやってはいけない。和のものは、そのデザイン一つ一つに意味がある。作り方や技法などもとにかく、深い。 J-PERIOD(ジェイピリオド)はFrancfrancとは展開が異なる。ウンチクや語るものを理解してから売るようにしている。とても興味深い話でした。

次回の課題
既存のチームのメンバーを再編成。次回は新チームにてプレゼンを行う。
【課題】日本航空再生プロジェクト

講義を終えての所感

講義レポートを担当した、Aチームの富田さんによる感想は…

私たちAチームが今回提案した“利休倶楽部”は、希望としては、試算のような和の空間が広がるテーマパーク的な場を目標としています。しかし、初期の立ち上げ段階は、既存の料亭や居酒屋、ホテル、神社仏閣などの空間を間借りして、事業を徐々に拡大していけないかと目論んでいます。

これは、リアリティに欠けると評されはしましたが、日本の文化の継承につながり、地域や町の活性につながり、一人一人の日本人としての自信につながり、中々、“日本を元気にする”ことになりうる可能性を秘めているのではないかと、密かに確信しています。

今回の課題は、採算を重視しないとのことで始まりました。私たちのチームでは、メンバーが好きなこと興味を持っていることを出し合い、その中で共通事項を探っていくような感覚でブレストを重ねてきました。よって最終的に、みんなの潜在的に持っている、共通の好奇心や喜びを感じる部分が形として表れたと思います。またそれが、“和”に行き着いたことは、とても大きな発見でした。

今回の課題を通して、和の奥深さを感じ、今まで感じていた和に対する認識とは違う、新たな視点を見つけることができました。

10月8日のこの講義は、台風が直撃した日の雑然とした中での開催となりました。 開始時刻になっても出席者は4~5人でしたが、それでも終わるまでには多くの人がたどり着き、今回も楽しく充実した塾となりました。

講師コメント

「人を喜ばせたい」とう想いは、ビジネスに必ず必要。儲けだけを追求する事業は、必ず衰退する。これは、これまでの講義でみんなの頭に叩き込まれてきたと思います。

そこで今回は、一体いくらかかって、何年で回収して利益が出るか?をざっと見積もることで、事業の規模感を感じてもらいたいと思いました。

さらに、どんなにいいアイデア、いい事業計画でも、実際に推進していくにはマネジメントの仕組みが必要です。やり方は人それぞれいろいろありますが、熱い想いを伝え、社員や関係者の想いをひとつにしていかなくてはならない。そのために、素直に自分の人柄を出すことも大事です。私も「バルスの社長」が言うからではなく、「髙島さん」だからやろうと思ってもらえるようになろうと常に思っています。今後、事業計画をたてる際には、誰かがやってくれる事業ではなく、“自分が”その事業を推進し、さらに継続するためにはどうするのか、ということにも目を向けてほしいと思います。

定点観測

アンケート集計

※数値はオンラインの出席者アンケートより

日本元気塾では、講義後に出席者へのアンケートを実施しています。出席率、元気度を毎回集計し、報告いたします。

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