セミナー・イベント

デザインビジネス最前線
ベネッセの提案する新・教材にみる 学び×デザインの試み
~親子の心をつかむ一流の『質』とは~

"最前線"講座 建築・デザイン

日時

2008年05月22日 (木)  15:00~17:00
終了しています

内容

2007年7月に新しい幼児向け英語商品Worldwide Kids Englishの販売を開始したベネッセコーポレーション。
将来の活躍の場が世界に広がる子どもたちのために、ことばだけではなく、英語を話す態度や話す内容も育てることを目的とした新しいコンセプトの商品です。
幼い子どもたちは遊びのなかで学んでいきます。生活そのものが遊びであり、その遊びのなかで体験を振り返ったり、整理したりして、ことばを覚えていくのです。幼い人たちの学びは五感をフルに使った体験を通したものであってほしい。
また、視覚を刺激するもの、手に触れるものは質が高く厳選したものを与えたい、という願いを持ってこの商品はつくられました。

使いやすく、
美しいフォルム、
心地よい色、
触感を刺激するさまざまな素材
遊び心が一杯のモチーフなど。

幼い子ども達の発達を熟知したベネッセと美しい色や形を熟知したデザイナーたちとが共同して商品開発をしました。
新しいコンセプトと一流のデザイナーによる玩具、教材は、子どもはもちろん両親からの支持も受け人気を博しています。
本セミナーでは、ベネッセのプロジェクトリーダーである手林氏より商品開発の戦略、デザインへのこだわりなど細部にわたってお話し頂く予定です。

全体AD:水野 学(グッドデザインカンパニー)
玩具デザイン:アッシュコンセプト、デザインスタジオS

ディスカッションポイント
1. 英語教材において、デザインに着目したきっかけ
2. 開発や、市場導入にあたって苦労したこと
3. 従来あるいは競合との英語教材との違い
例えば、購入顧客層、子供の反応、教育効果などこの英語教材の今後の展開について
4. ベネッセの他事業でのデザインの可能性について

※ ゲストスピーカーによる一方通行のセミナーではなく、質疑の時間も設けたインタラクティブなスタイルの講座です。受講者は、講義における不明な点やご自身が抱えている課題などをゲストにお問合せいただき積極的にご発言ください。

受講をお勧めしたい方

・企業でマーケティング・商品開発に携わる方
・メーカーで新規事業・新規ブランドなどの立上げに携わる方
・マーケティングの知識を学びたいデザイナー

講師紹介

手林大輔

ゲスト講師
手林大輔 (てばやし・だいすけ)
株式会社ベネッセコーポレーション Worldwide Kids事業部
マーケティングセクション リーダー

1970年生まれ。
1993年入社。
2000年より幼児事業部に異動、「こどもちゃれんじ」のブランドとキャラクター「しまじろう」を使った、コンサートなど親子で楽しめる「場」でのサービス立ち上げを担当。

2006年より「幼児向けのグローバル教育」をコンセプトとした新しい教育ブランドである”Worldwide Kids”の立ち上げに携わり、第一弾商品である英語商品"Worldwide Kids English"を開発、2007年10月にリリース後、2008年3月より同商品の販売リーダーとして現在に至る。
幼児期の楽しく、将来につながる時間を一緒に創り出すブランドとして、Worldwide Kidsを定着させたいと、メンバーとあの手この手を考え、実行する毎日です。

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モデレーター
西川英彦 (にしかわ・ひでひこ)
法政大学 経営学部 教授

1962年兵庫県生まれ。1985年同志社大学工学部電子工学科卒業、同年株式会社ワールド入社。
2001年ムジ・ネット株式会社取締役。2004年神戸大学大学院経営学研究科 博士課程後期課程修了。博士(商学)。
2005年立命館大学経営学部准(助)教授、2008年同教授、2010年4月より現職。

専攻:マーケティング論、ユーザー・イノベーション論

主な著作:『1からの商品企画』(共編著、碩学舎)、『小売業の業態革新』(共著、中央経済社)、『ビジネス三國志』(共著、プレジデント社)、『1からの流通論』(共著、碩学舎)、『仮想経験のデザイン』(共著、有斐閣)

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講座趣旨

携帯電話、家電、自動車、住宅?マーケティング競争が激化する現在、多くの業界で「デザイン」が注目されています。
「デザイン」という着眼点は、ある意味、目につき易く単純に見えるかもしれません。だが、こうした「デザイン」が、ビジネスの成否における重要なカギの一つとなっているのです。製品の価格や性能での差別化が困難になっている今日の市場では、「デザイン」を起点として、顧客を捉えることは不可欠な動きとなっています。

これからは、「デザイン」によって新たな顧客価値を創出し、利益を上げる企業と、「デザイン」をうまく利用できずに利益を上げることができない企業の差がますます広がる可能性があります。

継続的な利益を生むためには、単なる「いいデザイン」を超えた仕組み=マーケティング戦略がなければなりません。まさにデザインを起点に創造する戦略、すなわちデザイン・ドリブンのマーケティング戦略の必要性です。

本講座では、多くの企業が抱えている「デザインがよければ売れるのか」、そして「どうしたらデザインを経営に活かすことができるのか」という問いに様々な形で答えた企業の方をゲストとしてお招きします。

流通、価格、PR、そしてビジネスモデルなどの視点から「デザイン」とマーケティングの要素を巧みに結びつけたプロセスや、そのマネジメントの工夫を聞き、参加者の皆さんとの議論を通じて、その成功の裏側にあるマーケティング戦略の特徴や課題を学びます。


開催実績

田中耕一郎 (株式会社Projector代表 /クリエイティブディレクター)
西川英彦 (法政大学 経営学部 教授)
開催日 :  2009/08/03 (月)

佐藤敏明 (モバイルターミナル事業本部 モバイルターミナル商品戦略本部
チーフクリエイティブディレクター)
西川英彦 (法政大学 経営学部 教授)
開催日 :  2008/10/10 (金)

小牟田啓博 (Kom&Co.代表取締役/デザインプロデューサー)
西川英彦 (法政大学 経営学部 教授)
開催日 :  2008/07/24 (木)

浜野貴晴 (プロモダクション デザインディレクター)
菅村大全 (プロモダクション マーケティングディレクター)
西川英彦 (法政大学 経営学部 教授)
開催日 :  2007/11/16 (金)

金井政明 (株式会社良品計画 代表取締役専務取締役)
西川英彦 (法政大学 経営学部 教授)
開催日 :  2007/06/28 (木)

吉川稔 (株式会社リステアホールディングス 取締役副社長)
西川英彦 (法政大学 経営学部 教授)
開催日 :  2007/05/24 (木)

鄭秀和 (有限会社インテンショナリーズ 代表取締役/株式会社リアルフリート クリエイティブディレクター)
西川英彦 (法政大学 経営学部 教授)
開催日 :  2007/03/22 (木)

小牟田啓博 (Kom&Co.代表取締役/デザインプロデューサー)
西川英彦 (法政大学 経営学部 教授)
開催日 :  2006/11/16 (木)

募集要項

日時 2008年05月22日 (木)  15:00~17:00
受講料 29,800円
定員 30名

※定員になり次第締め切らせていただきます

主催
  • アカデミーヒルズ
会場 アカデミーヒルズ49(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階)

※都合により40階に変更する場合、受講生には直接ご案内いたします。

関連情報



未来自分会議<キャリア×時間>
六本木アートカレッジ