セミナー・イベント

プレミアム戦略シリーズ
プレミアムブランドの先駆者ブルックスブラザーズ
〜ブランド確立、維持の秘訣を学ぶ〜

BIZセミナー マーケティング・PR

日時

2008年10月08日 (水)  19:00〜21:00
終了しています

内容

1818年に創業し、リンカーンやケネディなど歴代アメリカ大統領に愛され、ボタンダウンシャツ(ポロカラーシャツとブルックスブラザーズでは呼ばれている)を初めて世に出したことでも知られるブルックスブラザーズ。その歴史と変わらぬスタイルを通してアメリカ独自のスタイルを作り上げてきました。

同社のミッションステートメントは、
「最高の品質の商品だけを作り、取り扱うこと。適正な利益のみ含んだ価格で販売し、こうした価値を商品に求め、またその価値を理解できる顧客とのみ取引すること」
こうして築いた顧客との関係を元に長きに渡るプレミアムブランドとしての地位を高めてきました。

初の海外展開として日本に上陸したのが1979年、以降日本のビジネスパーソンからの確かな支持を得てきた同社は現在団塊世代の退職によるスーツ売上減の危機や、スーツ離れなどを迎えています。

価格を下げる、ブランドコミュニケーションを変えるなどということがしにくいプレミアムブランドは、一体どのようにして育成、管理しつつ利益を上げていくのでしょうか。

本セミナーではプレミアムブランドの先駆者としての経験に基づき顧客とのコミュニケーション、ブランディング、マーケティング等についてお話をしていただきます。

カリキュラム

・顧客とのコミュニケーション
・ブランドエデュケーション
・マーケティング

講師紹介

講師
田中洋 (たなか・ひろし)
中央大学大学院ビジネススクール 教授

中央大学ビジネススクール(大学院戦略経営研究科)教授。
1951年名古屋市生まれ。京都大学博士(経済学)。日本マーケティング学会会長(2019年3月末まで)。経営学・マーケティング論・ブランド論専攻。(株)電通でマーケティングディレクターとして21年間実務を経験。その後、法政大学経営学部教授、コロンビア大学客員研究員などを経て、2008年より現職。社会人のためのビジネススクールでマーケティングとブランドの教鞭を執る。ソウルドアウト株式会社(東証マザーズ上場)社外取締役。
著書『ブランド戦略論』(2017、有斐閣)にて、日本マーケティング学会「マーケティング本大賞2018」「大賞」、日本広告学会「2018年・日本広告学会賞」(4回目)、「中央大学学術研究奨励賞」(2回目)の3つを受賞。ほかに日本マーケティング学会ベストペーパー賞、白川忍賞などの受賞歴がある。
電通時代に、ネスレ、アメリカンエクスプレス、ユニリーバ、フィリップモリス、IBM、スミスクラインビーチャムなどのグローバル企業のマーケティング業務を担当した。大学に移って以降、以下の企業への社員研修・講演・戦略アドバイスを行っている。GE、マイクロソフト、トヨタ自動車、日産自動車、ホンダ、メルセデスベンツ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、資生堂、味の素、キリン、アサヒビール、日清食品、ソニー、日立製作所、パナソニック、ニコン、日本銀行、みずほフィナンシャルグループ, みずほ総合研究所, UFJ銀行, 住友銀行, 東京三菱銀行、野村證券, 野村総合研究所など。

【著書】『ブランド戦略論』(有斐閣、2017)、『ネットビジネス・ケースブック』(共著、2017)、『現代広告論』(共著、2017)『消費者行動論』(2015)、『マーケティングキーワードベスト50』(2014)、『ブランド戦略全書』(編著、2014)、『ブランド戦略・ケースブック』(編著、2012)、『マーケティング・リサーチ入門』(共著、2010)、『消費者行動論体系』(2008)、『企業を高めるブランド戦略』(2002)など、20冊の著作と80の論文がある。その著作のいくつかは中国語、韓国語に翻訳されている。


  https://www.facebook.com/hiroshi.tanaka1

すべて読む 閉じる

講座趣旨

時計、バッグ、ジュエリーなどラグジュアリーブランドとして差別化されたプロダクツ以外にもシャンプー、アイスクリーム、ビール等の一般消費財にも「プレミアム」をうたった商品が生まれ、ヒット商品となっています。

これらは、「プレミアム」という価値を訴求することで新しい顧客を開拓すること、利益率を安定化すること等に成功しています。本セミナーシリーズでは、いわゆるラグジュアリーブランドとは異なる一般消費財に生まれた「プレミアム」というカテゴリーについて事例を通して学びます。なぜ、今「プレミアム」なのか?「プレミアム商品」は企業に何をもたらすのか?そしてその成功の秘訣は?などについて実際の商品担当者とのディスカッションを通してマーケティング、ブランディング、経営戦略などの視点で考察を深めます。

企業で商品開発を担当されている方、マーケティング担当の方にお勧めのシリーズです。


田中先生より:
本セミナーを通じて、以下のことを理解できるようにしたいと思っています。

1.なぜ今、プレミアムブランドが必要なのか。
 プレミアムブランドを発売する意味。プレミアムブランドがなぜその企業に必要なのか。市場を取り巻く環境その他から、プレミアムブランドの必要性を理解する。
2.プレミアムブランドのマーケティングはどうあるべきか。
 プレミアムブランドはプレミアム価格をもち、それなりの管理と手間を必要とします。どのような考え方で、プレミアム市場を管理すればよいのか。セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニングの基本戦略のあり方はどうしたらよいのか。また価格・流通・商品戦略はどう通常のブランドと異なるのか。
3.プレミアムブランドのコミュニケーションはどうするのか。
 プレミアムブランドのコミュニケーションはどうあるべきか。マスメディア・インターネット・口コミ・OOH・プロモーション・インナーの各戦略のあり方は?クリエイティブはどうすればよいのか。プレミアムブランドの価値を維持し、さらに向上させるために何をすればよいのか。


開催実績

立山正之 (サッポロビール株式会社 マーケティング本部 ヱビスブランド戦略部長)
田中洋 (中央大学大学院ビジネススクール 教授 )
開催日 :  2008/11/11 (火)

野村由紀 (花王株式会社ビューティケア事業ユニット プレミアム・ヘアケア事業グループ

ヘアケアグループ シニアマーケター)
田中洋 (中央大学大学院ビジネススクール 教授 )
開催日 :  2008/10/15 (水)

募集要項

日時 2008年10月08日 (水)  19:00〜21:00
受講料 5,000円
定員 100名

※定員になり次第締め切らせていただきます

主催
  • アカデミーヒルズ
会場 アカデミーヒルズ49(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階)

※都合により40階に変更する場合、受講生には直接ご案内いたします。


石倉洋子のグローバル・ゼミ
六本木アートカレッジ
Friday Night
六本木アートカレッジ
66 BOOK CLUB