日本元気塾

藤巻塾の活動報告

日本元気塾
更新日 : 2009年10月07日 (水)

第4回 2009.9.8(火)

講義レポート

今回の藤巻塾は、『言志四録』、『松陰の教え』の抜粋をもとにした講義が行われました。




■人間学・精神論について

あいさつができない人、人の気持ちはお金で買えると思っている経営者たちがいたりなど、精神がひ弱になり、それとともに社会も元気がない。
この現象にみられるように、倫理・道徳が守られていないのは、古典としての思想書が読み継がれなくなってきたのがひとつ原因ではないか、と藤巻さんは感じているとのこと。
伊勢丹時代の部下の方たちにもこの思想はしっかりと教え込んでいたそうで、例えば、以前、藤巻塾にも登場いただいたトランジットの中村貞裕さんなども、この思想をしっかり勉強して、今や立派な経営者になっています。
人間学・精神論教育は最近の教育では、軽んじられがちだが、藤巻塾でしっかりと学んで人間の本質、リーダーになるべき資質を身につけて欲しいとのこと。紹介した本を寝る前に少しずつ読むのもひとつの方法と具体的アドバイスをいただきました。


■散歩レポートについて

「まだまだ甘い」という評価は前回にもあったが、「(塾生の提出するレポートのレベルでは、正直言って)とても一緒に仕事をしたいと思わせるものではなかった」と厳しい意見をいただきました。レポートひとつでも、どうしても人間性が出てしまいます。“散歩”という一つのキーワードで、どこまで掘り下げるか。「モノの見方」について教えていただきました。
具体的にいうと、視点として、“衣・食・住・遊・健・美”の要素が足りない。“わくわく感”や“ビジュアル・説明内容”もすごく大事であるとのことです。衣料品なら、色柄、機能、価格、サイズ、素材、デザイン等を具体的に深く追求していくことがとても大事とのことです。もちろん「ブランド」でみてもいけません。

レポートに関しては、今回のアドバイスをもとに、次回までの期限で再提出が求められました。


■各グループの発表

ビジネスチーム、人を元気にするチーム、自分ブランドチームの各チームより5分程度で、それぞれ1ヶ月の活動報告があり、その後、他のグループから意見をだしました。藤巻さんを納得させる内容・レベルではなかったので今回は省略しますが、活発なディスカッションがないのも問題であり、「君たち、仲がいいようだけれども表面的だけじゃないか。もっと活発に意見交換をしましょう!」と注意を受けました。
また、「現時点でのグループ化は、早すぎる」、「どのグループに入ったら良いかわからない」などの意見がでました。グループを一旦解散し、もう一度この塾で何がしたいか、誰に会いたいか、藤巻さんにしてもらいたいことは何か、を各自で考えて欲しいとの意見がでて、第4回を終えました。

感想 -講義を終えて-

レポートを担当したのは、田辺さん

講義を終えて、あまりにも密度の濃い授業なので、しばらく“元気”というより重々しく感じてしまった。やはり、趣味でやるのとビジネスでそれをするのには、桁違いのレベルの高さが必要なことを痛感し、いい意味でのショックを感じました。

今回の授業で、『言志四録』は初めて知りました。内容を読み進めると「知っている」「聞いたことがある」ものもたくさんある。でも、“できている”となるとかなり少ない。具体的に自分の生活にあてはめて、実行します。

講師コメント

今回の講義を通じて、藤巻氏はどのように感じたのでしょうか?

人間学、精神論のテーマをもってきたのには理由がある。

まず、塾生みんなの性格や考え方などを知り、信頼関係を築いてから話したかったから。そして、藤巻塾に入った理由を、これを機会に振り返ってほしかったから。

日本は人間学教育が不足しているので、こういう学問の存在を知っているのといないとでは格段の差があると思う。これをきっかけにぜひ目を通してほしい。

セッションでは人間力を鍛えるヒントとなる講義をしてきたつもりだ。
次回からは藤巻型ブランドづくりを体感しながら、現場力、創造力を高めていくフェーズへと入りたい。

定点観測

アンケート集計

※数値はオンラインの出席者アンケートより

日本元気塾では、講義後に出席者へのアンケートを実施しています。出席率、元気度を毎回集計し、報告いたします。

参考図書

今回の藤巻塾にて紹介された図書です。

*書籍はアカデミーヒルズ施設内、日本元気塾のコーナーに展示してあります。是非ご覧ください。

現代語抄訳 言志四録

佐藤一斎,岬龍一郎【編訳】
PHP研究所

吉田松陰一日一言

吉田松陰
致知出版社

照心語録

安岡正篤
致知出版社

陰翳礼讃

谷崎潤一郎
中央公論新社

ムナ−リのことば

ブル−ノ・ムナ−リ,阿部雅世【訳】
平凡社

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